突然ですが問題です。上図の5つのベンダーは購買担当者とのコンタクトを獲得した順番に並んでいます。1番最初に声がかかったベンダーから、5番目のベンダーの中でどのベンダーが最も最終的に契約を獲得する確率が高いでしょうか?
購買担当者がリサーチを重ねてようやく見つけた、最後にコンタクトを取った5番目の企業でしょうか?
アメリカの6sense社が行った直近の調査では、実は、購買担当者のなんと84%が最初にコンタクトを取ったベンダーと契約を決めているということが明らかになっています。
このことが示しているのは、購買担当者はベンダーにコンタクトを取る前のタイミングで既に、大方の情報収集を行っており、どのベンダーと契約すべきなのかを大方決めているということです。
Gartner社の調査によると、バイヤージャーニーの中で購買担当者がベンダーに割く時間はなんと全体の僅か17%しかなく、そのうち、営業担当者に限って言えば全体の5%未満になります。
今や、BtoBの企業担当者は顧客の購買担当者の購買プロセスをコントロールしようとすることは不可能になっていることを認識する必要があります。
購買担当者が必要な情報をいかに迅速かつ適切なタイミングで届けることができるかで勝敗が決まると言っても決して言い過ぎではない時代の中で、アメリカを中心としたBtoB企業では、積極的にAIなどの最新テクノロジーを活用することで、これまで可視化できなかった担当者の購買意思(インテント)データをいち早く検知するソリューションなどを導入し、大きな成果を上げています。
一方、国内では、MA(マーケティングオートメーション)の普及以降、ソリューションテクノロジーのアップデートが遅れており、現実として海外との差は日に日に大きく開いているとされています。
TRENDEMONでは、こうした現状に対して、今後も微力ながらも貢献できるよう、国内にはまだ上陸していない、最新ソリューション機能のリリースを今年も予定致しております。