【ABM最新事例】BtoBマーケティングの施策改善から売上貢献度の可視化へ 

株式会社エスプールブルードットグリーン 執行役員 セールス統括 榎本 貴仁 様 営業本部 マーケティング課 マネージャー 田中 将平 様 営業本部 マーケティング課  田島 圭 様 https://www.bluedotgreen.co.jp/ TRENDEMONをご活用頂いている企業のご担当者様に、実際のご利用方法やBtoBマーケティングの取り組みについてご紹介する、インタビュー企画。今回はカーボンニュートラルを目指す企業のパートナーとして、環境経営への取り組みをトータルでサポートする株式会社エスプールブルードットグリーン様にBtoBマーケティング・営業の取り組みについてお話をお伺い致しました。 <株式会社エスプールブルードットグリーン様の事業内容> 温室効果ガス排出量の算定や TCFD・TNFD 等のサステナビリティ関連情報開示、CDP質問書への回答支援、カーボン・クレジットの創出および活用など、幅広い支援を提供。 (TRENDEMON ):それでは、自己紹介を簡単にお願いします。 (榎本様):私自身は執行役員として営業からコンサルティング、人事総務まで幅広く管轄していますが、メイン業務としては現在マーケティング・インサイドセールス領域をみています。 (田中様):私はマーケティング課の中でマーケティングチームとインサイドセールスチームの両方を担当しています。 (田島様):同じく私もマーケティング課の中でWebサイト周りの施策立案、ウェビナーの企画運営を担当しています。 導入前に抱えていたマーケティング施策の課題 (TRENDEMON):TRENDEMONをご導入前のご状況について、まずはお伺いしてもよろしいでしょうか? (榎本様):以前から、弊社の案件の多くがテレアポや、お客様からのご紹介などが多くを占めておりました。一方でマーケティング施策としてリスティング広告など様々なインバウンド施策を実践し、SEO対策なども行いながら一定の流入は増やすことができたのですが、CVまでつなげることができずにいました。そのため、こうした課題を解決するための何か良いソリューションがないかと探していた時に、TRENDEMONの存在を知りました。 「匿名来訪」の可視化と「マーケ売上貢献」の見える化へ (TRENDEMON):TRENDEMONの導入を決めた理由はどのようなものでしょうか? (榎本様)導入を決めた理由のひとつとして、まず現状のマーケティング施策をより強化できる機能があることが大前提としてありました。TRENDEMONではこれまで可視化できなかった匿名状態での来訪企業を識別しながら、ターゲット企業に対して適切なコンテンツをオファーすることで有効リードの創出が期待できました。また、少し別の角度になるのですが、マーケティングチームのメンバーの「頑張り」を可視化したいという思いが長年自分の中にありました。ウェビナーなどは分かりやすく参加者の人数などで貢献度は目に見えた形で評価できていたのですが、それ以外のマーケ施策については実際にどのように売上に繋がったのか、マーケティングのメンバーが日に日に増えていく中で明確に分かりやすい形で社内関係者に伝えることができずにいました。そして、ご提案を受ける中でTRENDEMONのダッシュボードではSalesforceと連携させることで実際にマーケ施策によってどれだけの「売上金額」として明確に貢献できたのか、シンプルに可視化することができると分かり、まさに弊社が課題として抱えていた問題を解決できるソリューションであると確信し、導入を最終的に決定しました。 Salesforce連携によってマーケティング施策の売上貢献を可視化(※サンプルイメージ) Salesforce連携によってコンテンツごとの売上貢献を可視化(※サンプルイメージ) リード獲得前からマーケ施策の改善が可能に (TRENDEMON):実際にご導入されてから、現在までのお取り組み内容について少しお伺いしても宜しいでしょうか? (田島様):まずはTRENDEMONによって可視化されたアノニマスの来訪データを現状把握するところからスタートしています。これについては、想定した以上の来訪が可視化されており、当初自分が思っていた以上の解像度で分析することができていると思っています。リード獲得前の来訪のタイミングからマーケティングのPDCAを回すことができるのは、今後において競合他社に差をつける大きなアドバンテージとなってくると思っています。 ダッシュボード画面(※サンプルイメージ) 導入後、1ヶ月でリード件数が10倍に増加 (TRENDEMON):来訪属性の可視化以外に、施策面では具体的にどのような活用をされていますでしょうか? (田中様):サイト上での回遊性を上げる施策やCV導線を強化するパーソナライズオファー施策も取り組み始めたばかりではありますが、すでに導入後1ヶ月でリード件数が10倍近く増加しており、すでに商談件数にも大きく貢献してきています。ターゲット属性や競合などを除外した形で回遊コンテンツやCVコンテンツをレコメンドすることが簡単にできるので実際の効果面だけではなく、操作性においても非常に気に入っています。 CVパーソナライズオファー施策(※サンプルイメージ) MAフォーム一体型のパーソナライズオファー施策(※サンプルイメージ) 事例記事のパーソナライズ回遊施策(※サンプルイメージ) 国内の専任担当者からのスピーディーなサポート対応と活用支援が受けられる (TRENDEMON):ご利用頂く中でTRENDEMONのサポート体制についてはいかがでしょうか? (田島様):まだ、導入間もないため機能面や設定方法、使い方に際しての質問などが多く出てくるのですが、いつも迅速に日本法人のご担当者様からサポートやご提案を頂いており、安心してプロダクトを使うことができています。 (田中様):最も印象的だったのが、Salesforceとの連携に際してテクニカルな問題が発生したときに、少し困っていたのですが、迅速にTRENDEMONの現地エンジニアの方から画面越しにZoomを通して直接サポート頂き、スムーズにデータ連携を行うことができました。外資のソリューションとは思えないほどのスピード感でご支援頂くことができていると思っています。 来訪属性ごとにABテストが可能に (TRENDEMON):最後に、今後に向けて取り組んでいきたいことなど皆様の展望についてお伺いしても宜しいでしょうか? (田島様)TRENDEMONは使える機能が多くあるので、今後は一つずつチャレンジしていきたいと思っています。直近ではABテスト機能『RACE』をページ改善のために新たに活用していく予定です。 ABテスト『RACE』の設定画面(※サンプルイメージ) (TRENDEMON):『RACE』は一般的なABテストとは違い、BtoB向けに特化して開発されたABテスト機能となっており、来訪者属性ごとに直感的な操作でページ要素編集・ブロック単位でのABテストが可能となっています。これまで実現できなかったABテストが実施できるようになるので、是非ともご活用下さいませ。 プレスリリース記事を活用したターゲット企業への新たなアプローチ方法 (田中様):その他にも新たな試みとして今後実施していきたいマーケティング施策の一つとして、これまで有効活用できていなかったプレスリリースのコンテンツをうまく使っていきたいと思っています。TRENDEMONの拡張メニューとしてこれまでリーチできなかったターゲット企業に対してプレスリリースの記事をネイティブ広告枠を通してアプローチできるので、リーチ検証からCV獲得までTRENDEMONで一気通貫でやってみたいと思います。 プレスリリース(最新ニュース)記事ページ ターゲット企業への外部リーチから来訪企業のモニタリング検証、リード〜商談獲得までを 一気通貫で支援可能に (田中様):現状、TRENDEMONはマーケティングチームのみでの活用となっていますが、さらに今後はインサイドセールスチームを巻き込みながら商談創出の確度をあげていく活用も同時並行で進めていきたいと考えています。 (TRENDEMON):ありがとうございます。引き続き皆様からのフィードバックをもとにマーケティングのみならず、営業のご担当者様にもご満足頂ける機能についても開発を進めながら、年内には新機能のリリースをさらに予定致しておりますので是非ともご期待頂けましたら幸いです。

read more >

BtoBサイトの改善に必要な新たなアプローチとは?【LINEヤフー株式会社様】

https://www.lycbiz.com/jp/ LINEヤフー 株式会社   マーケティングソリューションカンパニー 法人マーケティング本部 渡邉 欽哉 様 古庄 広一郎 様 川和田 真樹 様 TRENDEMONをご活用頂いている企業のご担当者様に、実際のご利用方法やBtoBマーケティングの取り組みについてご紹介する、インタビュー企画。今回はLINEヤフー株式会社様にBtoBマーケティングの取り組みについてお話をお伺い致しました。 (TRENDEMON ):それでは、自己紹介を簡単にお願いします。 (渡邉様):弊社が提供する法人向けサービスのマーケティングを行っています。 LINE公式アカウント、LINE広告、Yahoo!広告という3つのサービスごとに担当が分かれているのですが、私はLINE広告の新規リード獲得と新規アカウント開設を目的としたコンテンツマーケティングを主に担当しています。 (古庄様):私も同じくLINE広告の新規アカウント開設を目的に、資料ダウンロードなどを通じたリード件数最大化と、リードナーチャリングなどを行っています。マーケティングオートメーションツールなど含め、様々なツールを活用して弊社の法人向けオウンドメディア「LINEヤフー for Business」のサイト改善も担当しています。 (川和田様):私はLINE公式アカウントにおけるオウンドメディア経由のアカウント開設数の最大化をミッションとしており、広告出稿やCVR向上のためのサイト改善を主に担当しています。 LINEとヤフーの両事業でサイト改善の中核ツールとして活用 (TRENDEMON ):旧 LINE社からですと、弊社サービスのご利用については2年が経過しますが、直近ではヤフー社との統合もあり、体制変更も含めTRENDEMONの利用方法についても大きな変化があったかと思われますがいかがでしょうか? LINEヤフー 株式会社 法人マーケティング本部 渡邉欽哉 様 (渡邉様):導入当時は主にLINEの法人向け事業におけるコンテンツマーケティングの取り組みの中で、コンテンツに絞った分析・改善活動を推し進める中核のツールとして利用していました。その後、ヤフー社との統合によってYahoo!広告のマーケティング活動でも活用をスタートし、両事業のシナジーを生み出せるよう連携が少しずつ始まっています。TRENDEMONの機能自体もこの2年で大きくアップデートされました。特に直近リリースされたABテスト機能「RACE」は、サイト改善の施策で積極的に活用しており、コンテンツマーケティング以外の施策でも利用することが増えています。 ABテスト新機能「RACE」でページを高速改善し、CVを倍増 (TRENDEMON ):ABテスト機能は国内ではすでに様々なツールが存在しますが、TRENDEMONのABテスト機能で施策を実行しようと思われた背景について実例をもとにお伺いしてもよろしいでしょうか? LINEヤフー 株式会社 法人マーケティング本部 川和田 真樹 様 (川和田様):まず、大前提として、サイトに来訪してくださるお客様を第一に考え、来訪者の方が必要な情報をベストな形で届けるために、日々サイト改善に取り組んでいるのですが、我々はコーディングが専門外のためページを改修テストする際に、誰でも簡単に直感的に改修できる機能を必要としていました。その点TRENDEMONの「RACE」では操作性が優れているだけではなく、BtoBにおいて重要な長期間のジャーニーデータを元に複雑な検証テストも対応できる点が気に入っています。具体的に取り組んでいる施策としては、セミナーページやフォームページ上でのテキストの検証やCTAのカラー・デザインなど様々なパターンの効果検証を行っています。 『RACE』設定画面イメージ (川和田様):定期セミナーの申し込み数を増やす目的でLPの改善を行った際は、CTAのテキストをオリジナルの「セミナーに申し込む」という表現と、申し込みハードルを下げる「視聴予約」という表現でABテストを行いました。結果として、テキストを変更したパターンがオリジナルに対してCVRが数倍以上高いパフォーマンスだったことがわかり、申し込み数の増加に成功しています。 Googleオプティマイズの代替ツールへ (TRENDEMON ):ABテスト機能についてはリリース当初β版として、実は御社に先行利用頂き、様々なフィードバックを頂きながら短期間でアップデートを図ってまいりました。これまでGoogleオプティマイズなどを過去に活用されていたようですが、『RACE』と比較利用してみた結果はいかがでしたでしょうか? LINEヤフー 株式会社 法人マーケティング本部 古庄広一郎 様 (古庄様):現状、上位モデルのABテストツールでないとカバーできないような流入元のパラメータを引き継いた形でのリダイレクト式のABテスト機能や、ブロック要素ごとの編集検証、ページのフリッカー(ちらつき)対策などページのABテストに必要なほとんどの機能をカバーできていると感じています。また、今後取り組んでいきたいことは、TRENDEMONのコンテンツのアトリビューションデータをもとに、お客様がアカウント開設に至るジャーニーの中で求めている情報を可視化して、ベストなタイミングでそれらの情報を届けることです。ユーザー体験と事業成果ともに今まで以上に向上できるようにしていきたいと思っています。 (TRENDEMON ):最後にTRENDEMONに改善して欲しい部分、今後新たに活用していきたい機能や取り組んでいきたい施策についてお聞かせ下さい。 (渡邉様):今後取り組んでいきたいものとしては、動画を使ったオファーの活用です。これまで使っていたオファーレコメンドは静止画のみだったのですが、アップデートによって動画フォーマットでオファーを出せるようになりました。動画は静止画よりも多くの情報を訴求することができると思っているので、検証してみたいと思います。また、TRENDEMONの新機能の『コンテンツストリーム』も活用していきたいと思っています。この機能では、コンテンツごとの連なりでシームレスに自動回遊させることができるので、TRENDEMONのコンテンツ分析データをもとに、アカウント開設に到達するまでに最も効果的な順番でコンテンツ間の回遊を促進し、ユーザー体験を高めたいと思います。 『コンテンツストリーム』掲載イメージ (渡邉様):一方で、改善して欲しいのは言語対応の部分です。一部新機能において部分的に英語表記が残っており、日本語へローカライズされるとより使いやすくなると思うので、さらなるアップデートに期待しています。 (TRENDEMON ):貴重なフィードバックを頂きましてありがとうございます。言語ローカライズ含め、今後もさらなる機能アップデート強化を図ってまいりますので、引き続きご期待頂けましたら幸いでございます。

read more >

【ABM最新事例】ソニービズネットワークス社が取り組む匿名来訪データを活用した最新のBtoBマーケティング・営業手法とは?

https://biz.nuro.jp/ ソニービズネットワークス株式会社 マーケティング本部 マーケティング部 部長 矢崎 裕貢 様 マーケティング本部 マーケティング部 ネットワーク課 市川 ゆりあ 様 マーケティング本部 営業戦略部 髙橋 宏太 様 篠 恭介 様 TRENDEMONをご活用頂いている企業のご担当者様に、実際のご利用方法やBtoBマーケティングの取り組みについてご紹介する、インタビュー企画。今回は高速インターネット接続サービス「NUROアクセス」を中心とした法人向けICTソリューション「NURO Biz(ニューロ・ビズ)」を提供されているソニービズネットワークス株式会社様にBtoBマーケティング・営業の取り組みについてお話をお伺い致しました。 (TRENDEMON ):それでは、皆様の自己紹介を簡単にお願いします。 (矢崎様):マーケティング部の責任者として、自社サービス全体のマーケ戦略設計から各施策のパフォーマンス管理を私は主に担当しております。 (市川様):同じくマーケティング部の中でネットワーク課というチームに所属しておりまして、その中でも私はWEB領域を主に担当としています。 (髙橋様):私はマーケとは異なり、営業戦略部というチームで商談創出のための架電アプローチやターゲットリストの作成などを主に業務として行っています。 (篠様):同じく営業戦略部に所属しており、主にIS担当者の架電パフォーマンス状況の数値管理や、アプローチリストの作成、供給までを業務として担当しています。 Web接客ツールからの脱却 (TRENDEMON ):御社についてはTRENDEMONをご導入頂いてから早くも1年が経過しますが、ご利用当初について、まずはお伺いできればと思うのですが弊社サービスをご導入に至った背景についてお話頂いてもよろしいでしょうか? (矢崎様):TRENDEMONを導入する前は、実は他社のWeb接客ツールをこれまで活用していました。しかし、運用していく中で、BtoBにおける施策を実践する上での設定が難解かつ、機能面でカバーできていなかったり、効果測定の点においても自分たちが見たい数値が可視化できないなど多くの課題を感じていました。また、当時そのツールを活用できる者が社内で1名ぐらいしかおらず、当社のサイト運用改善が適切に実行できていない状態となっていました。そこで、自社の課題を解決する有効なソリューションがないか探していたところTRENDEMONに出会うことができました。導入の決め手としては、BtoB施策を実行する上での操作性と機能面の充実、そして価格といったすべての面で優れているため導入を決めました。 ターゲット企業の匿名来訪データを有効活用 (TRENDEMON ):ご導入から1年が経過し、継続利用を決めた理由についてもお伺いしてもよろしいでしょうか? (矢崎様):導入時は接客ツールの代替利用が主な目的だったのですが、実際に活用してみると、パーソナライズ(接客)機能以外にもアノニマスの段階で来訪企業を驚くほど可視化することができており、ABM施策を推し進めていく中で、今まで可視化できなかったターゲット企業の分析から施策までを解像度高く実行することができるようになりました。我々が当初想定していた以上の機能と活用ポテンシャルを見出すことができており、今現在も継続的に活用させて頂いています。 (TRENDEMON ):実際のお取り組み内容や導入後に見えてきた成果などございましたら簡単にご教示頂いてもよろしいでしょうか? (市川様):マーケ領域では、初回来訪ユーザーに対してのCVRをいかに上げることができるのかがチーム内の長年の課題としてありました。TRENDEMONではコンテンツ分析からジャーニー分析もできるようになっており、導入後はジャーニー上でどの部分がCVにおいて最もボトルネックになっているのかが可視化され、ピンポイントで課題に対して施策を解像度高く検証していくことが可能になりました。 TRENDEMON上のダッシュボード画面(※デモイメージ) ターゲット企業へのパーソナライズオファー施策でCV件数を拡大 (市川様):実際にCV件数自体もTRENDEMON上の施策から着実に積み上げていくことができるようになっています。直近では狙っていきたいターゲット属性に応じたコンテンツの出し分けも行っております。中でも資料ダウンロード完了ページにさらに検討ステージを引き上げるようなコンテンツ資料をTRENDEMONで自動最適化で表示させているのですが、想定以上の多くのCV獲得を本施策から生み出すことができています。 【施策例】ターゲット属性企業へのパーソナライズオファー掲載例 設定画面上でオファーしたい企業属性を容易に選択できる操作性(※設定画面イメージ) 【施策例】サンクスページ上に検討ステージを引き上げる資料を自動レコメンド MAのスコアセグメントも連携活用 (TRENDEMON ):ありがとうございます。特にサンクスページ上に到達したタイミングは来訪者にとって最も高いモーメントになるので、そのタイミングを逃さないオファー施策は大きな施策効果が期待できるかと思います。御社においては直近でPardot(Account Engagement)とのAPI連携もスタートしておりますが、こちらのMAとのデータ連携利用については今後どのようなことを取り組もうとされておりますでしょうか? (矢崎様):MAとTRENDEMONの連携で我々が今後取り組んでいきたいものとしては、MAのスコアセグメント情報をもとにTRENDEMON上のデータと掛け合わせてパーソナライズオファーを行っていきたいと考えています。また、MAフォームをそのままポップアップで狙った来訪企業に対してダイレクトオファーすることもできるようになるので、ターゲット企業のリード件数が底上げされることを期待しています。 MAフォームオファー施策例(※デモイメージ) TRENDEMONによる外部CRMツール連携の活用イメージ例 匿名来訪データ活用でターゲット企業の有効商談を生み出す仕組みを構築 (TRENDEMON )インサイドセールスとしてのご利用方法はいかがでしょうか? (髙橋様):まず我々のメインの活用方法としてはTRENDEMONの来訪企業データをもとにアプローチリストを作成し、来訪があったタイミングでTRENDEMONからSlack経由で通知が届くようになっており、そのタイミングで架電を行っています。 『Slack来訪通知機能』でリアルタイムでアプローチが可能に (髙橋様):当社の商材の特性上、お客様の課題が顕在化し、自社サービスに興味を持って頂いているタイミングをいかに競合他社よりも早く、正確にキャッチできるかが重要であると思っています。今ではTRENDEMONによるリアルタイムの来訪通知によって、現在多くのホットな商談を実際に生み出すことができています。 クロスセル・アップセルにも有効 (TRENDEMON ):架電アプローチの活用用途としては主にアウトバウントの新規開拓でご利用頂いている形でしょうか? (篠様):メインとしては、アウトバウンドの利用にはなるのですが、既存のお客様からの来訪も当然可視化されますのでクロスセル・アップセルの観点においても、事前に来訪企業のお客様情報を営業担当者が把握している分、TRENDEMONの来訪インサイトを活用することで今まで以上にベストタイミングで追加契約を獲得することができています。 (TRENDEMON ):最後にTRENDEMONの機能サービスの中で特に気に入っている部分と改善して欲しい点がございましたらお話頂けますでしょうか? (市川様):個人的に気に入っている部分としては、ダッシュボードの操作性だけではなく、特にデータ分析画面のグラフィックデザインが分かりやすく、施策の結果が振り返りやすいため、PDCAをスムーズに回せることが以前よりもできるようになっています。 施策ごとのパフォーマンス結果を簡単に確認できる分析画面(※デモ画面) (市川様):改善して欲しい部分としては英語表記の部分がまだあるので日本語にローカライズされると更に使いやすくなるかと思います。 (TRENDEMON ):貴重なフィードバックを頂きましてありがとうございます。引き続き弊社のサービス機能についてはローカライズ対応を含めて強化アップデート機能を今年予定しております。今まで以上に皆様の事業に貢献できるよう尽力してまいりたいと思いますのでご期待頂けましたら幸いでございます。

