生成AIからの来訪企業の成約率は通常の4倍以上高い

生成AIからのBtoBサイト流入数は前年比の約3倍以上

2025年に入って生成AIからのBtoBサイトへの影響は急激に高まり、流入トラフィックボリュームに徐々に影響が出始めています。そのため現在多くのBtoB企業がサイト流入の変化を目の当たりにし、LLMOやGEOといった対策に注目しています。しかし、今のところ「入口」のサイト流入だけにフォーカスされすぎて、最も重要な流入後のパフォーマンスについては、ほとんどの企業が見落としています。そこで、TRENDEMONでは国内外のBtoBサイト数百社以上における統計調査を行い、生成AIからの流入パフォーマンスを明らかにしました。

生成AI経由の来訪がある企業の成約率は通常の4倍高い

今回の調査では、生成AI(Chat-GPT、Perplexity、Copilot、Geminiなど)経由でのサイト来訪企業の成約率が通常の4倍以上高いということが明らかになりました。

成約率だけではなくエンゲージメントも高い

そして、生成AIからの来訪企業は総じて、1社当たりの来訪者数も通常の6倍多く、PV・読了数においても10倍以上多い傾向にあることが明らかになりました。

TRENDEMONでは生成AIからの流入の可視化だけではなく、その後のエンゲージメント状況、例えば1社当たりの来訪者数、PV数、読了数などのエンゲージメント指数そしてCV(成約)パフォーマンスまでを一気通貫で可視化することが可能となっているため、生成AIによる流入の真価を明らかにすることが可能となりました。

なぜ成約率・エンゲージメントが高いのか?

では、なぜ生成AIからの流入企業は成約率・エンゲージメントともに通常よりも高くなるのでしょうか?

前提として、BtoBにおけるバイヤージャーニーは現在、購買者主導で行われ、担当者が自ら情報を収集し、比較検討を行います。生成AIのアクティブ率は2024年ごろまでは現在ほど高くなかったため、サイト上のコンテンツや、友人や知人からの口コミ、レビュー情報など様々なタッチポイントを自ら一定の時間をかけて収集し、比較検討し、自社にベストなソリューション・製品を見定める必要がありました。

しかし、生成AIのバージョン、精度が急激に進化する中で多くの企業が生成AIツールの社内導入を加速させた現在、購買プロセスも大きく変わろうとしています。これまで時間をかけて自ら情報を探しにいき、比較検討する必要があったプロセスが生成AIを活用することによって、「自社にあったおすすめの製品を教えて」という一文で購買プロセスを一気に短縮することが可能になっています。(※実際に直近にかけてTRENDEMONへのお問い合わせを頂く企業ご担当者様の中でも「生成AIにオススメされた」と答える方が急増しています。)

AI検索行動は究極のパーソナライゼーション

改めて、考えてみるとAI検索行動は究極のパーソナライゼーションといえます。AIとの一連の対話によって完全オーダーメイドのパーソナライズされた情報を購買担当者は手にすることができます。しかし、これは今後多くのBtoB企業が単なるLLMOやGEOなどの入口対策だけではなく、流入後の来訪企業に対して適切なパーソナライズアプローチがより一層求められることを意味します。その背景に国内の多くのBtoBサイトではパーソナライゼーションが実装されていないため、直近率が平均で70%以上といまだ高い水準にあります。

パーソナライゼーション対応できていますか?

BtoBサイトでは今後より一層、「パーソナライゼーション」に対応できている企業と対応できていない企業との間には大きな差が生まれてきます。現時点ではBtoBサイト全体の流入母数に占めるAIからの流入は約2%以下と極めて軽微といえます。しかしながら、すでに流入後のエンゲージメントだけではなく、成約パフォーマンスが圧倒的に高いということが明らかになった今、生成AIからの1UUの流入の価値はとてつもなく大きなものといえます。そして、その1UUを逃さないためにも早急なパーソナライゼーション対策が今まさに必要とされています。