read more >

国内初!BtoB特化型の最上位クラスのABテスト機能「RACE」を提供開始

ABMソリューションを提供するTRENDEMONはBtoB企業向けに特化した上位クラスのABテスト機能を搭載した『RACE』の本格的なサービス提供を国内にて開始致します。 現在日本国内においても様々なABテストツールが存在する中、いまだに多くのBtoB企業がBtoCサービスと同じ手法でABテストツールを活用し、自社サイトの改善に苦戦しています。 それを裏付けるかのようにBtoBにおけるWEBサイトの約70%以上の来訪者が平均1PVで今尚も離脱しています。 自社の統計調査の結果(※2024年国内外のBtoBサイトの平均直帰率) この課題に対してTRENDEMONでは以前より提供していたパーソナライゼーション機能を拡張させた国内初となるBtoBに特化した、上位クラスのABテスト機能『RACE』を開発し、国内での本格提供を開始致します。 『RACE』機能詳細 ・ページ要素の(パーソナライズ)ABテスト ・リダイレクトURL式のABテスト ・ページ内のすべての要素、ブロックに対して直感的な操作で編集可能に ・ページごとの表示分配のアロケーションもカスタマイズ可能 ・テスト後のパフォーマンス結果に応じた表示優先度の自動最適化も可能 ・ABテストツールの中でも最上位モデルにしかないページフリッカー(ページのちらつき)/流入別URLパラメーターの引き継ぎに対応 ※無料*キャンペーンについて ABテストツールの中でも高額となる上位クラスにしかない機能を搭載した『RACE』機能を無料で利用できる期間限定のキャンペーンを実施中!詳しくは担当者窓口(sshimazoe@trendemon.com)までお問い合わせください。 (※弊社独自の審査をクリアした企業様が対象となります。)

read more >

【ABM最新事例】トヨクモが目指すBtoBにおける顧客起点のコンテンツマーケティング

トヨクモ 株式会社 マーケティング本部 中井康喜 様 TRENDEMONをご活用頂いている企業のご担当者様に、実際のご利用方法やBtoBマーケティングの取り組みについてご紹介する、インタビュー企画。今回は『安否確認サービス』やkintoneとの連携サービスなどを多数提供するトヨクモ株式会社様にBtoBマーケティングの取り組みについてお話をお伺い致しました。 (TRENDEMON ):それでは、中井様の自己紹介を簡単にお願いします。 (トヨクモ 中井様):私はマーケティング本部のプロモーション部というチームに所属しており、マネージャーとしてマーケティング業務を担当しています。その中でもサービス利用開始前の「無料お試し(トライアル)」お申し込みまでのマーケ施策全体を担っています。 (トヨクモ 中井様):業務はTVCMからWEB施策まで多岐にわたるのですが、直近で最も注力しているのがブログ記事や動画などを活用したコンテンツマーケティング領域となります。 https://toyokumo-blog.kintoneapp.com/ コンテンツの評価を適切に、誰でも簡単にできるツール (TRENDEMON ):今回、TRENDEMONの導入を決意した背景や経緯について、これまでのお取り組み状況と合わせてご教示頂いてもよろしいでしょうか? (トヨクモ 中井様):導入に至るまでの最初のキッカケは、これからコンテンツに本格的に注力していくときに、コンテンツの評価・改善を従来の分析ツールだけで対応していくことは難しいと感じたことです。そこで、コンテンツの評価を適切に、誰でも簡単にできるツールを探していたところ、TRENDEMONのコンテンツ記事を目にし、導入を検討することになりました。 (トヨクモ 中井様):もうひとつの理由としては、サイト上のコンテンツレコメンドやオファーが実装できるBtoBに特化したパーソナライズ機能も内包されているということもあり、分析だけでなく、施策の実行まで一気通貫で完結できるところに魅力を感じ、最終的に導入を決めました。 (トヨクモ 中井様):実は、以前に接客ツールとして別ソリューションを活用していたのですが、TRENDEMONでは来訪企業を匿名状態から可視化する機能があり、ABM(企業情報)をベースにしたオファーの出し分けができることも評価ポイントとしてありました。 ABMに取り組む理由 (TRENDEMON ):日本国内でもABMに取り組んでいる企業はまだまだ少ないかと思うのですが、トヨクモ様がABMに取り組もうとされた背景にどのような課題があったのでしょうか? (トヨクモ 中井様):マーケティング戦略としてコンテンツマーケティングを強化していく中で、顧客が求めるコンテンツを顧客が求めるタイミングで届けることに課題を感じていました。コンテンツの精度を上げるためには当然ですが、ターゲット企業のインサイトを解像度高く把握する必要があり、その過程でABMの必要性を感じ、新たに取り組むきっかけとなりました。 (TRENDEMON ):実際にTRENDEMONを導入頂いて、どのようにご利用頂いておりますでしょうか? (トヨクモ 中井様):まず、コンテンツごとの読了・回遊エンゲージメントのパフォーマンスや、CVパフォーマンスをページごとにモニタリングし、コンテンツの改善や広告配信先の判断材料として活用しています。 コンテンツ分析 ダッシュボード画面 (トヨクモ 中井様):パーソナライゼーション機能についても、CV導線を強化するために活用しており、ABMの来訪データをもとにターゲット業種ごとにコンテンツの出し分けを行っていたり、オファー内容をパーソナライズさせ、同時にABテストも行いながらサイト内のエンゲージメント改善を図っています。 【製造業】向けパーソナライズオファー 【物流業界】向けパーソナライズオファー 顧客起点のマーケティング (TRENDEMON ):施策の検証スピード、回数ともに、高速で取り組まれており、社内全体としてマーケティングに向き合う意識、熱量がものすごく高い印象を感じます。国内の多くのBtoB企業ではマーケティングよりも営業の力が強くみられる場面もある中で、トヨクモ様はどのようにマーケティングの文化を社内全体に根付かせていったのでしょうか? (トヨクモ 中井様):当社は、まず経営層がマーケティングの重要性を誰よりも認識している部分が大きく会社のカルチャーに影響していると思っています。以前に、BtoBマーケティングのお手本となった『THE MODEL』の読み合わせを社内で行ったのですが、従来の手法をそのまま鵜呑みにするのではなく、自社に適したマーケティング戦略のあり方を模索してきました。一般的なBtoBマーケティングのセオリーの世界では、リード件数を追い求めるあまり、気がつくとマーケティングアプローチが顧客起点ではなくなってしまうときがあります。当社としては、顧客を最優先に考え、コンテンツも可能な限りフォームを付けずに公開しています。 (トヨクモ 中井様)実際に、リード件数を過度に追い求めることなくとも、コンテンツ経由からトライアルへの申込み、そしてトライアルから最終的なご契約頂く場面においても高い成果を出すことが出来ており、社内の共通認識として顧客を第一に考えたマーケティングアプローチを常に心がけています。 コンテンツの「スタバ化」とパーソナライゼーション (TRENDEMON ):最後に、今後の展望と合わせて弊社へのご要望などございましたらご意見をお聞かせ下さい。 (トヨクモ 中井様):今後もコンテンツマーケティングを強化していく中で、質の高いコンテンツを拡充すると共に、いつ、いかなる時でも顧客の必要としている情報を提供できる状態を意味する「コンテンツのスタバ化」を目指し、TRENDEMONのパーソナライゼーション機能を活用しながら顧客起点のコミュニケーションを追求していきたいと思います。 (トヨクモ 中井様)また、TRENDEMONの機能の中で特にオーディエンス生成機能についてはこれから本格的に活用していきたいと思っています。当社では広告流入も行っており、来訪者の検討ステージを流入経路別にサイト内の行動データとかけあわせて、モニタリングする定義を以前から設計しています。この弊社独自の定義を今後TRENDEMON上でモニタリングしていけるよう実装を進めていきたいと思います。 (TRENDEMON ):オーディエンス設計はBtoBマーケティングを行う上で今後どの企業も避けては通れない部分になるかと思っています。TRENDEMONのオーディエンス機能では来訪者の流入経路やサイト内行動データだけでなく、ファーモグラフィックといわれる企業名、売上・従業員規模、業種業界別などの来訪データもオーディエンス定義の中に組み込むことが可能となります。 (TRENDEMON ):これらのオーディエンスデータをもとに、検討ステージ別にコンテンツインサイトの分析・出し分け、そしてターゲティング活用としてサイト内外でもご利用頂くことで、今不足しているオーディエンスを獲得していく施策へと繋げることができます。 AI(LLM)によるプロダクト強化 (TRENDEMON ):その他にもAI(LLM)を今年中にプロダクト内へ組み込む大規模アップデートも予定しており、今後はコンテンツのインサイト分析、パーソナライズオファーのコンテンツ自動生成機能なども開発していく予定となっております。 (TRENDEMON ):皆様のこれまで手動で行っていた部分を自動化させることで、エフォートレスかつパワフルな機能を提供していければと思いますので是非ともご期待下さい。

read more >

Marketo創業者ジョン・ミラー氏が語る従来のBtoB理論の終焉と新たなBtoBの幕開け

Marketo、Engagioの共同設立者であり、DemandBaseの元CMOであるジョン・ミラー氏とTRENDEMON CEOのAvishaiとの洞察に満ちた対談動画を今回は特別にご紹介致します。 今回の対談動画ではB2Bマーケティングのエコシステムを形成する変革的な5つのトレンドについて深く掘り下げました。 今、BtoBに変革が必要な理由 本動画の中でジョン氏はまず、過去15年間の伝統的なB2Bマーケティングのプレイブックが、もはやいかに役に立たないかを強調しました。CMOのパイプライン目標が増加の一途をたどり、予算が拡大される代わりに削減される中、マーケターは成長という不可能な課題を達成しようとしているとインタビューの中で触れています。 1.B2Bにおける「ブランド」を再考する 最初に重要な変革のひとつとして紹介されたのは、「ブランドが本来持つ力・役割への再注目」です。従来のデマンド・ジェネレーションにフォーカスするのとは対照的に、ブランド強化は、リテンションを含むマーケティング全体のパフォーマンスを高めるのに役立つといいます。ジョン氏は直近の調査の中で売上目標を達成し、成功しているBtoB企業は共通してデマンド・ジェネレーションよりも「ブランディング」に投資していることを明らかにしました。 2.Buying Group Marketingの台頭 アカウント・ベース・マーケティング(ABM)からBuying Group Marketing(BGM)への移行は、B2Bマーケティングの進化における次のステップと考えられています。単にアカウント単位でターゲットにする時代は終わり、よりコンバージョンの可能性を高めるには、購買関係者を網羅的にターゲティングに含める必要があります。そうすることで、潜在的な機会をより正確に理解することができます。 3.エンゲージメントを指標に 目まぐるしく急速に変化する状況の中で、ジョン氏は、長時間のエンゲージメントを重要な指標として、アカウントと購買グループのジャーニーにもっと焦点を当てるべきだと提案しています。エンゲージメントは顧客との関わりの中で顧客のサービス理解を提供し、収益生成の源泉であると述べています。 4.オーディエンス構築の重要性 サードパーティのクッキーが廃止され、広告によるターゲット企業へのリーチの難易度も高くなっています。また以前よりも匿名化の傾向が強くなる購買者の特徴に対して、マーケティング担当者は適応を迫られています。ジョン氏は、こうした厳しい状況に対してファーストパーティデータを早急に強化し、オーディエンスを構築することの重要性について、メディアビジネスのサブスクリプションモデルになぞらえて言及しています。 5.AIの活用 最後に、BtoBにおけるAIの役割についても触れ、これまでの短期的な視点による誇大広告がなされたり、AIが生成したコンテンツに対して様々な反発があったことを認めつつも、ジョン氏は、今後数年の間でマーケティングの複雑さをもAIが理解し、戦略的な意思決定を支援する長期的な可能性についても言及しています。 2024年のB2Bプレイブックを書き換える必要性を示唆するセッション動画の全容を下記にて是非ともご覧ください。 https://youtu.be/vRK9AigEy9k

read more >

BtoBマーケティングの売上貢献を可視化する国内初となる『RevOpsダッシュボード』の提供を提供開始

BtoBマーケの売上貢献を可視化 この度、TRENDEMON(トレンデーモン) は、Salesforce(セールスフォース)との連携によって国内初*¹となるマーケティング施策の売上貢献を一気通貫で可視化する『RevOpsダッシュボード』を提供開始しました。 アメリカでは標準化されつつある売上貢献モニタリング機能を国内BtoB企業のマーケティング担当者が誰でも簡単に実装することが可能になり、従来では成し得なかった、ターゲット企業へのマーケティングリソースの集中投下を可能にし、売上拡大を実現させます。 RevOps(レベニューオペレーション)とは 近年、アメリカを中心にマーケティング領域でも「売上」をKPIに置くオペレーション戦略(RevOps)の重要性が認識されはじめており、今後国内のBtoB企業でも売上貢献を一気通貫で部署ごとの垣根を超えて管理、モニタリングしていく企業が増えることが予想されます。 一方で、国内のBtoB企業の現状として、部署ごとに個別にデータを管理しているため、マーケティング担当者が最終的な売上金額までをモニタリングすることは、これまで困難な状態にありました。 そこで、この度TRENDEMONではAPI連携により営業担当者が活用するSalesforce上の売上データをTRENDEMON上のマーケティング施策データと自動照合することで、どれだけの売上貢献が生まれているのか誰でも簡単に可視化することが可能になる『RevOpsダッシュボード』を正式に2024年3月より提供開始致しました。 『RevOpsダッシュボード』Sampleイメージ コンテンツページごとの売上貢献金額の可視化イメージ 本機能により、マーケティングへの投資対効果をより、解像度高くモニタリングすることが可能になります。ターゲットアカウンに対して集中的にリソースを投下するABM(アカウント・ベースド・マーケティング)に取り組む企業などでは、本機能を用いて受注金額ベースで通常のマーケ施策よりもABM施策が約5倍以上の費用対効果を上げていることを可視化することに既に成功しています。 RevOpsダッシュボードを用い、従来のリード件数で評価するマーケティング戦略から売上貢献で評価するオペレーションへ移行することにより、今後多くの国内BtoB企業のマーケ予算の最適化、売上拡大両方の実現が期待できます。 *¹:当社独自マーケット調査の結果から本サービス機能と国内ソリューションとの比較結果から判断

read more >

BtoBマーケティング・営業担当者が知らない購買の新常識とは?

出典:https://6sense.com/report/buyer-experience/ 契約を勝ち取るベンダーに共通するものとは? 突然ですが問題です。上図の5つのベンダーは購買担当者とのコンタクトを獲得した順番に並んでいます。1番最初に声がかかったベンダーから、5番目のベンダーの中でどのベンダーが最も最終的に契約を獲得する確率が高いでしょうか? 購買担当者がリサーチを重ねてようやく見つけた、最後にコンタクトを取った5番目の企業でしょうか? アメリカの6sense社が行った直近の調査では、実は、購買担当者のなんと84%が最初にコンタクトを取ったベンダーと契約を決めているということが明らかになっています。 このことが示しているのは、購買担当者はベンダーにコンタクトを取る前のタイミングで既に、大方の情報収集を行っており、どのベンダーと契約すべきなのかを大方決めているということです。 ベンダーと会う時間は僅か17% 出典:https://www.gartner.com/en/sales/insights/b2b-buying-journey Gartner社の調査によると、バイヤージャーニーの中で購買担当者がベンダーに割く時間はなんと全体の僅か17%しかなく、そのうち、営業担当者に限って言えば全体の5%未満になります。 今や、BtoBの企業担当者は顧客の購買担当者の購買プロセスをコントロールしようとすることは不可能になっていることを認識する必要があります。 購買者主導の時代に必要なテクノロジーとは? 購買担当者が必要な情報をいかに迅速かつ適切なタイミングで届けることができるかで勝敗が決まると言っても決して言い過ぎではない時代の中で、アメリカを中心としたBtoB企業では、積極的にAIなどの最新テクノロジーを活用することで、これまで可視化できなかった担当者の購買意思(インテント)データをいち早く検知するソリューションなどを導入し、大きな成果を上げています。 一方、国内では、MA(マーケティングオートメーション)の普及以降、ソリューションテクノロジーのアップデートが遅れており、現実として海外との差は日に日に大きく開いているとされています。 TRENDEMONでは、こうした現状に対して、今後も微力ながらも貢献できるよう、国内にはまだ上陸していない、最新ソリューション機能のリリースを今年も予定致しております。

read more >

BtoB企業におけるパーソナライゼーションとABMの重要性について

〜TRENDEMONをご活用頂いている企業のご担当者様に、実際のご利用方法やコンテンツマーケティングの取り組みについてご紹介する、インタビュー企画。海外事例のAudioCodes様のご紹介です。AudioCodes様は、グローバル100ヵ国以上に製品展開しているVoIP(IPネットワーク上で音声通話が出来る技術)のメーカー。 CTO・CEO・プロダクトマネージャー・ITマネージャー等ターゲットがかなり限られたBtoB企業であるAudioCodes様のビジネスに、TRENDEMONがどう貢献出来ているのでしょうか。デジタルマーケティングマネージャー・Daniel Bleichman様(以下、Daniel氏)にお話をお伺いしました。 https://www.audiocodes.com/ AudioCodes Digital Marketing and Marketing Automation Manager Daniel Bleichman 様 (TRENDEMON):それではまず、簡単に自己紹介をお願いします。 (Daniel氏): AudioCodesは、デジタルワークプレイス向けの高度な通信ソフトウェア、製品、生産性ソリューションの大手プロバイダーです。AudioCodesは50種類以上のBtoBプロダクトを持っており、その潜在顧客はCTOやCEOなど技術を判断する経営責任者やプロダクトマネージャーです。 TRENDEMONがマーケティングでどう役立っているか (TRENDEMON):普段、どのようなマーケティングをされているのですか? (Daniel氏): AudioCodesのマーケティングチームは、マーケティング自動化プラットフォーム、アカウントベースのマーケティングツールとして Hubspotを 活用し、主要アカウントのエンゲージメントを高くしています。 同時に、ターゲットであるオーディエンス(グローバル大企業や主要なティアワンオペレーター)に対して質の高いコンテンツを制作・宣伝するコンテンツマーケティングを行っています。 (TRENDEMON):TRENDEMONをご利用いただくことによって、どんなメリットがありましたか? (Daniel氏): 我々はパーソナライズ機能、コンテンツのパフォーマンスおよびアトリビューションレポートをするためにTRENDEMONを利用しています。 TRENDEMONのおかげで、キャンペーンを実行するための勝ちパターンが見えました。 まずはコンテンツのROIをTrendemonで可視化すること (TRENDEMON):Trendemonをどのような流れでチームに浸透させていっていただいたのでしょうか。 (Daniel氏): まず、AudioCodesのマーケティングチームの最初のチャレンジは、Trendemonを使ってコンテンツによるリード獲得へのインパクトを測ることでした。具体的には、ABMの取り組みの一環として、自分たちが制作しているコンテンツが、特定のターゲットアカウントからの訪問者にどのように影響するかを可視化しました。 可視化したデータを、パーソナライゼーション機能で活用する (Daniel氏): そして 2番目の課題は、コンテンツによって生まれたパイプラインやユーザーとのつながり…つまりTrendemonで得たインサイトをどのように活用するかでした。そこで私たちは、Trendemonの パーソナライズ機能を活用し、ROIの高いコンテンツを効果的に活用することをルーティンとしました。 私たちの商品・サービスは検討期間が長いので、無期限にアトリビューションデータが取得できることはとても武器になりました。Trendemonのパーソナライズ機能のおかげで、より細やかなセグメントで、アクティベーションキャンペーンを作成できるようになりました。エンゲージメントアップとコンバージョン数の増加、両軸のファネルをWebサイト上に構築することができ、サイト来訪者のエンゲージメントが高まりました。 (TRENDEMON):より効果的に使っていただくために、外部ツールとの連携はされていますか? (Daniel氏): WebサイトにTrendemonを実装し、Hubspotを組み合わせて活用しています。そのおかげで、キャンペーンからコンテンツ、そしてCVまでのカスタマージャーニーをマッピングすることができました。Trendemonのダッシュボードを通じてカスタマージャーニーを可視化し、1クリックで簡単にコンテンツアトリビューションのインサイトを把握することができるようになりました。AudioCodesのマーケティングチームはどの施策が機能するかがすぐに分かり、パフォーマンスが高いアクティビティに注力することができます。 (TRENDEMON):ご活用いただいて、具体的な成果は出ていますか。 (Daniel氏): 導入後2-3ヶ月で、営業部のリードが18%増加しました。これはTrendemonのおかげだと思っています。これは、AudioCodesの潜在的収益に大きな影響を与える結果です。さらに、Trendemonの活用を通してABMをチームで確立できました。マーケティングに進化をもたらすきっかけになってくれたのです。

read more >

【国内初】世界で最も精度の高いABMテクノロジーを活用したセールスコンサルティング支援『ABS』とは?

ABMの限界を突破する「ABS」とは? ABM統合プラットフォームを提供するTRENDEMONは、営業革命をビジョンに掲げるGrand Central社とともに、最新の購買意思データを活用した、セールスコンサルティング支援『ABS(アカウント・ベースド・セールス)』を提供開始致します。 近年、日本国内において旧来の画一的なメール配信、大量架電による営業アプローチだけでは成果をあげることに限界を感じ始めている企業が増え、ABMの必要性やパーソナライズアプローチの重要性が再度認識されはじめています。特にセールス領域においては、既にABMが定着した海外企業との差は大きく開き続けており、国内の営業現場では早急なアップデートが急務となっています。 しかし、多くのBtoB企業では、実際にABMをマーケティングだけではなく、営業の現場まで一気通貫で実行することは人的リソースやノウハウの観点から現実的に難しい局面にあります。 そこで、TRENDEMON JAPANはこの度、国内の営業コンサルティング支援におけるリーディングカンパニーであるGrand Central社と共に、ターゲット企業の商談獲得に特化した営業スペシャリスト伴走型の実行支援サービス『ABS(アカウント・ベースド・セールス)』を提供開始致しました。 ■世界的に最も補足精度の高い購買意思データ(来訪識別ABMテクノロジー)*¹を活用したターゲット企業のリード獲得 →最新のAI技術によるターゲット企業の可視化によって、従来の4倍以上のサイト来訪者を識別し、パーソナライズ施策を行うことで、ターゲット企業の有効リード件数を圧倒的なスピードで改善させます。 *¹:当社と利用クライアント複数社が独自に、複数の主要ベンダーを比較検証した結果から判定した結果 ■ターゲット企業の初回商談創出 →これまで困難であったパーソナライズ営業アプローチで営業スペシャリストが最新ABMテクノロジーを活用することで、圧倒的な確度で初回商談を創出します。 ■Buying Group(購買関係者)のモニタリング →これまでMAだけでは十分に捕捉できなかった商談後の購買関係者(匿名状態)の検討状況を可視化し、再アプローチすべきベストタイミングをアナウンスし、受注確度の高い商談を再び創出します。 TRENDEMONではこれまで可視化が困難であったサイト上での来訪企業をダークファネル(匿名状態)の段階から可視化することで、ターゲット企業への明確なパーソナライズアプローチを可能にしました。これにより自社サイト上でターゲット企業が実際にどれだけ来訪してくれているのか把握することが可能になり、ターゲット企業を狙ったリード獲得施策が初めて可能となります。 営業フェーズでは、今や実績・品質ともにセールス支援において、圧倒的なパフォーマンスを出しているGrand Central社の営業スペシャリストが最新の購買意思データを武器に、難易度の高かったパーソナライズ営業アプローチを実現し、ターゲット企業の商談を創出します。 圧倒的な成果を創出 <パフォーマンス実績例> 「ABS」のスキームを導入した企業では約1ヶ月後にターゲット企業への通電数が最大で従来の約26倍、商談数においては約3.5倍もの改善が確認されています。 【会社概要】株式会社Grand Central URL:https://grandcentral.jp/”営業代行”とは一線を画す、”営業コンサルティング”というサービスを確立し、営業支援業界の常識に革命を起こします。社として品質至上主義を掲げ、創業以来、顧客満足度100%を獲得し続けているセールスノウハウを用いて、クライアントを成功という目的地へお導き致します。  ※上記内容は現時点でのサービスメニューになり、変更されることがありますので予めご了承くださいませ。 ※順次機能面のアップデート強化が予定されています。

read more >

【ABMツール成功事例】ABMが売上金額に与える影響について

ABMについては、国内では徐々に注目がされてきている一方で、なかなか具体的にどれだけの売上インパクトを及ぼすのか?といった「成果」については語られてきていませんでした。 その背景として、これまでリード獲得からどれだけの売上がつながったのかといった、マーケティングと営業の指標を一気通貫でモニタリング、計測できる仕組みが整備されていなかったことが一つの大きな要因と考えられます。 Salesforceとの連携で売上の可視化が可能に この度、TRENDEMONでは新たにSalesforce社とのAPI連携によりSalesforce上のStageごとのOpportunityの値とデータ連携することが可能になりました。これにより、これまで可視化されることがなかったリード獲得施策ごとの売上金額の可視化、オウンドメディア上のコンテンツの売上貢献金額の可視化などが可能になりました。 ABMは売上金額に多大な影響力をもつ ※1ヶ月の実証結果から算出 上のデータは通常のリード獲得施策から生まれた受注金額とABM施策で獲得したリードから生まれた受注金額の差です。一般的に、ABMによるリード獲得施策では、ターゲティング企業に狙いを絞って行うため、件数(量)としてのインパクトは小さくなりますが、最終的な売上ベースで評価した場合には、通常のリード獲得施策よりも、約5倍ほどの売上インパクトを持つことがクライアント検証の結果、明らかになりました。 このようにリード獲得施策ごとの最終的な成果の評価方法を受注金額と紐づけて評価することで、売上を最大化させるマーケティング施策の精度を上げていく取り組みが可能となります。

read more >

ABMは時代遅れ?今海外で注目されているBGM(Buying Group Marketing)とは

ABMからBGMへ 近年、日本国内においても自社にとってのICP(ターゲット属性)を考慮しない、リード件数を追い求めるインバウンド手法や、そして大量Email配信、架電による旧来の営業アプローチだけでは成果をあげることが難しくなっていることに気づき、危機感を感じている企業が増えはじめています。 そこで、ABM(Account Based Marketing)の必要性が国内でも再認識されはじめ、ABMに取り組もうとしている企業が多く出てきています。一方、ABMが定着している海外では新たにBGM(Buying Group Marketing)というワードが今注目されはじめています。 これまでABM(アカウントベースド マーケティング)では個ではなく、アカウント(ターゲット企業)単位で捉え、マーケティング営業活動を行っていくものとされていました。 これは、企業間の購買に関わる人物は現場担当者ひとりで完結せず、その多くはチーム内、そして社内全体への合意形成が必要となるためであり、企業ごとに異なるアプローチが必要とされてきたことが背景にあります。 BGMとは? これまでのリード偏重型の「個」へのアプローチからの脱却、そしてターゲット企業単位でのアプローチの重要性を認識させ、その戦略を遂行するうえでABMはとても重要な役割を果たしてきました。 しかし、その一方でABMに取り組む企業で新たな課題が出てきました。それは、ターゲット企業を絞り込んだ後のアプローチ対象の解像度が広すぎることに多くは起因するものです。一例として、本来であれば同一企業内でも別ラインの製品の見込み顧客の可能性もあったにも関わらず、また担当者によっては購買意思決定における役割が異なるにも関わらず、一つのターゲット(アカウント)として一括りにしてしまい、機会損失を起こしてしまう場合などが挙げられます。 そこで、あらたな戦略的アプローチとして近年、ABMの次のトレンドとして海外で徐々に注目されはじめているワードが“BGM”(Buying Group Marketing)です。 ABMでは、一般的にアカウント(企業)ベースでのアプローチで留まるのに対して、BGMでは、ABMの戦略概念をベースとしつつ、さらにBuying Group(購買関係者)というものを集団で捉え、より解像度高くアプローチしていく手法とされています。 BtoBの購買意思決定においては平均で10人以上の関係者(Champion/Decsion Maker/Researcher etc...)を巻き込んだアプローチが必要となってきます。そのため、ABMの概念だけでは対象を解像度高くアプローチすることが困難になってきており、今まさにBGMへのアップデートが求められています。 テクノロジーのアップデートできていますか? 国内のBtoBではMA(マーケティングオートメーション)の活用は既に広く普及し、ABMに取り組む企業も徐々に増えてきています。その一方でテクノロジーの観点ではMAツールの導入以降、大きなアップデートがあまり行われていないのも事実ではないでしょうか? 海外ではすでにマーケティングと営業が密に連携し、ABMだけでなく、その先のBGMの仕組みを、AIソリューションの積極的な活用によって実現し、驚異的な成果を出し始めています。 BGMの実現に必要なもの 最後に、BGMを実現する上で必要なものをご紹介します。 まず、BGMを行う上で最低限必要になるのはBuying Group(購買関係者)の可視化、モニタリングです。一般的にMA(マーケティングオートメーション)ではリード保有者の可視化、モニタリングそして、エンゲージメント施策は可能とされていますが、リード保有者の周辺にいるBuying Groupの情報はアノニマス状態のため、可視化モニタリングすることはできていません。 そのため、アノニマス状態のユーザーを可視化、識別することができるソリューションが必要となってきます。 次に、必要となってくるのが、それぞれのBuying Groupに対してのパーソナライズアプローチになります。どのようなコンテンツに反応し、どのような情報を必要としているのかを把握した上で、ベストタイミングでアプローチしていくパーソナライズ施策が必須となります。 国内でBGMまで対応できる唯一のソリューション TRENDEMONでは国内で唯一、ABMからBGMまで対応できるソリューションとなっています。 最新のAI技術を活用したアノニマス状態でのターゲット企業/Buying Groupの可視化、Buying Intent (購買意思)データの提供だけではなく、 担当者ごとにパーソナライズされたコンテンツを自動的にレコメンドし、購買ファネルを前に推し進め、最適化していくことが可能となります。 現在、国内でも大手BtoB企業を中心に、これまでMAツールだけではな実現できなかった領域をTRENDEMONと一緒にご利用頂くことで驚異的な成果を上げています。 ABM、BGMについては、是非とも弊社までお問い合わせください。

read more >

【パーソナライゼーション事例】セゾン自動車火災保険が取り組むコンテンツを活用したパーソナライズ施策とは?

教えて!おとなの自動車保険 セゾン自動車火災保険株式会社 事業推進部マーケティングライン 泉 了輔 さま TRENDEMONのご利用方法やコンテンツマーケティングの取り組みについて、ご活用いただいている企業へインタビューする企画。今回はセゾン自動車火災保険のご担当者さまにコンテンツマーケティングの取り組みについてお話をお伺い致しました。 (TRENDEMON ):それでは、泉さまの自己紹介を簡単にお願いします。 (セゾン自動車火災保険 泉さま):私は事業推進部マーケティングラインに所属しています。弊社のマーケティングラインは大きく3つのチームに分かれておりまして、自動車保険の潜在層の認知拡大や顕在層の獲得を目的としたCMやWEB広告などのペイドメディア領域の「プロモーション」チーム、既契約者さま向けのマーケティング活動を行う「CRM」チーム、そして私が所属しているSEOやSNSなどのオウンドメディア領域の「オウンドメディア」チームの3チームで構成されています。 オウンドメディアの事業貢献の可視化 (TRENDEMON ):オウンドメディア「教えて!おとなの自動車保険」についてご紹介いただいてもよろしいでしょうか? (セゾン自動車火災保険 泉さま):「教えて!おとなの自動車保険」は、まだ自動車保険の契約について検討が進んでいない潜在顧客向けのオウンドメディアとなっております。コンテンツの中身は、「車」に関係するライトなお役立ちコンテンツから「保険」に関連するコンテンツまで、幅広く掲載しています。おかげさまで、来訪数は右肩上がりで順調に伸びており、メディアをローンチした当初の数十倍の規模まで増加しました。ただ実は、「事業にどれほど貢献しているのか」といったKPIについてはあまり考えることができていませんでした。 (TRENDEMON ):コンテンツのパフォーマンスを測るKPI(事業成果)を何かしら持つことはコンテンツマーケティングにおいてとても重要な部分になるかと思うのですが貴社の場合にはどのようにKPIを設計していったのでしょうか? (セゾン自動車火災保険 泉さま):コンテンツマーケティングを行ううえで、KPIの設計は非常に多くの会社で苦労されている部分かと思うのですが、その最大の理由のひとつが、コンテンツの「事業成果」の貢献度を従来のツールではうまく可視化できなかったことにあるのではないかと思います。 保険商材なので検討から契約までの期間は長期になりやすく、そのためジャーニーの計測はセッションを超えて計測できなければなりません。また、コンテンツをみてすぐに契約することはないので、商品ページ来訪やお見積りなどの中間CV地点の繋がりも可視化する必要があります。 従来のツールだけでは、このような一連のCVまでの動きを十分に可視化できなかったのですが、TRENDEMONを導入後は、コンテンツ来訪から中間CV地点、そして最終的な契約までの事業貢献をしっかりと可視化できることになり、KPIを設計する上でとても助かりました。 KPI達成に向けた「パーソナライゼーション」 (TRENDEMON ):ありがとうございます。KPIを設計するうえで、まず大前提として設計したKPIをそもそも技術的にかつ、定量的にしっかりと計測できるのかという視点は弊社も非常に重視しています。KPI達成にむけてはTRENDEMONを使ってどのようなことに取り組まれていますでしょうか? (セゾン自動車火災保険 泉さま):まず前提として、これまでもメディアとしての流入数は多いのですが、直帰率が非常に高く回遊が行われずに来訪ユーザーのエンゲージメントをつなぎとめることができていませんでした。TRENDEMONを導入する前は、回遊施策として、同サイト上の別コンテンツを記事の末尾に関連リンクとして手動で設定していたのですが、ほとんどのページで同一のコンテンツがレコメンドされるなど、パフォーマンスと運営管理の両方の面でうまく改善することができていませんでした。 回遊強化パーソナライズレコメンド ウィジェット形式(左赤枠内)・スライダー形式(右赤枠内) (セゾン自動車火災保険 泉さま):そこで、TRENDEMONのパーソナライゼーション機能を活用して来訪ユーザーごとに記事直下の「おすすめ枠」や右下に表示されるスライダー枠で回遊パフォーマンスの高いコンテンツを自動的にパーソナライズレコメンドすることで、回遊性を高めました。 また、「教えて!おとなの自動車保険」では、コンテンツの種類が大きく分けて「クルマ」「ドライブ」「自動車保険」の3つに分かれています。「クルマ」「ドライブ」記事は主に自動車保険の潜在層向けのお役立ちコンテンツとなっており、「自動車保険」記事は保険へのニーズが見え始めた方を対象としたコンテンツ構成となっております。そのため、回遊レコメンド設計もコンテンツのファネル間を意識したものとしました。 パーソナライズ施策でCVパフォーマンスも大幅に改善 (TRENDEMON ):CVへのパフォーマンス改善ではどのような施策が行われていますでしょうか? (セゾン自動車火災保険 泉さま):CVへの導線強化としては、来訪者のエンゲージメントレベルに合わせて、商品ページへの誘導バナーの出し分けを行っています。様々な施策検証を行うことで、現時点ではTRENDEMON導入当初の月と比較してCV件数、CVRともにこの1年で大幅に改善することができています。 TRENDEMONによるエンゲージメントレベルごとのCV誘導オファー施策① TRENDEMONによるエンゲージメントレベルごとのCV誘導オファー施策② (TRENDEMON ):約1年ほどTRENDEMONをご利用いただいてきた中で、ある程度の大きな改善成果が出てきているとのことでしたが、そこにたどり着くまでには多くのトライ・アンド・エラーがあったかと思います。その中で具体的なエピソードを何か一つご教示頂けますでしょうか? (セゾン自動車火災保険 泉さま):もともと商品ページへの誘導オファーについては表示するターゲティング条件をかなり絞っていたこともあり、施策インパクトとしてはかなり限定的でした。しかし、実際に来訪ユーザーの行動データを細かくエンゲージメントレベル別で見ていく中で、ターゲティング条件をもう少し広くしてもCVが見込めるということが分かったので、再度ターゲティング条件のチューニングを行い、また、クリエイティブのバナー検証も合わせて行うことで劇的にCVパフォーマンスを改善することができました。 これまで固定概念や先入観などで機会損失を発生させていたということに気付くことができ、データをもとに改善行動を行い続ける重要性を改めて認識することができました。 (TRENDEMON ):施策を行ううえで弊社も同様にプロダクト開発理念として最も大切にしている考え方なのですが、チャレンジして終わりではなく、トライした後から得られる新たな発見から次の改善検証を考え、実行していく習慣、オペレーションスキームをいかに無理のない形で実現させられるかを常に意識しています。  最後に、泉さまが今後挑戦していきたい展望などございましたら教えてください。 (セゾン自動車火災保険 泉さま):この1年で、ある程度TRENDEMONを活用し、「自動車保険」というサービスの中での一つの成功事例がようやく形となってきました。自社商材の中で「火災保険」なども取り扱っていますので、今後は、自動車保険での勝ちパターンを横展開していきたいと考えております。 また、既契約者向けの施策にも今後チャレンジしていきたいと思っております。自動車保険では、基本的に1年ごとの更新が必要になりますので、コンテンツを通じてどこまで継続率を向上していくことができるのか、新たに取り組んでいきたいです。

read more >

BtoBにおけるパーソナライゼーションが失敗しやすい5つの理由

数年前から、 TRENDEMON(トレンデーモン) のプラットフォームに新たな機能、設定オプションを追加するにつれて、お客様の利用統計(システム利用時間)が着実に伸びていることに我々は気づきました。 それは、一見すると良い傾向に見える一方で、お客様がWebサイトのパーソナライゼーションキャンペーンの作成、管理、最適化にますます多くの時間を費やしているということを意味し、オプションが増えれば増えるほど、本来時間をかけるべきでない、運用設定に時間がかかるようになっていたのです。 実際にご利用ユーザーに話を聞いてみると、多くの人が、さまざまなキャンペーンやテストを設定して、期待する成果を出すのに多くの時間を費やしていることに不満を感じていることがわかりました。 労力に対するリターンが激減していたのです。下図の右上から左上へのゾーンに移動する方法を見つける必要があったのです。 BtoCのアプローチでBtoBをパーソナライズ施策を実施するのは悪手だった BtoBの環境で細分化しすぎたパーソナライズ検証や大量のABテストを行うという一般的なBtoCと全く同じアプローチは、多くのBtoB企業にとって必ずしも効果的ではないということを意味しています。 これらの問題に多くの企業が直面するのはBtoBならではの理由があります。 チームサイズ- BtoBマーケティングチームは一般的に活用ツールが増えるほど、チームは細分化され小規模なサイズとなります。そのため多くのパーソナライゼーションのキャンペーンをサイト上で細かく実施し管理していくのは通常困難となります。トラフィックボリューム- BtoBのWebサイトは、BtoCのWebサイトに比べて訪問者が少ない傾向にあります。つまり、施策検証を細かく細分化し過ぎて、数多く行うことが、より良い結果やより正確な洞察を意味するわけでは決してありません。ジャーニー期間と購買体系の違い- BtoBのバイヤージャーニーはBtoCと比較して一般的に長い傾向にあります。場合によっては、数年に及ぶこともあります。サイト訪問者に何の情報をどのタイミングで提供すべきかは、ジャーニーの各ステージによって異なります。自社の課題に気づき始めたばかりなのか、さまざまなソリューションを探しているフェーズなのか、そして最終的な購買にたどりつくまでにBtoCよりBtoBでは商品単体だけではなく、販売企業側の「人物」自体も最終的に購買を左右する大きな要素となることも念頭におかなくてはなりません。コンテンツの役割 - Web上のコンテンツは、今やBtoBのバイヤーが購買決断までに必ず接触するタッチポイントとなりつつあります。適切なコンテンツを適切なタイミングで適切なユーザーに届けることができない場合、バイヤーは簡単に行き詰まり、自分にとってその製品が適切かどうかを判断することができなくなります。購買意思決定者の多さ - BtoBの意思決定は通常、BtoCと比較して一人の人間で行われるものではなく、複数のチーム内関係者によって行われるという事実があります。つまり、同じ企業でも異なるペルソナにパーソナライズさせる必要があります。 以上の理由から、BtoBにおいて購買意思決定が行われる環境はBtoCとは異なる側面が強く、これまでBtoCで正攻法とされていたサイト上での施策アプローチはBtoBではうまく機能しない場面に多く遭遇します。 BtoBパーソナライゼーションへの新たなアプローチ 「オーケストレーション」 こうした状況においてBtoBのパーソナライゼーションについては、より全体的にBtoBの購買において重要となる上記で触れた各要素を1つのまとまったメロディのように統合することに焦点を当てた、新しい視点となるテクノロジー機能を持つ必要があります。 TRENDEMONが新たにリリースする「ジャーニー・オーケストレーション」(β版)機能は、バイヤージャーニー全体を管理し、各ファネルごとのパーソナライズ施策を自動最適化できる機能となっています。これは、最初のタッチポイントからコンバージョンまでの、バイヤーエクスペリエンスを管理し、最適化を目指すアプローチとなります。 ユーザーは、個々のキャンペーンを手動で設定する代わりに、匿名の最初のウェブサイト訪問から特定のCVまでの、コンテンツ体験とジャーニーのすべてを機械に管理させることができるようになりました。 ジャーニーオーケストレーション(ジャーニー自動最適化)機能サンプル画面 本機能では、BtoBマーケティングの3つのコアな側面、すなわちオーディエンス、ゴール、コンテンツまたはキャンペーンオファーをつなぎます。この自動最適化機能を使うことで、バイヤーズ・ジャーニーの適切なステージで適切なコンテンツ体験を自動的に提供し、継続的に反復して最良の結果を見つけ、最終的に匿名のウェブサイト・トラフィックを売上につなげることができます。 オーケストレーションとキャンペーンを比較した場合の、これまでのパフォーマンス結果は以下のとおりです。 コンテンツのクリックスルー率(CTR) - オーケストレーション機能の CTRは、手動で最適化されたキャンペーンと比較して 122%高いCVR- マニュアルキャンペーンに比べ96%アップ オーケストレーション(β版)機能について 今回ご紹介した新機能について詳細が気になる方はこちらよりお問い合わせください。

read more >

【ABMツール最新事例】ABM成功のカギはダークファネルとパーソナライゼーション

ABMとは? ここ数年、日本国内のBtoB業界では、ABM(アカウント・ベースド・マーケティング)に注目する企業が急速に増えています。その背景には、現状企業の調達購買に関わる人物は現場担当者ひとりで完結せず、その多くはチーム内、そして社内全体への合意形成が場合によっては必要となるため、企業単位でのマーケティングアプローチが必要となってきていることが大きな要因としてあげられます。 しかしながら、データ取得、組織間の連携協力など含めて、ABMのハードルは想像以上に高く、現時点で日本国内でのABMは未だ発展途上にあり、多くの課題があるとされています。 今回は数あるABMの成功を阻む課題の中でも、日本国内ではあまり言及されていない「ダークファネル」に注目し、アメリカを中心に今注目を集めている最新ABM手法をご紹介致します。 ※参考情報 「ABMが売上金額に与える影響について」 ※参考情報【ABMは時代遅れ?今海外で注目されているBGM(Buying Group Marketing)とは】 「ダークファネル」攻略の重要性 「ダークファネル」とはリード獲得前のマーケティングファネルを指しており、ユーザー情報がアノニマス(匿名状態)のことを意味しています。 これまで、従来の日本国内のABMの取り組みでは主にリード獲得後のファネル上での最適化が対象となっていました。そのため、リード獲得前のダークファネル上でのABMの施策活動は依然として国内の多くのBtoB企業では着手されていない状態となっています。 なぜダークファネルに注目すべきなのか? ※SiriusDecisions社 調査結果 「BtoB企業の調達購買プロセスの約7割がオンライン上で完了し、営業担当者がアプローチする前にすでに勝負がついている」という調査データは有名な話ですが、さらに直近の弊社の統計調査の結果から明らかになったのは、同様にWebサイト来訪後の見込み顧客の平均で約68%がエンゲージメント不足によりサイトを回遊せず離脱していることで、莫大な機会損失が発生しているということでした。 ※TRENDEMON 調査結果(2022年)「ダークファネル上で発生している機会損失」 エンゲージメント不足によって起こる深刻な問題 現在、多くのBtoB企業の担当者は獲得したリードの「質」の低さに頭を悩ましています。その背景としては、そもそも従来のマーケティング活動ではサイト来訪者がダークファネル(アノニマス)の場合には自社のターゲット顧客なのかさえも把握することができないため、とにかくリード獲得を一定の量を追わなければその後の施策アプローチが行えないため、リードの件数自体をマーケティングのKPIとして追い求めすぎてしまうことが多くの企業で起きています。 サイト来訪者の識別と、来訪者エンゲージメントの可視化が共にできていない状態で「どの企業に、何の情報を、いつ届ける」のかといった基本的なエンゲージメント強化施策ができていない場合、仮にリード獲得できたとしてもその後の商談化するまでの道のりは極めて不透明であることに変わりはありません。 「No Forms.」「No Spam.」「No Cold Calls.」突然ですが、このフレーズはABMの領域で世界的に圧倒的な実績を誇る、弊社TRENDEMONのオフィシャルパートナーでもあるアメリカのサンフランシスコに本社を置く6sense社が提唱しているものです。 https://6sense.com/no-forms-no-spam-no-cold-calls/ 「マーケティング・セールスともに難易度がかつてないほど高くなっている今、エンゲージメントの質を考慮しないフォーム経由でのリード獲得、そして、パーソナライズができていない一斉送信メールなどのスパム的アプローチ、ターゲット企業がどのような購買ステージにいるのか把握できていない状態での営業担当者からの"コールドコール"、こうした旧態依然としたマーケティング戦術が世界中のBtoBの購買担当者を遠ざけ、企業の競争力を大きく削ぎ落としている」と著書の中で警鐘しています。 ABMツール新時代のはじまり こうした状況の中でTRENDEMONは新たにABM機能を日本国内でも提供を開始致しました。かねてよりTRENDEMONではサイト来訪者のダークファネル(アノニマス)からのジャーニー計測、エンゲージメント可視化から強化までを強みとしていましたが、6sense社との協業によりこれまで実現できなかったABMツール機能を提供することが可能となりました。 確固たる「自信」を伴ったパーソナライゼーションが可能に 来訪企業の識別が可能に 従来の類似サービスとの比較では最大で4倍以上の捕捉率を実現することができるようになったことで、今まで可視化することができなかった企業インサイトや実際のターゲットとなる企業の来訪比率などをリード獲得前のダークファネルの初期段階から明らかにすることができるようになりました。 結果として、これまでリード獲得するまで着手することができなかった改善活動のサイクルを先読みして、高速に回すことが可能になります。 ターゲット企業のエンゲージメント可視化 Gartner社が発表した上の調査からも、今後さらにBtoB購買担当者にとってオンライン上での購買意思決定は増加してくることが予想されており、今後いかにオンライン上、特に自社サイト上で自分たちが届けたい情報ではなく、ターゲットとなる「"企業担当者"が求めている情報」を適切なタイミングで届けることができているかで勝敗が大きく分かれると考えられます。 そこで、求められるのはエンゲージメントの可視化です。来訪者が何を必要としているのかを把握するには事前に今どのエンゲージメント度合い(購買ステージ)にあるのかをある程度可視化できていないと場当たり的なアプローチになってしまい、エンゲージメントを高めることは極めて困難になります。 来訪企業のエンゲージメント度合いを可視化するダッシュボード TRENDEMONのABM機能では来訪企業のエンゲージメントを可視化するダッシュボードを提供しております。これにより、今どの企業がどれだけの来訪回数を重ね、どのコンテンツを、どのくらい読み込んでいるのかなど、エンゲージメントの深さ、興味関心を可視化できるようになり、実際にあとどのくらいのタイミングでお問い合わせがくるのかもある程度事前に予測できるようになります。 パーソナライゼーションで圧倒的な成果を実現 かねてよりTRENDEMONではパーソナライゼーションを提供していましたが、これまでリード獲得するまで来訪者がどの業界に属しているのか把握することが当然できず、適切な事例コンテンツなどをピンポイントでオファーすることが困難でした。 今回のABM機能によって自社ターゲットとなる企業や、特定の業種業界に対して適切なコンテンツをピンポイントでオファーすることが可能になり、従来のオファーレコメンドよりも最大で10倍以上高い反応率を獲得し、これまでにないほどのエンゲージメント強化を行うことができるようになりました。 下図は実際の弊社内で実装しているパーソナライズ事例オファーのイメージ画像です。実際に該当の企業が来訪した際に、それぞれパーソナライズされた事例がオファーされます。 「BtoB」企業来訪者用のパーソナライズオファー事例イメージ 「教育業界」の来訪者用のパーソナライズオファー事例イメージ 「従業員と顧客」の幸せを目指すテクノロジー Success has everything to do with how we empower, engage, and care for both our employees and customers. An optimized customer and employee experience― powered by the cloud and AI-driven technologies we now have access...

read more >

【BtoBコンテンツマーケティング事例】LINEが取り組むBtoBマーケティングにおけるコンテンツ戦略とパーソナライゼーション

https://www.linebiz.com/jp/ LINE 株式会社 法人マーケティング室 コンテンツマーケティングチーム マネージャー 山田 賢人 様 TRENDEMONをご活用頂いている企業のご担当者様に、実際のご利用方法やコンテンツマーケティングの取り組みについてご紹介する、インタビュー企画。今回は法人サービス向けのメディアを複数運営されているLINE株式会社様にコンテンツマーケティングの取り組みについてお話をお伺い致しました。 (TRENDEMON ):それでは、山田様の自己紹介をお願いします。 (LINE 山田様):2018年にLINEに入社して以来、LINEが提供する法人サービスのマーケティングを担う法人マーケティング室という部署に所属し、現在はコンテンツマーケティングチームでマネージャーとして業務を行っています。 LINE社内でのコンテンツマーケティングの位置づけ (TRENDEMON ):国内の企業で「コンテンツマーケティングチーム」として組織的に編成されている企業はまだ少ないように思われるのですが、LINE社としてはコンテンツマーケティングに対しての重要性は元々どのように位置づけられていたのでしょうか? (LINE 山田様):私が入社した当時は所属部署自体が設立されて間もない状態で人数も少なく、コンテンツマーケティングという手法についても今後、組織整備と同時進行で実行していくという段階でした。 ただ、LINEにはLINE NEWSをはじめ多くのコンテンツメディアを運営してきた歴史があります。社内のカルチャーとしてコンテンツの重要性は認識されていたと思いますし、法人マーケティングとしても、単純に私が入社した時期が組織的に黎明期だったというだけだと思います。実際、私も制作会社からコンテンツマーケティングを専任で行うチームという募集要項から中途で入社しています。 (TRENDEMON ):山田様がコンテンツマーケティングのチームを初期フェーズから立ち上げる中で、大変な事やご苦労されたことがあったかと思うのですがいかがでしょうか? (LINE 山田様):コンテンツを専門に扱う人材としては所属部署で私が初めての採用だったので、制作フローの策定に始まり、表記ガイドラインなど基礎的な部分から一つずつ固め、そこから、どのようなコンテンツが不足しているのか、強化する必要があるかを考えていきました。具体的には「LINE for Business 」というオウンドメディアの中で、提供しているサービスに関連する活用事例やSEO対策としてのコンテンツを拡充していきました。 制作業務全般についてはこれまでの経験から苦労した点はありませんでしたが、提供しているサービスへの理解や営業、企画・開発との社内連携、それらを踏まえてコンテンツに落とし込む視点みたいなものをインプットするのに相応の時間が必要で、苦労した部分かもしれません。 (TRENDEMON ):貴社オウンドメディアにはもう一つ「おなじみ」という潜在層向けのオウンドメディアがありますが、こちらのメディアができた背景についてはいかがでしょうか? https://onaji.me/ (LINE 山田様):先程、お話した「LINE for Business」が入社2年ほどで月間200〜300万PVくらいに成長し、並行してオウンドだけではなくペイドで他媒体への記事出稿を行いました。ただ、どちらもターゲットはサービスの顕在層で、潜在層へ情報を届けるチャネルを持っていないという課題がありました。 そこで、「LINE公式アカウント」の潜在層をターゲットとしたメディアとして、2021年5月に「おなじみ」というオウンドメディアを新たに立ち上げました。 (TRENDEMON ):LINE社の法人サービスについては一般的にその他のBtoB向けサービスと比較すると圧倒的な認知度と、普及率があるかと思うのですが、「おなじみ」のようなサービス色の薄いメディアを敢えて設立されたキッカケは具体的にどのようなものだったのでしょうか? (LINE 山田様):弊社で最も認知度の高いサービスが「LINE公式アカウント」です。そのため、ある程度の母数が「LINE for Business」を経由してCVに至るのですが、企業規模や業種別に見るとまだまだ開拓の余地がありました。特に中小企業や個人経営の店舗などに関しては、そもそもサービスを認知していない潜在層も多く、サービス訴求がメインの発信では情報が届きません。 そこで、店舗関係者をターゲットに広告色がないコンテンツを発信し、メディア内で態度変容を起こしながら「LINE for Business」に送客するというのが、「おなじみ」の役割です。 コンテンツの評価について TRENDEMON ):オウンドメディアを複数運営されている中で、これまで課題として感じていたものはありましたでしょうか? (LINE 山田様):これまでは必要なメディアに必要なコンテンツを作成していくことに集中していましたが、次の段階として、作成したコンテンツが事業のどんな部分に貢献しているかを可視化する必要が出てきました。ただ、従来のツールではラストセッションベースだけの評価方法に限定され、流入やCVに至るまでに閲覧されたコンテンツを評価することができませんでした。 法人サービスのマーケティング部署として、コンテンツがどんな形で事業に貢献しているのかを明らかにする必要があり、そのためのツールを探していく中でTRENDEMON を知りました。 パーソナライゼーションへの挑戦 (TRENDEMON ):実際にTRENDEMON をご導入、ご利用頂いてその後、どのような変化がございましたでしょうか? (LINE 山田様):現状、導入が完了してやっと本格的な活用に入ったばかりですが、導入前に想定していたようなセッションを超えたコンテンツの分析、データの可視化ができるようなりました。TRENDEMONでの計測数値を業務の目標に組み込むなど、チーム全体にも浸透させている段階です。 また、コンテンツ分析以外にも、当初想定していた以上の機能があることが分かり、さまざまな活用方法を検討しています。 (TRENDEMON ):当初想定していた以外の活用方法とはどのようなものでしょうか? (LINE 山田様):TRENDEMON の導入目的としてはコンテンツの分析、計測だったのですが、それ以外にもパーソナライゼーション機能を活用するようになりました。計測分析したデータをそのまま施策に落とし込むことができるため、中長期的な施策が多いコンテンツマーケという業務の中でも、有効な短期施策として運用しています。 レコメンド機能については、導入済のMAツールでも実施できますが、TRENDEMON では専門的な知識がなくとも設定が可能で、コンテンツ分析を踏まえて細かく掲載先やターゲティングが設定できます。設定したレコメンドのパフォーマンスも高く、多忙なコンテンツ担当者にとって分析と改善の両方がシンプルにできる部分は非常に助かります。 TRENDEMONのパーソナライゼーション機能によるレコメンド例 (TRENDEMON ):大変貴重なフィードバックをありがとうございます。最後に、これまでご活用頂いている中でプロダクトとして改善して欲しい部分、追加して欲しい機能などはございますでしょうか? (LINE 山田様):もともとグローバルのプロダクトということもあり、まだ日本語対応できていない部分があるので、ローカライズを引き続き進めてもらえると嬉しいです。また、ダッシュボード上のUI、数値定義の部分で、社内全体の共通理解を得るのに少し時間が必要な部分がありました。 例えば、CV定義にしてもラストセッションベースのみで評価をしているツールもあるので、コンテンツのアトリビューション評価と組み合わせ、マーケティング全体としてどう最適化していくか、社内での合意形成を含めて引き続き、考えていきたいです。 (TRENDEMON ):大変貴重なご意見を頂きありがとうございます。 まず、コンテンツのアトリビューション評価における社内理解については非常に多くのご担当者様から頂く代表的なイシューのひとつになっています。 例として、我々は、お客様の社内勉強会などの場で「コンテンツの役割」や実際のABテストの検証結果などをもとにコンテンツ接触者と非接触者でジャーニー上でどのような差が生まれ、優位性がコンテンツにあるのかを紐解いてご説明させて頂くなど、少しずつコンテンツ評価に対しての合意形成を醸成していくご支援も行っているケースもございます。 さらに、プロダクト開発という観点ではこれまで日本のお客様から頂いたご要望をもとに機能開発を行い、新たに今後も新機能のリリースを予定しておりますので引き続きリクエストを頂ければ幸いでございます。

read more >

コンテンツマーケティングのKPI指標とTRENDEMONの効果測定

ウェブサイト集客や事業発展のためのデータ戦略などにおいて、年々重要になり注目されている「コンテンツマーケティング」。 SNS、オウンドメディア/ブログ、動画、オフラインなど様々なコンテンツマーケティング施策がありますが、パフォーマンス測定のためのKPI指標を具体的な数値に落とし込むことが非常に重要です。 今回は、コンテンツマーケティングにおける一般的なKPI指標とTRENDEMONのプラットフォームでの優れた効果測定の機能についてご紹介します。 ※関連ページ: コンテンツマーケティング成功事例まとめ そもそもコンテンツマーケティングとは? KPI指標について詳しく見ていく前に、まず事業戦略・施策におけるコンテンツマーケティングとは、そもそも定義は何でしょうか? 2014年前後くらいから日本でも頻繁に聞かれるようになったコンテンツマーケティングですが、2011年から運営され、コンテンツマーケティングの調査や情報発信をしている「Content Marketing Institute」では下記のように定義されています。 "コンテンツマーケティングとは、適切で価値ある⼀貫したコンテンツを作り、それを伝達することにフォーカスした、戦略的なマーケティングの考え⽅である。⾒込客として明確に定義された読者を引き寄せ、関係性を維持し、最終的には利益に結びつく⾏動を促すことを⽬的とする。"(和訳の参照:CONTENT MARKETING LAB) 上記の定義を整理すると、まずコンテンツマーケティングは特定のメディア媒体に限らないと言えます。オウンドメディア・ブログなどのウェブサイト、インスタグラム・ツイッターなどのSNS、Youtubeなどの動画サイト、更にはイベントなども広くコンテンツマーケティングの施策対象となり得ます。 様々なメディアを駆使し、カスタマーにとって価値あるコンテンツを提供し、認知され関係性を構築し、購買へと展開するコミュニケーションの施策と言えます。 このようなコンテンツ制作を通じたマーケティング手法全体のことを、コンテンツマーケティングと定義できます。 コンテンツマーケティングのKPI・成果測定の課題 事業発展に欠かせないコンテンツマーケティングですが、実際に成果を出している企業にはいくつかの共通点があります。 社内での事業貢献と紐付けた「成果」(KPI指標)の明確な定義付け適切なテクノロジーへの投資(マーケティングのアップデート)施策検証のスピードと改善アクションの回数の多さ オウンドメディア運用における記事制作などは、制作数だけに拘ってしまい、実際の認知数(PVやUU)を増加できないといった初歩的な問題を発生させてしまう恐れがあります。 SNS運用やSEO施策によって上手く閲覧数を増加できていても、十分に読まれず「読了率」や「回遊率」の数値が悪いというケースもあります。 十分にアクセスを集め、読了されて興味を惹きつけた後も、例えばメルマガ登録や資料請求をしてもらえる、信頼され継続的に接点を持てる状態を作る段階、そして購買に至るCVまでしっかりと成果測定する必要があります。 コンテンツマーケティングのKPI指標例 ここからは、TRENDEMONがご紹介している、コンテンツマーケティングのKPI指標例を下記のフェーズごとにご紹介します。 認知(Awareness)興味・関心(Interest)好意・信頼(Engagement)決断(Action) (1)認知フェーズのKPI指標例 ・PV/セッション/UU カスタマーにどれだけ認知されているかを計測する最もシンプルなKPI指標として、PV数・セッション数・UU数(ユニークユーザー数)が挙げられます。 事業種類やターゲットユーザー特性によって、SNS、オウンドメディア、Youtubeなど様々なメディア媒体はありますが、最終的なコンバージョン収益が自社サイトで発生する場合、まずユーザーがそもそも自社サイトを閲覧しているのかを計測することは必須となります。 ・検索ランク/アクセス数/記事数(SEO施策) 多くの事業においてSEO(検索エンジン最適化)を通じたサイト閲覧ユーザーの増加の重要度が以前から継続して高まっています。 検索エンジンとして世界中で主に活用されるGoogleは数々のアルゴリズム更新を日々行い、ウェブサイトのパフォーマンスや情報品質など様々な指標で検索ランクを定義します。検索ランクの上下によってユーザーからの閲覧率・数は大きく増減します。 SEOが重要な事業、コンテンツマーケティングにおいては、日々の検索ランク状況とアクセス数への影響をKPIとして計測する事が重要となります。また、そのランク・アクセス数への貢献度を計測する、チーム内のアクションKPIとして記事数を設定するということもあり得ます。 ・投稿数/表示回数/クリック数/シェア数(SNS運用) TwitterやインスタグラムなどのSNSを活用したコンテンツマーケティングの場合、各投稿の表示回数、クリック数、シェア数などをKPIに設定することも一般的です。 また、SEO施策における記事数のように、一定の効果が出せる運用状況下、チームにおいては単純に投稿数を計測指標にすることもあり得ます。 (2)興味・関心フェーズのKPI指標例 ・読了率/回遊率/再来訪 検索アクセスやSNS流入など各種チャネルからのサイトへの閲覧数に対して、実際にユーザーがストレス無く、十分にページを読み込み活用しているのか、そして再度サイト訪問をしたいと思う状態にできているのかが重要となります。 そういったパフォーマンスを図るKPI指標としては、「読了率」・「回遊率」・「再訪数/率」が挙げられます。このフェーズでは主に、何かしらの課題を持ったユーザーに対して解決策や新たな発見を提供することが鍵になります。より独自性や魅力のあるコンテンツを発信し、自社サイト・ページを深く読み込んでもらうことが成果計測となり得ます。下記ページでは読了率の重要性や計測方法について詳しく解説していますので、併せてご確認下さい。 ※関連ページ: 読了率の計測方法/意外と知られていない落とし穴 (3)エンゲージメントフェーズのKPI指標例 ・メルマガ登録/資料請求 アクセスが順調に伸び、サイト内を十分に閲覧し興味を持ってもらったユーザーに、更にファンになってもらうエンゲージメントのフェーズでは、メルマガ登録数や資料請求数などをKPI指標に設定できます。 MicroCVとも言い換えられるKPIであり、カスタマーが更にリアルな情報や価格詳細を入手したいというニーズが発生し、購買を意識するフェーズとなります。 (4)アクションフェーズのKPI指標例 ・申し込み/商談数 そして最後はアクションフェーズとなりますが、これは具体的にカスタマーが製品・サービスの購買を決める最終確認・合意の段階となります。 情報収集段階の「認知」や「興味・関心」の初期フェーズから、CVに至る「エンゲージメント」・「アクション」のフェーズまで、それぞれのKPI指標すべてが重要であり、計測する必要があります。 TRENDEMONのKPI指標・効果測定の方法 最後に、TRENDEMONを活用したKPI指標や効果測定の方法について、一部の主な機能と共にご紹介します。 TRENDEMONは、顧客属性、流入元メディア、閲覧コンテンツ、カスタマージャーニー、CVまであらゆるデータを統合して、インサイトを可視化し、KPI指標の計測をサポートします。 コンテンツパフォーマンス計測(UU数・読了率・売上など) 認知フェーズのページ閲覧数から、興味・関心フェーズの読了率を通じ、アクションフェーズの売上まで一貫してKPI指標を計測できることは、TRENDEMONの特徴の一つです。 コンテンツマーケティング施策において、CV貢献度の高い良質なコンテンツを見極めて、改善点を把握し、売上に繋がるアクションを施すことが重要になります。TRENDEMONではいずれのフェーズをもカバーし、コンテンツマーケティングの成功を支援します。 カスタマージャーニー別のCV/CVRの計測 また、各コンテンツごとのポイント情報だけでなく、カスタマージャーニー別のCV/CVRを比較し、数値化することも可能です。 カスタマー属性・流入元・閲覧コンテンツ・読了率/回遊率・CVまで、多種多様なデータの組み合わせを分析し、最も獲得ポテンシャルの高いカスタマージャーニーを明らかにし、コンテンツマーケティングの成果を加速させます。

read more >

コンテンツマーケティング成功事例まとめ
TRENDEMON導入企業のコンテンツ戦略と成果について

TRENDEMONでは、弊社ツールをご活用頂いている企業のご担当者様に、コンテンツマーケティングの取り組みや成功事例をお伺いし、記事として紹介する企画を行っています。 日本の有数企業から海外企業まで、多種多様な業種と企業の取り組みのインタビューを通じて、各社のコンテンツマーケティングの課題・戦略・測定指標・効果までを分析します。 今回は、それらインタビュー企画から一部の事例をピックアップしてご紹介します。 サッポロビールのコンテンツマーケティング成功事例 こちらのインタビューでは、サッポロビール株式会社様でメディアプランニングなどをご担当されている、福吉様にコンテンツマーケティングの事例を伺いました。 生活者とのコミュニケーション、「自分ゴト化」が重要であると認識し、 ブロードで純広を打つような一度で広範囲な情報を届けるリーチ重視のプロモーションや、一方的なメッセージではなく、1人1人に合わせたストーリー性を持った深く刺さる「コンテンツ」の重要性のもと、コンテンツマーケティングに取り組まれています。 ■コンテンツマーケティング戦略の課題 制作したコンテンツが本当に人々の心に届いているのか?ブランドに興味を持ってくれているのか?という点の客観的データの可視化の不足に課題を感じていました。たとえSEOで検索ランクの改善を通じてPV数を順調に伸ばしたり、滞在時間の改善は把握できたとしても、それらだけでは点のデータでしかなく、その後のユーザーのジャーニー、動きの可視化の不足を懸念されていました。また、外部メディアなどのタイアップ施策において、コンテンツを読んだユーザーがその後本当にブランドページに来訪してくれているのか?などの数値把握の不足を認識していました。 ■TRENDEMON導入後の効果・指標 TRENDEMON導入によって、コンテンツが数値としてどれだけブランドに貢献しているのかをチーム全体で把握することが可能になりました。例として、アウトドア系のコンテンツサイト(OVER QUALITY)の閲覧ユーザーのうち、サッポロビールのブランドプロダクトページへの再来訪の貢献を数値的に把握可能となっています。 ■事例詳細ページ: サッポロビールが取り組むコンテンツマーケティングと企業コミュニケーションの未来について type(キャリアデザインセンター)のコンテンツマーケティング成功事例 キャリア転職サイト「type」を運営するキャリアデザインセンター様のコンテンツマーケティングについて、メディア運営を担当されている根本様に事例をお伺いしています。 根本様は総合転職サイト『type』と、女性向け転職サイト『女の転職type』の両サイトにある、「転職ノウハウ」というコーナーで、コンテンツ制作をご担当。 新卒入社当初は紙媒体の編集者としてスタートし、その後デジタルへの移行と共に、Web知識・経験をつけながら運営に携われていました。 ■コンテンツマーケティング戦略の課題 転職サイトにおける一番のコンテンツである「求人広告」へと繋ぐ、「転職ノウハウ」の記事コンテンツが、最終的に「求人への応募」にどれくらいの数値的な影響を及ぼしているのかを具体的に把握していなかったことが挙げられています。 コンテンツ閲覧ユーザー・セッション内でのCVなどを指標に価値貢献度合いを計測しようと試みたこともありますが、完璧な数値化ができずにいました。 PV、UUなどのお決まりの指標では不十分であり、そもそも他により本質的な指標がないかを検討されていたとのことです。 ■TRENDEMON導入後の効果・指標 計測数値指標に悩まれていた状況でしたが、TRENDEMONの導入後は、「これまで見えなかったものが可視化できるようになった」ことが、最大のインパクトであると認識されています。 読了率や回遊率といった指標だけではなく、「CVしたユーザーのうち、初回新規来訪がコンテンツだった割合」など、ジャーニーを長期間トラッキングできるTRENDEMONだからこそ得られる分析データが豊富にあるため、社内会議でコンテンツの話題を出しやすくもなったそうです。 また、制作コンテンツの効果が、CVに効いているのか、ナーチャリングに効いているのかの分類や、エンゲージメントを得たコンテンツのジャンルの可視化といった効果も実感されています。 ■事例詳細ページ: 転職サイト『type』を運営するキャリアデザインセンターのコンテンツマーケティング成功事例 アマナのコンテンツマーケティング成功事例 世界No.1コンテンツマーケティングプラットフォーム「NewsCred」を提供する株式会社アマナ様に、近年のコンテンツマーケティングの市況や、TRENDEMONとの連携活用法についてお伺いしています。 海外の最先端マーケティングテクノロジーやアドテクノロジーのソリューションを、国内クライアント様にいち早く選択肢として提供されているアマナ様。 デジタルマーケティング事業担当の佐藤様と、企業のコンテンツマーケティング戦略のコンサルティング担当の寺西様から、日本のコンテンツマーケティングの課題や海外との違いまでお話し頂きました。 ■日本と海外のコンテンツマーケティングの比較 「NewsCred」の本社があるアメリカでは、コンテンツマーケティング市場が日本より5,6年先に進んでいると言われていますが、それはプラットフォーム機能の先進性だけではなく、コンテンツ制作現場における工程についても違いが見られます。 例えば、日本では担当者と編集者がExcelやWordでやり取りするケースが多い中、アメリカの多くの現場では、制作工程の全てをプラットフォーム上で完結させている状況などがあります。 海外の企業ではマーケティングを「フロー」で捉える習慣や仕組みがあるのではないかと寺西様は指摘されています。 日本国内ではコンテンツ単体でのパフォーマンス・投資効果を聞かれることが多いそうですが、海外企業ではマーケティング全体をフローとして捉え、高速にPDCAを回しながら効果的なコンテンツ制作を検証していくことが成果に結びつくことを提唱されています。 ■TRENDEMON & NewsCredを連携活用した効果 NewsCredを利用する企業において、TRENDEMONをセットでご利用頂く事例が増加していますが、この点について佐藤様は、「1つのツールだけを使えば全て解決するというような魔法のようなものは存在しない」との見解を述べられています。 また、TRENDEMONが持つセッションを超えたジャーニートラッキングなどのテクノロジーは、NewsCredと併用することで、相互の強みを掛け合わせながらコンテンツマーケティングを最大化できるとも考えられています。 「コンテンツ起点」の分析に強みを持つNewsCredと、「カスタマージャーニー全体」を把握・計測できるTRENDEMONを併せて活用することで、更にコンテンツマーケティングを強化する可能性を秘めていると言えます。 ■事例詳細ページ: 世界No1コンテンツマーケティングプラットフォーム「NewsCred」とTRENDEMONの連携活用法 スタディストのコンテンツマーケティング成功事例 「Teachme Biz」を運営する株式会社スタディスト様に、コンテンツマーケティング事例をお伺いしました。 マニュアル作成・更新管理を手軽にし、人材育成の質や効率、企業全体の生産性向上を実現するB2B向けサービスを提供するスタディスト様もコンテンツマーケティングに取り組んでおられます。 「Teachme Biz」のプロダクトの特性と、お客様の業界が多岐に渡り、なおかつ商材として第一想起として認知理解してもらうには、一定の時間をかけたコンテンツを通した認知、啓蒙のコミュニケーションが必要と認識され、取り組まれているそうです。 ■コンテンツマーケティング戦略の課題 ネイティブ広告出稿のために「Outbrain(アウトブレイン)」を利用し始めたタイミングで、従来の分析計測ツールではカスタマージャーニーや、マーケティングファネル全体の動きを十分に捉えられないという限界を感じられたそうです。 また、商材特性として、比較的時間をかけたコミュニケーションが必要になるため、マーケティングファネルごとに求められるコンテンツ種類の把握の必要性も強い状況でした。 ■TRENDEMON導入後の効果・指標 コンテンツ分析はもとより、パーソナライゼーションの計測データをもとにジャーニーを自動最適化するレコメンド機能を活用し、サイト内の回遊エンゲージメントやCV導線を強化することが可能となりました。 更に、MAツールとの連携施策において、MA上のフォームを使いながらTRENDEMONのパーソナライゼーションで出し分けを行うことで、新規のリード獲得数の増加にも繋がっています。 ■事例詳細ページ: 【BtoBコンテンツマーケティング成功事例】企業の「生産性向上」を支援するスタディストのコンテンツマーケティングとは 海外企業のコンテンツマーケティング成功事例 ここまで日本国内のTRENDEMONを活用する企業のコンテンツマーケティングの成功事例をご紹介しましたが、イスラエル発の弊社では、世界中の企業の成功事例があります。 下記のページでは、いくつかの企業における成功事例を紹介しております。 ブログサイトのCV率向上(145%増加)、高品質なリード獲得改善(65%増加)、コンテンツ経由の売上改善(52%増加)などの具体的な数値改善が実現されています。 ■事例詳細ページ: TRENDEMONを利用する海外企業のコンテンツマーケティング事例(英語)

read more >

コンテンツマーケティングツール
最新おすすめプロダクト8選

サイト運用・集客のみならず、直近では企業のデータ活用戦略上においても重要な役割をこれまで以上に期待されているコンテンツマーケティングですが、活用目的によって様々なツールが存在します。 オウンドメディア運営における記事制作をサポートするものから、コンテンツ・テクニカルSEOの分析、そして、カスタマージャーニー全体を最適化させるパーソナライゼーション機能まで組み込んだツールなど様々です。 今回は、おすすめのコンテンツマーケティングツール8選として、主な機能や価格体系などについてご紹介します。 MIERUCA(ミエルカ) 特徴・概要 記事コンテンツやSEOの課題を見える化し、SEO経由の検索アクセスを増加させるツールの「MIERUCA(ミエルカ)」。国内有名大企業を含む1,500社以上もの利用実績があります。豊富なSEO・コンテンツ関連機能に加え、カスタマーサクセス担当者によるSEO対策サポートも受けられる点も特徴的です。 また、SEO担当者なら目にしたことがある方も多い、「海外SEO最新情報ブログ」を運営する鈴木謙一氏も監修し、MIERUCAに関わっておられます。 主な機能例 ・サジェストキーワード、ランキングチェック・関連キーワードマップ、検索ユーザーのインサイト調査・競合サイト分析・アクセス解析レポート・ヒートマップ 導入事例・企業 FUJIFILM、花王、ビズリーチ、講談社、ぐるなび など(公式サイト参照) 費用/料金・スタンダード:150,000円/月・プロ:200,000円/月・エキスパート:600,000円/月※無料お試し有り※2021年10月時点運営会社株式会社Faber Company公式サイトMIERUCA SEMRUSH(セムラッシュ) 特徴・概要 「Semrush(セムラッシュ)」は全世界700万以上のユーザーに使われる、オールインワンの機能を備える競合サイト分析ツールです。 オウンドメディア記事、コンテンツSEO、広告、SNSなどの領域において、他の競合サイトの数値的なステータスを分析し、自サイトの改善に活かすことができます。 デジタルマーケターが普段の業務において、あらゆる施策の分析・戦略立案に役立てることが可能です。 主な機能例 ・オーガニック検索/ランキング分析 ・バックリンク/ギャップ分析 ・リスティング/ディスプレイ広告分析 ・SEOコンテンツ/ライティングアシスト ・SNS分析 導入事例・企業 Forbes、Apple、P6G、amazonなど (公式サイト参照) 費用/料金月間プラン・Proプラン:119.95ドル/月・Guruプラン:229.95ドル/月・Businessプラン:449.95ドル/月年間プラン・Proプラン:1,199.4ドル/年・Guruプラン:2,299.4ドル/年・Businessプラン:4,499.4ドル/年※2021年10月時点運営会社Semrush Inc.,(アメリカ合衆国)株式会社オロ(日本総代理店)公式サイトSEMRUSH Keywordmap(キーワードマップ) 特徴・概要 「Keywordmap(キーワードマップ)」は、オウンドメディアのSEO記事コンテンツ作成、競合サイト調査、広告調査、SNS調査など、50を超える機能を備えるツールです。 デジタルマーケティングの業務の時短効果が高く、「10時間の作業を2分に」というキャッチフレーズも特徴的です。 国産ツールとして世界最大量の日本語データを保有し、自サイト・競合の検索キーワード・ランキング、広告分析からレポーティングまでカバーしています。 主な機能例 ・自然検索/ランキング調査 ・競合ドメイン分析 ・競合サイトのキーワード/ランキング分析 ・ユーザーニーズ/キーワード調査 ・リスティング広告調査 ・ソーシャルメディア調査 導入事例・企業 NewsPicks、電通デジタル、DMM、typeなど (公式サイト参照) 費用/料金機能により異なるプランを提供(要問合せ)※無料トライアル可能※2021年10月時点運営会社株式会社CINC公式サイトKeywordmap TRENDEMON(トレンデーモン) 特徴・概要 「TRENDEMON(トレンデーモン)」は、コンテンツの価値を証明、飛躍成長させる業界唯一のコンテンツに特化したマーケティングツール。 イスラエル発となるテクノロジーを駆使し、サイトに負荷を与えず、cookieに依存しない独自の計測技術を備える特徴も持っています。 2015年にイスラエルで創設、2018年には日本支社を設立し、Fortune500のグローバル企業や日本企業にも活用頂いております。 2019年にはイスラエルのスタートアップビジネスコンテスト「The Bridge Builders」で、200社以上の応募の中からグランプリに選出され、世界中の企業から評価されています。 主な機能例 ・コンテンツの評価分析 ・長期間のカスタマージャーニー計測 ・上位モデルのパーソナライゼーション機能 導入事例・企業 ウォルマートを始めとするコンテンツマーケティングに取り組む大手グローバル企業からBtoBスタートアップ企業を中心に国内だけで述べ数百社以上の導入実績 費用/料金PV課金制(お客様ごとに最適な活用方法・料金プランをご提案)運営会社TRENDEMON JAPAN株式会社公式サイトTRENDEMON 無料のコンテンツマーケティングツール ここからは、無料でも利用できる定番のコンテンツマーケティングツールをご紹介します。 Googleが提供する2つの無料でも利用できる分析ツールは、ウェブサイト運営においてほぼ必須と言えます。 また、その他にもウェブサイト運営者によって頻繁に活用されている、無料版を利用できる分析ツールをご紹介します。 Google Analytics(グーグルアナリティクス) 「Google Analytics(グーグルアナリティクス)」は、Googleが無料で提供するWebページのアクセス解析サービスです。 タグを埋め込むことで簡単にウェブサイトのユーザーやアクセスデータを計測し、分析することが可能となり、ウェブサイト運用・コンテンツマーケティングに必須のツールと言えます。 ■主な分析機能 ・ウェブサイト閲覧ユーザー数 ・オーガニック検索アクセス数 ・SNSや他のサイトからのアクセス数 ・ページごとの収益データ 公式サイト:Google Analytics Google Search Console(グーグルサーチコンソール)...

read more >

【コンテンツマーケティング事例】京都芸術大学が取り組むコンテンツマーケティングとは?

学校法人 瓜生山学園 京都芸術大学 広報課  作山 朋之 様 (※本記事は2020年10月13日にExchangeWireで公開されたインタビュー記事の転載となります。) 教育に今必要なのは「コンテンツ」 ―自己紹介をお願いします。 作山様:京都芸術大学で通学課程と通信教育課程の広報・PRを担当する作山と申します。(※インタビュー当時)以前は両課程の学生募集を担当しており、とりわけ通信教育課程では新規学科や教育コンテンツの開発を合わせて手掛けていました。この春から現職となり、マーケティングファネルで言えばより上流の業務に携わっています。 TRENDEMON 嶋添:TRENDEMON JAPAN(トレンデーモン・ジャパン)の営業・マーケティング統括の嶋添と申します。当社は主にオウンドメディアを運営する企業様向けの分析ツールを提供しており、日本法人を立ち上げて2年目。今年6月から京都芸術大学様との取り組みをスタートさせて頂いているのですが、これまで私個人としても、国内の50社以上の大手企業様のオウンドメディアを計測、分析サポートしてきた中で教育業界でのご利用が実は初めてのことだったということもあり、お話するまでは具体的なツールのご利用イメージがクリアに湧いていませんでした。(※インタビュー当時) しかし、こうしたコロナの状況下において、これまで当たり前のようにあったオープンキャンパスや、展覧会、学園祭などのイベント、そして授業といった大学のコアな部分が揺らいでいる、教育業界こそが「コンテンツ」を今最も必要としているのだと作山様とお話をしていく中で強く感じ取ることができました。 ―大学機関ではどのようなマーケティング施策を実施しているのでしょうか。 作山様:まず本学の場合、大前提として「通学課程」と「通信課程」ではターゲット層が大きく異なります。前者は高校生であり、後者は主に社会人です。 「通学課程」を希望する高校生の大半は今やほぼ例外なくオープンキャンパスに参加する時代です。高校の進路指導でオープンキャンパスへの参加を積極的に働きかけていることもあり、どの大学でもオープンキャンパスを年に何度も開催していたのですが、コロナ禍でこれがすべてできなくなりました。このように今まで学生に対してオフライン上でナーチャリング施策として実施していたコミュニケーションをいかに今後大学としてデジタル上で転換していけるかが急速に求められています。 一方の「通信教育課程」への入学希望者は幅広い年代層で、キャリアチェンジを考えている社会人の方から、定年後のご年配層の方まで多種多様です。コロナ禍以前から、本課程の特性上WEB上でのコミュニケーションを重視してきたこともあり、様々なCRMツールを導入した上で、メール配信やオウンドメディアの個別最適化にも先んじて取り組んでいました。 学校法人 瓜生山学園京都芸術大学 広報課 作山 朋之 様 ―広告施策についてはいかがですか。 作山様:これまで年間を通して大きな予算を特にWEB広告に対して投じていました。ただ、WEB広告は打てば打つほど「ユーザーから嫌われる」という印象はぬぐい切れません。 運用型広告には「効率の良い広告クリエイティブが自動的に選ばれる」という特徴がありますが、逆に言えば「今ならお買い得」「豪華プレゼントを提供」といった表層的な内容ばかりが高く評価されやすいのではないでしょうか。このような仕組みの中では、広告を通じて“学びの本質”を伝えることなど到底できない。だからこそオウンドメディアを最大限に活用しながらコンテンツコミュニケーションを強化していきたいと思っています。 TRENDEMON 嶋添:おっしゃる通り大きな括りとして、マーケティングという観点からみるとWEB広告の大部分が顧客を“刈り取る”ことばかりに目が行きがちです。車や保険サービスと同じく検討商材である教育サービスは特にカスタマージャーニー自体が長く、刈り取りを目的としたコミュニケーションだけでは、入学検討者や学生さん達の気持ちに寄り添うことは到底難しく、“ロングエンゲージメント”を積み上げていくことはできません。だからこそオウンドメディアなどを通じたコンテンツを起点にした長期的なマーケティング施策が求められるということを痛感しています。 「数値化」できないことはやらない ―京都芸術大学がTRENDEMONを導入するまでの経緯についてお聞かせください。 作山様:本学がマーケティング施策を実施する上で重視していることが3点あります。 「計測検証できないことはしない 」「“Fail fast”-どんどん失敗する」「なんでもかんでも自分が実行しようとしない」 1.については、施策ごとにKPIを設けて、その達成ぶりを数値的に評価できることが重要です。各施策の良し悪しを感覚だけで捉えたところで何の役にも立ちません。 2.は、大きなホームランを狙うのではなく、仮説を立てた上で小さく失敗を繰り返し、学習の機会を得るという意味です。 3.は主に自動化機能の活用です。例えば広告やCRMにおけるターゲティングやタイミングの調整などのように、自動化できることは機械に任せ、人間は人間にしかできないクリエイティブ領域に集中すべきだと考えます。 コンテンツマーケティング関連では様々なサービスが提供されていますが、その中でもTRENDEMONはこれら3つの観点を満たしているツールであると判断しました。オウンドメディア上に公開された各コンテンツをジャーニー上で数値的に評価し、またその評価を踏まえ、レコメンデーションのPDCAを回すという一連の作業が自動化されているからです。 ―オウンドメディアの計測ではこれまでGoogle Analytics(GA)が一般的には広く活用されてきましたが、その点はいかがでしょうか。 作山様:GAも当然併用しているのですが、違いでいえば例えば、TRENDEMONではPVだけではなくコンテンツのボリュームによって動的に滞在時間やスクロール率を加味し、読了率を精緻に計測しています。当たり前のことですが、記事はきちんと読まれて初めて意味を持つもの。読了率は非常に重要です。 そして、もっとも大きな違いは「アトリビューション」だと思います。コンバージョンについては、GAではラストセッションを主な分析対象としています。。学生募集を担当していたころはそのような短期的なものでも良かったのですが、今春から広報・PR部門に異動したことで、以前から課題に感じていた中期的なコンテンツマーケティングの必要性がより顕在化してきました。とりわけ顧客育成を目的としたコンテンツ施策となると、長期間のジャーニー計測テクノロジーを持つ計測ツールが必要になります。この問題意識とTRENDEMONのソリューションがちょうど合致しました。 ※TRENDEMONによって可視化できるジャーニー範囲イメージ TRENDEMON嶋添:コロナ禍以前はコンテンツの価値を企業体として証明することがそれほど強く求められていなかったと思います。広告最適化だけにリソースを投じた方が短期的にはROIを改善しやすく、カスタマージャーニー全体を把握する必要性が高くありませんでした。ただ現在のようにオンラインコミュニケーションへの注力度が高まるにつれ、コンテンツへの投資は今後も加速していきます。その結果、弊社のクライアントでもある米国のウォルマート社を始めとする大手グローバル企業では既にコンテンツの費用対効果を可視化することは当たり前になってきており、その上でどのコンテンツを優先的に企画投資するのかを選定しています。このトレンドは国内でも徐々にではありますが、広まってきていると感じます。 またITPやCookieの制限などに見られるように、今後ユーザーデータの取得がより一層困難になっていく状況に対して、従来の計測ツールだけでは対応できない部分を補完する役割としてTRENDEMONを皆様にご利用を頂くケースも増えてきています。 コンテンツの自動パーソナライズ ―京都芸術大学におけるTRENDEMONの具体的なご活用法をお聞かせください。 作山様:計測以外でいうと、Personalizationというレコメンド機能を活用しています。以前は何かコンテンツを一つ公開すると、公開時にパッと読まれる以外は閲覧数は少なく、眠ったコンテンツになってしまっていました。それが、Personalizationによるレコメンド機能によって過去に作成したパフォーマンスの良いコンテンツが、ユーザーごとにパーソナライズされた形でレコメンドできるようになったのです。それも自動的に。 ※記事下に表示された「TRENDEMONによるパーソナライズレコメンド記事」 また、コンテンツ制作という観点からもTRENDEMONのデータを通してどのようなコンテンツがジャーニー上のどの場所で貢献しているのかを把握することで、より精度の高いコンテンツを作れるようにしていきたいと思っています。 ただ、コンテンツマーケティング業務に携わる人であれば誰しも、具体的に読者層を想定し、ものすごく丁寧に時間をかけて制作したコンテンツが全く読まれなかったり、もしくは気が赴くままに書いた記事が意外と評判を集めたりといった経験を持っているのではないでしょうか。 だからこそ本学では、データ分析に過度に縛られるのではなく、「とりあえず気軽にコンテンツを投下し、ユーザーの反応を見てみよう」という方針も持ち合わせています。その上で、それぞれの作成したコンテンツが結果的に「ランディング(認知)」「ナーチャリング(興味関心)」「コンバージョン(決断)」のどのポジションに貢献しているかを把握することが重要です。これら一連の流れを想定していなければ、既に顕在化したニーズに対してのみ刺さるような情報を提供するしか術がなくなります。それでは刈り取り型の広告施策と変わらず、顧客育成につながりません。 TRENDEMON嶋添:作山様のおっしゃる通り、全体のジャーニーを意識せずCVに近いコンテンツばかりを狙って記事制作をすると、どうしてもコンテンツの企画の広がりに限界があったり、実際に読者からすると、読み応えのないものになってしまいがちです。 京都芸術大学様のコンテンツの中で個人的にも好きなコンテンツがありまして、京都ならではのローカル食文化や自然について書かれたコンテンツがあるのですが、一見すると資料請求などのCVに関連する要素は全く入っていないので、あまりCVに貢献していないように思われますが、実は資料請求者の多くがジャーニー上の入り口やナーチャリング部分でこのようなコンテンツを多く読んでいたということが明らかになりました。これは従来の計測ツールよりも長期間のジャーニーを可視化することができるからこそ得られたコンテンツインサイトであると思っております。 出典:瓜生通信 (https://uryu-tsushin.kyoto-art.ac.jp/) ―その他分析業務にはどのように役立てていますか。 作山様:ニュースリリースやSNSを含めた広報・PR業務を少人数で担っているので、正直なところ、オウンドメディアの分析にかけられる時間はそう多くありません。その点TRENDEMONのダッシュボードはすでに集計されたデータがインサイト化された状態で出ていますので、これをざっと見るだけでコンテンツのパフォーマンスを把握することができます。 ※TRENDEMONのダッシュボードサンプル画像 また、分析に時間をかけすぎると、それに反比例するように創造性が発揮されません。ざっとした分析を通してある程度の仮説を出したら、まずはアウトプットすることを優先すべきです。TRENDEMONを導入したのは、私のような素人でも一目見ただけで状況を把握することができるからです。データ編集及び分析業務ではなく、コンテンツ制作にこそ人手をかけたいと考えています。 TRENDEMON嶋添:当社として、ツール単体のユーザービリティについてはもちろんまだまだ多くの改善の余地がありますが、一般的なアトリビューション分析ツールと比較しても誰が見ても分かりやすいダッシュボード設計を心がけていると共に、海外のツールベンダーでは珍しく、日本のお客様から頂いたリクエストをもとに機能ローカライズ開発も海外市場と同水準のプライオリティで高速で実施しています。またコンテンツマーケティングのご担当者様は常に多忙な状態であり、コンテンツ制作で精いっぱいで、分析する時間がないのが現状であると思います。そこで当社では月に一度のレポーティングやシステム設定を含めた人的な支援も合わせて提供しています。 リーチのパーソナライズ機能も強化 ―TRENDEMONの機能で最新のアップデートがあればお聞かせください。 TRENDEMON嶋添:間もなくダッシュボードのUIが大きく刷新される予定です。またSalesforceのPardotなどのMAツールと連携させることで顧客リストや弊社のジャーニーデータをかけあわせた形でより精度の高いリーチ施策が可能となります。例えば業種やスコアリスト情報だけではなく、コンテンツの閲覧履歴に基づいたお勧め記事をパーソナライズされた形でメール配信することも可能になります。この取り組みではメールの開封率が以前の数倍以上になったと、驚異的な成果もお客様から頂いており、オウンドメディアの中だけでなく、リーチ手段のパーソナライズ化も今後強化していきます。 ※外部ツールとの連携した場合のパーソナライズイメージ ―最後にお二方の今後の活動の展望についてお聞かせください。 作山様:広告施策は最適化が進んだことで既にコモディティ化しました。中期的な施策を反映できるオウンドメディアであれば、独自のブランド価値を打ち出すことができます。ただし、ブランド価値をどれだけきちんと伝えることができたかを判断するには、ナーチャリング段階を適切に評価する枠組みを整備しなければなりません。従来のツールテクノロジーでは対応していなかった領域である以上、TRENDEMONのような補完的なツールを使いながら今後もコンテンツ施策に取り組んでいきたいと思います。 TRENDEMON嶋添:これまでコンテンツはROIで可視化しづらい領域であるが故に、そのバリューが軽んじられてきた側面がありますが、広告が嫌悪されている時代の中で原始的ではありますが、“コンテンツ”こそ企業が生活者の気持ちに共鳴を呼び起こすことができる、残された数少ない強力なコミュニケーション方法であると思っております。 微力ではありますが、コンテンツの持つポテンシャル、そしてコンテンツを日々一つ一つ「想い」を込めて制作されているご担当者様の努力がこれまで以上に適正かつ、最大限評価されるように弊社としてもツールテクノロジーのアップデートを日々行ってまいりたいと思います。

read more >

パーソナライゼーションツール最新トレンド

Web上での情報収集やプライバシーに関する議論はまだ終わっていないかもしれませんが、現実を直視しましょう。消費者は、自分を個性的な存在として認識するマーケティングアプローチを期待し、評価するようになっています。これは、販売サイクルが長く、慎重な購買プロセスが一般的なB2Bの文脈では特に顕著です。 実際、パーソナライズされたコールトゥアクションは、一般的なコールトゥアクションに比べて、コンバージョンに至るまでの効果が200%以上高いと言われています。また、消費者の4分の3近くが、自分にパーソナライズされていないマーケティングコンテンツには手を出さないと答えています。 可能な限り多くの人々にアピールするための幅広いメッセージの時代は終わりました。今、マーケティング担当者は、ターゲット層とのつながりやエンゲージメントを高めるために、パーソナライゼーションソフトウェアツールへの依存度を高めています。 パーソナライゼーションはなぜ世界で注目されている? https://www.payoneer.com/ パーソナライゼーションソフトウェアは、リードや顧客の購買プロセスの各段階において、より適切で魅力的かつ効果的なメッセージを作成するのに役立ちます。国際的な決済プラットフォームであるPayoneerの例を考えてみましょう。Payoneerは、アクセス数の多い多言語のブログを通じて、さまざまな人々に自分たちのことを伝えています。TRENDEMONのパーソナライゼーションソフトウェアソリューションを使用することで、コンバージョン目標を達成するために最も効果的なコンテンツを特定することができました。そして、ウェブサイトの訪問者をセールスファネルに導く可能性の高いブログ記事に誘導し、コンバージョンを2倍以上にすることができたのです。 しかし、一般的に、パーソナライゼーションをお客様全体に適用するには、強力なソフトウェアツールが必要です。 自社に合ったパーソナライゼーションツールを選ぶ方法 お客様とのあらゆる接点は、驚くほどパーソナライゼーションによって大きく改善される可能性があります。ほとんどのソフトウェアソリューションは、特定のマーケティングチャネル(Eメール、ソーシャルメディア、ウェブサイトやブログ)やコンテンツメディア(動画、デジタル広告)を念頭に置いて設計されています。また、パーソナライゼーションの内容もさまざまです。 扱うデータに応じて、以下のような方法でパーソナライズすることができます。 ・特定のオーディエンスセグメントへのパーソナライズ ・既存顧客へのパーソナライズ  ・カスタマージャーニーに沿ったパーソナライズ ・一人一人の個別シナリオに沿ったパーソナライゼーション どこで、いつ、どのようにパーソナライズするかを決めることは、B2Bマーケティング戦略にとって不可欠です。また、どのようなタイプのパーソナライゼーションソフトウェアが最高のROIをもたらすかを判断するのにも役立ちます。ここでは、B2Bマーケティングでパーソナライゼーションがもたらす高いコンバージョン効果を得るための優れたツールをご紹介します。 世界のパーソナライゼーションツール最新トレンド Syte Syteは、ビジュアルAIを使用して、顧客により良い推薦と検索結果を提供する製品発見プラットフォームです。カメラ検索や拡張テキスト検索などの顧客向けの機能をホストします。Syteは、リアルタイムの行動分析により、企業が正確で超個性的なディスカバリー体験を提供するのに役立ちます。ユーザーは、使いやすさと優れたカスタマーサポートに高い評価を与えています。 Omnisend メールマーケティングは、常にパーソナライゼーションのための土壌となっています。Omnisendは、テンプレート、自動化されたワークフロー、その他のツールを駆使して、様々な状況に応じてパーソナライズされたメッセージを簡単に作成することができます。Omnisendには、より良いターゲティングのための強力なセグメンテーション・オプションが含まれており、すべての主要なeコマース・プラットフォームとの統合が可能で、SMSキャンペーンもサポートしています。 HubSpot(ハブスポット) マーケティングソフトウェアのニーズを幅広くカバーできるオールインワンのプラットフォームを探しているなら、HubSpotが候補に挙がるはずです。もし必要な機能が欠けていても、価値のあるサードパーティのソリューションと簡単に統合できるのが良い点です。料金体系は高額になる可能性がありますが、HubSpotは成長企業がパーソナライズされたデジタルマーケティングキャンペーンを始めるための簡単な方法を提供します。 TRENDEMON TRENDEMONではユーザーが過去にどのようなコンテンツを読んできたのか、カスタマージャーニーを長期間トラッキングすることが可能なため、メディア内にあるコンテンツの中でユーザーが過去に読んできたコンテンツやパフォーマンスの良くないコンテンツなど、いわゆる“レコメンドすべきでない”コンテンツを自動的に排除し、ユーザーごとにレコメンドすべきコンテンツを出し分けることが可能となります。 現在、パーソナライゼーションを実施した企業の多くでサイト内のCVR、回遊率など短期間で大きな改善成果が見られています。パーソナライゼーション施策は一般的に導入する際に非常に労力がかかる側面もございます。 しかし、TRENDEMONではジャーニーデータを内包することで独自の機械学習によってオートレコメンドをすることが可能なため、ご担当者様の負担なく大きな改善成果をおさめることが期待できます。 このようにTRENDEMONでは改善施策まで一気通貫で行うことができます。 一人ひとりの気持ちに寄り添うために パーソナライズされたアプローチは、企業だけでなく、生活者にも求められています。自社に合った適切なツールを使うことで、効果的なパーソナライズコミュニケーションを実現することができます。 来訪者に提供するコンテンツをパーソナライズすることで、どのようなニーズ、期待、疑問を認識しているのか把握することができます。このひと手間は、短期的にはコンバージョン率の向上や収益の増加につながるだけでなく、将来にわたって顧客との長期的かつ強固な絆を築くことにもつながります。

read more >

GoogleアナリティクスとGTMを使った読了率の計測方法と評価方法の注意点

GA・GTMの読了率計測の方法について 一般的に読了率を計測するときに、よく用いられている方法の一つとして、GTM(Googleタグマネージャー)、GA(Googleアナリティクス)を活用することで読了基準を設定し計測する方法があります。 対象のウェブサイト上にタグを埋め込み、各ページのスクロール率などによって読了を測定していくことができるのですが、今回はその設定方法についてご紹介させて頂きます。 また、無料ツールとして公開され、最も広く活用されているGoogleアナリティクスですが、そのデータを可視化、評価する際に気をつけるべきことを最後にご紹介させて頂きます。 読了率の計測のためのGTM設定手順 それでは、実際にGTMを使った設定手順の大まかな流れをご紹介します。 1. GTM(タグマネージャー)のアカウント登録 まずはGTMにアカウント登録します。任意のアカウント名、国、コンテナ名、プラットフォーム(計測対象の種類)を指定します。 2. GTMコードをウェブサイトに追加 Googleアナリティクスやその他外部のウェブサービスを利用する際に必要になる対応ですが、上記のような計測のためのコードを追加します。ここまでで、基本的な事前設定は完了です。以降では、「読了率」計測のためのイベント計測の設定方法をご紹介します。 3. 変数を選択 サイドバーメニューの「変数」から、計測対象の変数を定義します。上記画面の右上の「設定」をクリックすると、上記のように右側に選択フィールドが表示されるので、「Scroll Depth Threshold」を選択・追加します。 4. トリガーを作成 サイドバーメニューの「トリガー」から、計測基準となるトリガーとして、「スクロール距離」を選択します。 この「スクロール距離」は、ユーザーによるウェブサイト内の縦方向のスクロールが、各ページのボリュームに対して何パーセントされたかを計測できるトリガーです。割合の値を、10%、25%、50%、75%、100% など自由に指定することが可能です。 5. タグを作成 最後に「タグ」を作成し、計測の設定を完成させます。まず、「タグの設定」をクリックし、「Google アナリティクス: ユニバーサル アナリティクス」を選択します。 上記で選択した「Google アナリティクス」に対して、下記のように設定します。 ・イベントトラッキングタイプ: イベント ・カテゴリ: 自由指定可能(GA上の「イベントカテゴリに表示される名称」) ・アクション: {{Scroll Depth Threshold}} ・ラベル: {{Page URL}} ・非インタラクション ヒット: 真 ・ このタグでオーバーライド設定を有効にする :チェックを入れる ・トラッキングID: GAのIDを調べて入力 また、「トリガー」には、「スクロール距離」を選択します。 上記まで対応したら、「保存」をクリックします。名前は自由に指定可能です。保存すると下記のようにタグが保存されます。 6. プレビュー確認・公開対応 「公開」(有効化の処理)の前に、「プレビュー」から正常に計測が働くかどうかをチェックできます。画面右上の「プレビュー」をクリックすると、下記のようなタグマネージャーとサイトをテスト的に連携できる画面が表示されますので、ここにウェブサイトのURLを入力し、「Connect」をクリックします。 接続がすぐに完了するのですが、そうすると別ウィンドウで、下記のようなURLでサイトが開かれます。この状態でサイト内を回遊すると、GTMにてイベント計測されることが確認できます。 https://サイトのURL/?gtm_debug=x プレビュー処理、サイト連携を実施したウィンドウに戻ると、下記のような計測状況を確認できる画面に切り替わっています。ここに、「Tags Fired」と表示され、「Fired 4 time(s)」などとイベント計測が発生した回数がでていれば、正常に計測が可能となっています。 最後に、GTM画面の右上の「公開」をクリックし、バージョン名(今回の追加/変更に対する)を指定して、公開します。これでGoogleタグマネージャー上での設定は完了となります。正常に設定がされていれば、Googleアナリティクス上でも読了率のイベント計測が可能となっています。 Googleアナリティクスでの読了率の計測確認の方法 リアルタイムで読了率(スクロール率)の状況を見る場合 「リアルタイム」 > 「イベント」 溜まっていく読了率(スクロール率)のデータを見る場合 「行動」 > 「イベント」 ※サイト全体の読了率(スクロール率)の表示イメージ 読了率の評価で気をつけるべきこと いかがでしょうか?今回の方法では設定までには多くのプロセスがあり、初めての方には少し時間がかかるかもしれません。 また、今回ご紹介させて頂きましたGoogleアナリティクスを通して読了率を可視化する方法ですが、誰でも費用をかけずに計測することができるため、活用しやすいのですが、その反面、データを評価する際には気をつけるべきポイントがあります。 読了率=スクロール率ではない 以前に本ブログ内でご紹介させて頂きました読了率に関する記事では、読了率は「スクロール率」だけでは読了したかどうかは判断できないとお伝えさせて頂きました。 また、滞在時間を組み合わせれば良いのか?と思われる方もいるのですが、こちらも仮に滞在時間をトリガーとして考慮したとしてもコンテンツごとにテキストボリュームが異なるため、今回のような紋切り型に読了の定義を決めつけてしまうと、読者のコンテンツに対しての実際のエンゲージメントを誤って判断してしまう可能性があります。 無料ツールで取得できるデータの評価について 一般的にコンテンツ制作には多くの企業が今尚も大きな予算と時間を投下しています。しかしながら、そのパフォーマンスを無料ツールのみで計測した場合、精緻にそのコンテンツのポテンシャルを把握することは難しい側面があります。 コンテンツマーケティングで圧倒的に成果を出している企業に共通するもの コンテンツマーケティングで成果を出すことは当然、簡単なことではありません。しかし、この数年で、その中でも圧倒的に成果を出されている企業の方達に共通しているものがあります。 それは、「最新テクノロジーの積極的な活用」と「改善アクションの速さ」です。 現在、ITPやcookieブロックによる影響でサイト流入の質が懸念される中、コンテンツにおいても積極的なテクノロジーの活用が求められています。このような時代背景の中で、いち早くコンテンツの成果を出している企業は従来ツールの限界を正しく理解し、カバーできていない領域に対して積極的にテクノロジーへの先行投資を行っています。 また、成果を出している企業のもう一つの特徴でもある「改善アクションの速さ」については、コンテンツを制作して終わりではなく、制作後もパフォーマンスをモニタリングし、課題分析を行い、次回コンテンツ制作のためにデータを活用しています。 しかし、コンテンツマーケティングご担当者の多くの方は企画、運営制作で手一杯で、分析する時間などに充分にリソースを確保することが難しいのが現実です。 テクノロジー(自動化)×CS(実行力)の重要性 今回ご紹介したような「読了率」の計測一つとっても、思ったより大変と感じられたのではないでしょうか?...

read more >

6月9日(水)16:00~【Outbrain×Trendemon】スタディストに学ぶ、BtoBマーケティングの成功術!~コンテンツのフル活用でリードの質を高める方法~

6月9日(水)16時~、Outbrain様と共催で、オンラインセミナーを実施いたします。 マニュアル作成、更新管理を手軽にすることで人材育成の質や効率、そして企業全体の生産性向上を実現するサービス「Teachme Biz」を提供する株式会社スタディストの佐藤氏・今井氏をゲストに、様々な施策について伺います。アノニマス(匿名状態)のデータをどうマーケティングに活かすか?コンテンツをフル活用した顧客ナーチャリングの方法や、コンテンツマーケティングとCRMの融合など、その先進的な取り組みを紹介いたします。 スタディスト様のマーケティングの全体像、組織として本格的にコンテンツマーケティングに取り組み始めた2017年頃からの取り組みについてや、コンテンツマーケティングの必要性を感じた理由なども深堀りさせていただきます。ファネル上の潜在ユーザーへのアプローチとして認知・啓蒙のための様々なマーケティング施策、CTAやMAの効果的な使い方などもお伺いしたいと思います。 お申込・詳細はこちらからどうぞ! https://trendemonwebinar20210609.peatix.com/view

read more >

5月25日(火)16:10~Web担当者Forum2021春にて、パナソニック様の事例講演!!

5月25日(火)16:10~、インプレス社主催のオンラインセミナー「Web担当者Forumミーティング2021春」のB2-6セッションにて、パナソニック株式会社 アプライアンス社の富岡様をメインスピーカーにお招きし、講演させていただきます。 タイトルは、 「パナソニックが実践するコンテンツコミュニケーション~ポストCookie時代のインサイト発掘~ 」 BtoB・BtoC企業問わず、コンテンツやデータ分析への投資がここ最近のトレンドですが、「お客様とのタッチポイントを増やすためにコンテンツをたくさん作ったものの、いまいち活用できていない気がする」「カスタマージャーニーを可視化したいけどセッションが切れて、思ったより使いものにならないけどどうしたらいいの」など、マーケターの皆様の疑問にお答えする内容になっています。 カスタマーデータを「点」で捉えるのではなく、カスタマージャーニーを「線」で捉える方法、CVポイントがすべてWeb上にあるわけではない中でコンテンツをどう評価してPDCAを回すか、さらにそのデータをどうクリエイティブに活かすか等、実例をお話しいたします。 レベルとしては脱初級。 コンテンツマーケティング・コンテンツコミュニケーションに携わる方はもちろん、CDP・MAやデータ活用含めて顧客接点最適化やインサイト発掘に取り組む方、デジタル領域で戦略を企画実行する立場の方、コミュニケーションの全体最適を行う立場の方にお届けしたいです。 お申込・詳細はこちらからどうぞ! https://www.evt-entry.com/webtan_spring/

read more >

パーソナライゼーションとは?Personalizationとコンテンツの重要性について徹底解説

パーソナライゼーションへの高まる期待 毎年ANA(Association of National Advertisor)から公表されている世界のマーケティングワードですが、2019年は「Personalization」だったのをご存知でしょうか?(ちなみに2020年はコロナの影響もあり多くの企業がフィジカルな体験からデジタル体験への移行を迫られたということで、“Pivot”というワードでした。) また、記事内では下記のように延べられています。 As marketers we can no longer think about customers as just a single large group. If we assume all customers are the same, then we are not meeting their needs.(マーケターとして、もはや私達は顧客をただの大きな集団の中の一人として考えることはできない。もし全ての顧客を同一としてみなすなら、私達は彼らのニーズを満たせていない。)https://www.ana.net/miccontent/show?id=ii-2019-ana-word-of-year さらに、この発表の中ではパーソナライゼーション(Personalization)がなぜ重要なのかという事が下記のように語られています。 ・Over half of consumers expect companies to know their buying habits and anticipate their needs.(今や消費者の半数以上が企業に自分たちの習慣を知ってもらい、ニーズを的確に予想してくれることを期待している)・Half of marketers plan to increase investments in personalization technology.(マーケターの半数がパーソナライゼーション関連のテクノロジー投資を増やすことを計画している)・One resource identified personalization as the most important marketing trend of this century.(パーソナライゼーションを今世紀最も重要なマーケティングトレンドと見なしている)https://www.ana.net/miccontent/show?id=ii-2019-ana-word-of-year このように、世界中のマーケターは今まさに、Personalization(以下、“パーソナライゼーション”)をいかに取り組んでいくかについて高い関心を寄せています。では、 パーソナライゼーションとは一体どのようなものなのでしょうか? パーソナライゼーション(Personalization)とは? マーケティングの世界で用いられる「パーソナライゼーション」とは広義には、一人一人の行動や嗜好性、ステータスに応じて、それぞれに適した情報を届けるマーケティング手法の一つとされていますが、現在の私達の暮らしの中にも見ることができます。 Netflixはユーザーの視聴時間やコンテンツカテゴリーなどの視聴データから、それぞれユーザーごとにあったコンテンツをレコメンドしていますが、Amazonも同様に購買データからオススメの商品をレコメンドしており、これらも代表的なパーソナライゼーションの一つとされており、知らない間に私達の生活はこのパーソナライズテクノロジーの恩恵を受けています。 冒頭で紹介したデータからも、今や多くの消費者が企業に対して「自分たちの嗜好性を理解してくれる」ことを期待しているということからも、今後デジタルの世界ではより一層、いかに一人一人に寄り添い、ストレスのない体験を提供し、エンゲージメント(関係性)を構築することが加速度的に求められることが予想されます。 Cookieレス時代に予想される影響...

read more >

【BtoBコンテンツマーケティング成功事例】
企業の「生産性向上」を支援する
スタディストのコンテンツマーケティングとは

〜TRENDEMONをご活用頂いている企業のご担当者様に、実際のご利用方法やコンテンツマーケティングの取り組みについてご紹介する、インタビュー企画。今回は株式会社スタディスト様にお話をお聴きしました。〜 (TRENDEMON):それでは、初めに皆様の自己紹介をお願い致します。 (今井様):株式会社スタディストでマーケティングを担当している今井と申します。担当している業務としては、前職が代理店だったということもあり、デジタル広告全般を主に担当しておりますが、直近はオンラインセミナーの企画運営も行いながら、それとは別にサイト周りの更新管理全般も担っております。 (佐藤様):同じくマーケティング部ユニットリーダーの佐藤と申します。私の経歴としては前職では人材系の企業で広告営業からキャリアをスタートさせ、2017年頃からマーケティング業務に携わるようになり、MAやデータ分析などや、レコメンドエンジンの開発なども行っていました。元々の自分の中で大切にしていた行動軸として「気づき」を周りに与えることでより良い社会にしていきたいという思いがあり、2019年に現在のスタディストに入社致しました。 (TRENDEMON):ありがとうございます。スタディスト様の会社概要についても簡単にご紹介頂けますでしょうか? (佐藤様):はい。弊社は2020年で設立10周年を迎えたベンチャー企業です。「伝えることを、もっと簡単に。」というミッションを掲げ、そこに対して我々は「Teachme Biz」という、マニュアル作成、更新管理を手軽にすることで人材育成の質や効率、そして企業全体の生産性向上を実現するサービスを提供しています。 ※クラウド型手順書作成ツール「Teachme Biz」 https://biz.teachme.jp/ (TRENDEMON):「マニュアル作成管理」のソリューションということですが貴社の歴史としては設立時の10年前から同様のサービスを提供されていたのでしょうか? (佐藤様):実は、会社の歴史としては弊社代表の鈴木と現副社長の庄司が元々製造系企業の業務効率化コンサルティングを行っていたところからスタートしています。 その中で、企業の業務効率化においては作業を可視化し、管理するSOP(標準作業手順書)が極めて重要であることに気づき、「Teachme」というクラウド管理型のマニュアル作成サービスを誕生させるに至りました。それから、よりB2B向けのプロダクトとして特化させるべく「Teachme Biz」というサービス名にアップデートされ今に至ります。 これまで取り組んできたマーケティング活動について (TRENDEMON):創業から10周年を迎えた貴社ですが、これまでのマーケティングの取り組みなどにおいても会社の成長ステージと共に多くのことを実践、ご体験されてきたかと思うのですが、いかがでしょうか? (佐藤様):実は、組織として本格的にマーケティングに取り組み始めたのが2017年頃になります。それ以前はマーケティング組織が立ち上がりのフェーズだったこともあり、主な施策はお客様からの紹介や、イベントといった集客をメインに行っていたのですが、ある時に頭打ちがくるようになってきました。 そして、マーケティング強化の必要性を強く感じるようになり、組織面でも専任のCMO採用を行い、ファネル上の潜在ユーザーへのアプローチとして認知、啓蒙のための様々なマーケティング施策をこの2年で本格的に取り組むようになりました。そのような流れでコンテンツマーケティングなども徐々にブラッシュアップしていくようになりました。 コンテンツマーケティングの目的と意義 (TRENDEMON):ある意味ニーズがすでに顕在化したユーザーに対してのこれまでのアプローチ手法から、新たに「ニーズを掘り起こす」ような潜在ユーザーへのアプローチをしていく必要があると感じられたタイミングで貴社がとり分け「コンテンツ」に注目したのはどのような理由や狙いがあったのでしょうか? (佐藤様):「Teachme Biz」というプロダクトの特性もあるのですが、対象となるお客様の業界が多岐にわたり、なおかつ商材として第一想起として認知理解してもらうには一定の時間をかけた、コンテンツを通した認知、啓蒙のコミュニケーションが必要です。弊社のようなHorizontal SaaSのソリューションはお客様ごとにご利用価値が異なり、情報としてもユーザーごとに様々な価値訴求を提供することが求められます。そのため画一的なLPではなく、コンテンツのようなフォーマットでないとカバーできないということがあります。 その上で、弊社でコンテンツ施策を推し進めることができたもう一つの要因としては、以前から社内ブログの中で一定のコンテンツ数を先行して作成・保有していたということもあり、トラフィックが一定数担保されていたことも大きな要因としてあります。 ※「Teachme Biz」ドメイン内のブログコンテンツ https://biz.teachme.jp/blog/ (TRENDEMON):国内では特に、コンテンツマーケティングに取り組まれている方の多くがSEOに注力しているかと思うのですが、流入施策としてのSEO自体が、いつの間にか目的化してしまう傾向がある中で、貴社はSEOに縛られず、本質を見失うことなく新興広告メニューにも取り組んでおられるかと思うのですが、何か流入施策においても意識されていることはありますでしょうか? (今井様):デジタルマーケティングの文脈でいうと、コンテンツ施策を本格的にやり始める前はリスティングやリマーケティングのような購買意欲のある方中心の広告を実施していました。ですが、想定していたようにうまくいかず、通常であれば獲得が見込める従来の広告リーチ施策が弊社商材の特性上、その当時は機能しなかったこともあるかと思っています。 原因としては、普段の生活の中で「マニュアル作成」について考える人は少ないです。少ないため、既にファネルのボトムに位置する見込み顧客が圧倒的に足りていないことが課題となります。現在、Outbrain(アウトブレイン)などのコンテンツとの相性が良いネイティブ広告にも出稿しており、徐々に新規獲得件数が増えはじめるようになりました。 また先程、佐藤が申し上げた通り、予め自社ブログ内に一定のコンテンツ数を所有していたことが出発点にはなるのですが、自社サイトへの流入元はブログからが大半を占めています。そのため、ブログ内のコンテンツという資産を最大限活かすには、従来の広告手法ではなく、Outbrainのような「読み物」と相性の良い広告フォーマットが最も適していると感じていました。 TRENDEMONを本格導入した理由 (TRENDEMON):流入施策を含め、旧来のマーケティング手法から新たにコンテンツ施策にも注力されている中で、弊社TRENDEMONのご利用を検討頂いた背景についても簡単にお話をお聞かせ頂けますでしょうか? (今井様):キッカケとしてはOutbrainを利用し始めたタイミングで、従来の分析計測ツールではカスタマージャーニーや、マーケティングファネル全体の動きを捉えようとしたときに、限界を感じたためです。 弊社の商材は比較的時間をかけたコミュニケーションが必要になるため、マーケティングファネルごとにどのようなコンテンツが求められているのか把握する必要がありました。TRENDEMONではセッションを超えて、ユーザーのジャーニーを可視化し、どのフェーズでどのようなコンテンツが効いているのか一目瞭然で可視化できるので、コンテンツ施策を行っていく上で必要としていた機能を兼ね備えていました。 ※TRENDEMONコンテンツダッシュボード管理画面 (佐藤様):プロダクト機能そのもの以外に導入を決めた理由としては、カスタマーサクセスやリクエスト機能開発なども決め手にありました。現時点ではない機能についても、新たな開発対応、導入後の設定サポート、改善提案や施策実行など含めてトータルで利用価値があることが、ある意味他にはないTRENDEMONの特徴であると感じました。実際特にMAツールなどは導入したことに満足して、改善活動まで手が回らないことがほとんどかと思うのですが、TRENDEMONでは計測分析から施策まで、一連のサイクルを一気通貫で実行できることがもう一つの魅力です。 (TRENDEMON):ありがとうございます。元々、弊社TRENDEMONの創設者であるCEOのAvishaiというものがTRENDEMONを開発しようと思った原点に、彼自身がコンテンツマーケティングに取り組み、コンテンツ制作の苦しみや、評価分析の困難さなど、マーケター自身が抱える悩みを自身で体験してきたことが大きく影響していると思います。 TRENDEMON導入後によって得られた改善成果 (TRENDEMON):TRENDEMONをご利用後、実際にどのような改善成果が得られましたでしょうか? (今井様):コンテンツ分析だけでなく、TRENDEMONではPersonalization(パーソナライゼーション)という計測データをもとにジャーニーを自動最適化するレコメンド機能があり、その機能でサイト内の回遊エンゲージメントやCV導線を強化することができました。 ※TRENDEMONのPERSONALIZATION機能の概念図 ※TRENDEMONのPERSONALIZATION機能内の回遊用のレコメンドウィジェット(中央2段)、資料請求誘導用のCTA(右下) (今井様):また、MAツールとの連携施策においてはMA上のフォームを使いながらTRENDEMONのパーソナライゼーションで出し分けを行うことで新規のリード獲得数を一定数増加させることができました。 ※MA上のフォームを利用したTRENDEMONによるリード獲得型のレコメンドポップアップ (TRENDEMON):ありがとうございます。パーソナライゼーションサービスは今後国内でも大きな一つのトレンドになるかと思うのですが、この手の施策はちょっとした施策で大きな改善成果が得られるので是非とも今後も様々な取り組みを行っていければと思っております。 (TRENDEMON):最後になりますが、貴社の今後の展望や弊社に対してのリクエストなどございましたら、ご意見お聞かせ頂ければ幸いです。 (今井様):今後実施してみたい部分としては、カスタマージャーニー上で初回接触に絞ったときや、特定の流入元やタッチポイントで切り取ったときのコンテンツインサイトを発掘していきたいと思っています。そうすることで、これまで見えてこなかったフェーズごとのユーザーインサイトやコンテンツの新しい切り口を見つけることができればと思っています。 (佐藤様):弊社としては、現在はリード獲得の領域でコンテンツ施策などを注力しているところではありますが、今後はリード獲得後の引き上げやリテンション施策においてもマーケティング施策を踏み込んで強化していければと思っております。TRENDEMONに期待するところとしても、最初のフェーズだけでなく、最終地点部分の施策までも一緒に今後もマーケティング施策を行っていければと思っております。 (TRENDEMON):貴重なお話を頂きありがとうございます。弊社としてもこれまで以上のプロダクト機能の拡充開発とユーザービリティの向上を図るべくプロダクトアップデートを大幅に予定しておりますので、引き続き皆様のマーケティング活動を最大限ご支援していければと思っておりますので何卒宜しくお願いします。 ※この度はご多忙のところ今回の取材にご協力頂きました、スタディストの佐藤様、今井様には重ねてお礼申し上げます。

read more >

Web担当者Forumに掲載されました!『コンテンツマーケティングの成功って何?サッポロビールが大切にしている「分析・文脈・ビジネスゴール」』

サッポロビール福吉様と登壇させていただいた「Web担当者Forumミーティング2020秋」(2020年11月開催)のオープニング基調講演がコンテンツになりました。当日は約900名のマーケターの皆様にご視聴いただきました。 この講演のタイトルは、『コンテンツマーケティングの成功って何?サッポロビールが大切にしている「分析・文脈・ビジネスゴール」』 サッポロビール様が実施しているコンテンツコミュニケーション施策を軸に、コンテンツマーケティングを始めるにあたり準備すべきことや全体設計の方法、チームの体制、見るべき指標などTIPSをご紹介いただきました。その中で、Trendemonを「クロスドメインでのユーザー行動の可視化が可能な、目からうろこのマーケティングツール」としてご紹介いただきました。 記事はこちら!https://webtan.impress.co.jp/e/2021/02/09/38593 記事中に資料ダウンロードもありますので、是非ご一読ください。 今後もコンテンツコミュニケーションに取り組む企業様のお役に立つことが出来るよう、プロダクトをブラッシュアップしていきたいと思います。

read more >

11月9日(月)Web担当者Forumミーティング2020秋オープニング基調講演にサッポロビール様と登壇します

サッポロビール福吉さんの素晴らしい事例をご紹介させていただき、コンテンツマーケティングドリブンとは何かをお伝えできればと思います。 テーマは、『コンテンツマーケティングの成功って何?サッポロビールが大切にしている「分析・文脈・ビジネスゴール」』 「これからはコンテンツを通じて、お客様とコミュニケーションだ!」「企業に眠っている情報をコンテンツとして発信して、情報資産を増やすぞ!」と思って、コンテンツマーケティングを始めても、いろんな点でつまづくことってありませんか? たとえば、上司からは「デジタルって、可視化できるんでしょ?」っと言われ、PVやUUなどの数字を報告するものの「仕事に対してどれだけ貢献したのかわからない…」「これを提出するのが正解なのか?」と悩むことも多いはず。 本セッションでは、コンテンツマーケティングを始めるときに準備すべき事、全体設計、確認すべき指標とツール、そのデータの活かし方についてお話します。 講演の詳細・お申込はこちらから↓ https://webtan.impress.co.jp/events/202011?seminar_session=seminar_KA1-1&fbclid=IwAR3yPfucilgHvstM1hkDjPBUBXBMINtdG6jzcVbaPpleP_7igIzGPewv62g

read more >

ピークスが運営する趣味メディア『FUNQ』におけるタイアップ記事広告の事業貢献を可視化するプランをリリース

ピークス様の運営する趣味メディアプラットフォーム『FUNQ(ファンク)』と協業し、TRENDEMONの計測テクノロジーによりタイアップ記事の価値を可視化し、売上購入などの「事業貢献」の観点からも分析検証することを可能にするパッケージをリリースいたしました。 【パッケージ概要】趣味メディアプラットフォーム『FUNQ』のタイアップ記事広告の出稿主様を対象に、タイアップ記事広告が売上や購入などのビジネスゴールにどのように貢献しているのかを、TRENDEMON独自のコンテンツ計測指標「読了率」やジャーニー計測技術を用いることでコンテンツの本来持つ価値を明らかにしていきます。TRENDEMONの計測タグをメディアのタイアップ記事、出稿主様のオウンドメディアやブランドサイト、ECなど全体に実装いただくことで、タイアップ記事のビジネスゴールへの貢献を可視化し、アトリビューション計測を通して、ジャーニー上でどのように事業貢献しているのかを明らかにしていきます。 ※代理店様による販売も受付しております。ご興味のある企業様はお問い合わせください。 【本件の資料請求・お問い合わせ】info@trendemon.com (TRENDEMON窓口) リリース全文はこちら↓ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000039662.html

read more >

コンテンツ読了率の計測方法について〜意外と知られていない「読了率」の落とし穴とは?〜

コンテンツを作った後に、皆さんは何が一番最初に気になりますか?当然、どれだけのPVが獲得できたのか、どれくらいの人に見られたのかといったUU数など、そのコンテンツの反響の大きさについて知りたいと思うのではないでしょうか? しかし、その一方でどんなに多くのPVを獲得できたとしても、実際の来訪者のうち、どれくらいの割合でコンテンツを最後まで本当に読んでくれているのか(読了率)、コンテンツに対してエンゲージメントを持ってくれているのかは簡単には分からないのではないでしょうか? 〜読了率の定義とは?「スクロール」=読了ではない?〜 一般的に、ユーザーがコンテンツを本当に最後まで読んでくれているのか(読了率)を測るのに用いられる方法が「スクロール」計測による方法です。確かにユーザーが最後まで読むにはスクロールを必ずしないといけないため、一見すると正しい計測方法に思えるのですが、実際のところユーザーによっては流し読みなどによって、コンテンツの詳細をしっかりと読まずにスクロールだけしているユーザーも中には多くいることが現実としてあります。 そのため、スクロールの要素だけで読了と判断してしまうにはコンテンツの正しいパフォーマンスを評価することが難しく、誤った判断を下してしまう恐れがあります。 ではコンテンツが正しく最後まで本当に読まれているのかを測るにはどのような点について気をつけるべきなのでしょうか? 〜TRENDEMON独自による読了率の計測・分析テクノロジー〜 コンテンツ特化型のマーケティングツールであるTRENDEMONではコンテンツの読了率を以下の要素を複合的に組み合わせて計測しています。 読了率を決める3大要素 一つ目の要素として「Scroll」率。これは一般的な計測方法と同様にページが最後までスクロールされているのかを測る為に必要な要素です。そして、二つ目に必要な要素が「滞在時間」となります。ユーザーによっては、先程の流し読みなどによって最後までスクロールはしているが、実際の滞在時間が2秒〜3秒などコンテンツをしっかりと読んでいない場合があるため、滞在時間も組み合わせて測定できることが求められます。 そして、最後に読了率を測定する上で必要となる要素がコンテンツボリュームです。コンテンツのテーマや内容、目的にによってテキストボリュームは当然可変的なものになるため、金太郎飴のように予め決められたスクロール率と滞在時間だけでは到底カバーできない領域になってきます。そこで、TRENDEMONではコンテンツのボリュームに応じて独自のアルゴリズムによって動的に読了率を決める変数を算定し、可能な限り精緻にユーザーが本当に最後まで強い意志を持って読んでいるかどうかをコンテンツごとに測定しています。 〜読了率は絶対的なものではないが、必須な計測指標〜 企業がコンテンツにかける費用と人的リソースを鑑みると、そのコンテンツが事業貢献しているのかを可視化しなくてはならないのは前提として、まずそのコンテンツが本当に読まれているのか?を正確に知ることはさらに重要であると考えます。もちろん、ユーザーによっては最後まで読まずとも知りたい情報だけを理解し、満足して、途中で離脱することもあるため最後まで読ませることが必ずしも絶対的に善であるとは言い切れません。 しかし、上記のような例外を除けば、コンテンツが本当に強いエンゲージメントを持って最後まで読まれているかどうかを把握できなければ、ユーザーの気持ちに寄り添うことがしっかりとできているのかを知ることもできないのではないでしょうか? TRENDEMONはこれからも誰でも簡単にコンテンツの価値を可視化できる世界を目指していきます。

read more >

世界No1コンテンツマーケティングプラットフォーム「NewsCred」とTRENDEMONの連携活用法

〜TRENDEMON導入事例Vol.3〜

〜TRENDEMONをご活用頂いている企業のご担当者様に、実際のご利用方法やコンテンツマーケティングの取り組みについてご紹介する、インタビュー企画。第3弾は世界No1コンテンツマーケティングプラットフォーム「NewsCred」を提供する株式会社アマナ様にお話をお聴きしました。〜 株式会社 アマナ 執行役員 佐藤 勇太 様 (プロデューサーとしてグラフィック、映像、WEB、イベントなど、幅広くコンテンツ制作事業に従事。現在は、国内外のデジタルマーケティングプラットフォーマーとの連携を推進しながら、デジタルマーケティング事業を担当。  ) 株式会社 アマナ Content Marketing Advisor 寺西 葉月 様 (事業会社でマーケティング経験を積み、2018年にアマナに入社。現在は、NewsCredサービスを中心に、企業のコンテンツマーケティングの戦略設計・コンサルティングを担当。) (TRENDEMON):それではまず、簡単に自己紹介をお願いします。 (佐藤氏):私はアマナのデジタルマーケティング事業を担当しているのですが、その中で、国外最先端のマーケティングテクノロジーやアドテクノロジーのソリューションを、国内のクライアント様にいち早く新たな選択肢として提供することを一つの重要ミッションとしております。 (TRENDEMON):アマナさんをご存知の方は広告コンテンツの制作事業やクリエイティブ事業のイメージを強く持たれている方が多いと思うのですが、デジタル領域にも進出してきた背景をお聴きしても宜しいでしょうか? (佐藤氏):企業の歴史として、ビジュアル表現力を強みとしたあらゆる広告コンテンツの企画制作事業を中核としてやってきたこともあるのですが、2017年に、世界のコンテンツマーケティングをリードするNewsCred(本社:アメリカ合衆国ニューヨーク州)と、日本市場独占パートナーシップを締結したことが一つのターニングポイントだったかと思います。クリエイティブ・コンテンツを生業にしているからこそ、生活者とのこれからのコミュニケーションを考えたときに、デジタルをベースとしたコンテンツの価値を今後どのように見出していくべきなのか、当社としても向き合っていかなくてはならないのと、お客様からもそういったご相談が多く寄せられていた背景がありました。 ■NewsCred(ニュースクレド)とは  NewsCredは、世界各国の出版社やデジタルパブリッシャーが保有する「約5000メディア・4000万コンテンツ」にのぼる良質なライセンスドコンテンツを、独自のマネジメントシステム「コンテンツ・マーケティング・プラットフォーム」を通して提供しています。多くの企業がオウンドメディアやSNSを通し顧客とダイレクトに繋がる時代、企業が伝えたいことを一方的に発信する「プッシュ型」のコミュニケーションから、顧客の興味関心に紐づくコンテンツを通して自らサイトに訪問してもらう「プル型」のコミュニケーションへとシフトしています。海外においては、86%のBtoB企業がコンテンツを活用したオウンドメディアを運用している※3と言われています。NewsCredは、IBM、マイクロソフト、シスコ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ツイッターといった大手企業約300社に採用された実績を持ち、高いマーケティング効果を生み出し、世界的に評価をうけています。 「NewsCred」サービスサイト:https://newscred.jp/ (寺西氏):私は2018年にアマナに入社したのですが、それまでは事業会社側でマーケティング業務を担当していました。当時はマーケティング施策の中でも比較的短期間で効果を出すようなキャンペーン企画を担当しておりました。アマナに入社しコンテンツマーケティングアドバイザーを担当して以来、お客様と長期的なコミュニケーションを築きながらマーケティング活動をサポートしていく中でこれまで経験したことのない難しさも感じつつ、日々やりがいを感じています。 日本と海外のコンテンツマーケティングの差について (TRENDEMON):寺西様が現在日本国内でのNewsCredの導入推進をご牽引されている中で、お客様と最も向き合っておられるからこそ感じておられる日本国内のコンテンツマーケティングの課題や、海外との違いなどございますでしょうか? (寺西氏):NewsCredの本社があるアメリカでは、コンテンツマーケティング市場は日本の5、6年先を進んでいると言われていて、NewsCredプラットフォームの機能がアップデートされる度にやはりアメリカの先進性は感じますね。コンテンツ制作の現場で、日本では担当者と編集者がExcelやWordでコミュニケーションを取り合っているケースがまだまだ多い中、アメリカの多くの現場では制作工程のすべてをプラットフォーム上で完結させています。日本とアメリカではそもそも国土の広さや、ビジネス上の文化も異なるので単純な比較はできないですが、何か課題が立ち上がる度にまずはデジタル上で解決を試みてそれを最適化していく習慣は、学ぶべきところが多くあると感じています。 (TRENDEMON):コンテンツマーケティングに限らず海外の企業が日本企業よりも2歩、3歩先にどの業界においても先行している現状だと思うのですが、日本になくて海外企業に共通する構造的な何かがあるのでしょうか? (寺西氏):そうですね、私が常々感じているのは海外の企業ではマーケティングを「フロー」で捉える習慣や仕組みがあるのではないかという点です。マーケティングでは常にPDCAで施策を回し続ける必要があるわけですが、国内のお客様からは、「コンテンツ単体で、どれだけのパフォーマンスが見込めるのか?」と聞かれることが非常に多いです。確かに短期的に考えるとコンテンツマーケティングは安い投資ではないので、そのような疑問を持つ背景も理解できます。しかし、コンテンツを世に出して、その反応から次回どのような(より読者の興味を引く)コンテンツを作るべきか?という高速なPDCAを回すフローにこそ、投資の価値があると私達は都度お伝えするようにしています。 (TRENDEMON):確かに国内ではマーケティング活動の定義自体が定まっていないように見られるように、販促活動を”マーケティング”として推進されている企業が多く見られたり、コンテンツマーケティングにおいてもSEO施策単体で掲載順位やPVがどれだけ上がったのか、下がったのかだけでコンテンツの評価を下してしまっている傾向があるように思えます。 日本のジョブローテーションが与える影響 (佐藤氏):あと補足するならば、日本企業特有のジョブローテーションといった海外ではあまり見られない組織文化も大きく影響していると思います。例えば、海外ではマーケティング自体が専門職として確立されており、営業をやっていた人物が2年後にマーケティングの部署に配属されるようなことはほぼありません。数年ごとに部署が変わってしまうのでは、ナレッジやノウハウなど深まらず、さらには組織内にも溜まらず、意思決定の質やスピードともに多くの課題があるのではないでしょうか? (TRENDEMON):ゼネラリストかスペシャリストかみたいな議論はこれまで多くなされてきましたが、これまで類を見ない程、テクノロジーの進化が激しいマーケティングの世界においては、これまでのやり方では通用しなくなっているのかも知れないですね。 NewsCredとTRENDEMONの連携活用について (TRENDEMON):前置きが少し長くなりましたが、コンテンツマーケティングプラットフォームであるNewsCredを提供しているアマナさんですが、NewsCredを利用しているクライアント様でも弊社TRENDEMONをセットでご利用頂く事例が今年に入ってから徐々に生まれつつあるかと思うのですが、どのような背景で弊社にご興味をお持ちになられたのでしょうか? (佐藤氏):私が思うに、1つのツールだけを使えば全て解決するというような魔法のようなものは存在しないと思っています。大切なのは「クライアントの課題を解決する」ことであり、そのためTRENDEMONとNewsCredを組み合わせてコンテンツマーケティングを支援することがクライアントにとってベストであれば、当然そのように支援していくべきであると考えます。そういった考えの中で、TRENDEMONが持つセッションを超えたジャーニートラッキングなどのテクノロジーは、NewsCredと一緒に使うことで、お互いの強みを掛け合わせながらクライアントの支援を最大化できると思っています。 (寺西氏):まさに、その点については社内のメンバーとも議論していました。NewsCredではお客様のプロジェクトが成功に向かっているかを測る指標があり、その中に「分析ツールに適切な投資をしているか?」という質問項目があります。企業が掲げる多種多様なKGI、KPIがある中で、一般に開放されている計測ツールで全てを可視化するのには限界がありますよね。NewsCredではあくまで「コンテンツ起点」の分析をするので、カスタマージャーニーの全体像を把握したい企業であれば、TRENDEMONのようなプロダクトが必要になってきます。 (TRENDEMON):ありがとうございます。実際、コロナ以降特に再びコンテンツマーケティングに取り組む企業が多く出てきているように感じますが、国内のコンテンツマーケティングの歴史をみると、この数年やや下火になった一面も見られてきたかと思います。改めてコンテンツマーケティングの本質的な価値について少しずつ見直されてきているかと思うのですが、いかがでしょうか? (佐藤氏):おっしゃる通り、これまで日本国内では、コンテンツマーケティングをやること自体が目的化し「コンテンツを作る」ことばかりにフォーカスされ、それをどう評価してビジネスゴールと繋げてみていくのかという本質的な目的があまり考えられてこなかったかと思います。当時はコンテンツマーケティングに取り組む上で必要となる計測ツールなどのテクノロジーが整っていなかったことも、要因の一つかと思います。そうした中でグローバルではテクノロジーの進化とともに、そのテクノロジーを活用して本質的なコンテンツマーケティングをやり続けることによって、劇的な成長を遂げた企業が次々と出てきました。そうしたムーブメントを生み出した代表的な一つの企業がNewsCredです。 (TRENDEMON):直近ではGDPRやITPなどのCookieの働きを制限するような動きが強くなってきており、ユーザーデータを取得するのが日毎に困難な状況になってきているかと思うのですが、このような状況下だからこそ私達のような企業がテクノロジーの力でしっかりと企業のマーケティング活動を支援することが求められていると感じますね。 (寺西氏):はい。今まさに私が担当しているお客様のKPIのひとつに、「オウンドメディアのコンテンツを経由したコーポレートサイト(特定ページ)への遷移」などがあります。複数のドメインを経由していたり、ユーザーがセッションを超えたりしているため、順調に前進しているプロジェクトほど、計測範囲が複雑化しつつあります。そういったケースではTRENDEMONの技術をNewsCredと併せて活用させて頂いております。 (TRENDEMON):ありがとうございます。では、今後アマナさんが見据える国内でのコンテンツマーケティングについて、TRENDEMONに期待するものなどございましたら、最後にお話を頂けますでしょうか? (佐藤氏):今後も多くの企業がコンテンツを生み出し続け、コンテンツが世の中にさらに溢れていくとして、そのコンテンツをいかに自分たちのファンとなり得る方達に届ける(コンテンツとの出会いをつくる)ことができるのかという「ディストリビューション」の視点も同時に必要となります。そのため、当社では従来の広告メニューだけではなく、時代の流れを捉えた国外発の新興アドテクを、国内でも新たな選択肢として積極的にご提案しております。届けるという点においてその選択肢が充実する中で、TRENDEMONでは流入元の計測分析も行えるので、広告メニューごとの来訪ユーザーのジャーニーエンゲージメント分析ができ、最も顧客になり得る質の高いユーザーを流入させることができている広告メニューとそのコンテンツの掛け合わせを見極めています。 ジャーニーデータを使った拡張配信でCVRが数倍に (TRENDEMON):広告という観点からですと、直近では弊社のジャーニーデータをもとにユーザーの来訪エンゲージメント別にOutbrainやGoogle、Facebookなどで拡張類似配信も行えるようになったことで、CVRが通常配信の数倍以上改善することができている事例も国内で出てきています。Content is King, Distribution is Queenと言われているように、コンテンツマーケティングはオーガニック流入だけでは完結しないと思っております。やはりコンテンツの持つ可能性を最大限発揮させるには一定のディストリビューション施策は必要であると思いますので、そのための機能を引き続き拡充していければと思います。 (寺西氏):私がTRENDEMONに期待することとしては、「事業に貢献する」というコンテンツマーケティングの大きなテーマと並走して、ユーザーが本当に欲している情報を明らかにすることです。コンテンツ一つひとつがどれだけの引力を持って、ユーザーと企業を繋ぐことができたかはNewsCredでも可視化することができますが、ユーザー一人ひとりのエンゲージメントや行動までは追うことができません。TRENDEMONのジャーニートラッキングと、「サイト来訪者への定性調査」などを掛け合わせることで、コンテンツがユーザーのマインドにどれだけ影響したのかを質と量の両方から明らかにしていきたいです。そうすることで、コンテンツが持つ価値を今まで以上に多面的に表現できるようになり、延いては事業貢献に繋げていきたいと考えています。 (TRENDEMON):貴重なご意見をありがとうございます。定性調査に関してですが、直近まさに、β版ではありますが、TRENDEMONでは簡易的な調査機能ではありますがコンテンツサーベイというものをご用意させて頂いております。β版なのでシンプルな調査フォーマットにはなりますが、手軽に狙った来訪ユーザーに対して調査を弊社のPersonalization機能内のCTAでご実施頂くことができるようになりました。過去にどのようなコンテンツを読んできたのかによって態度変容の差分分析や、コンテンツの読了のタイミングで表示させることも調整できるので、ユーザーのモーメントを捉えた鮮度の高い調査が可能となります。 (TRENDEMON):今後もTRENDEMONでは機能開発含め、国内のお客様からのフィードバックをもとに新たな機能をリリースすることができればと思っております。また、引き続きアマナさんのNewsCredとも連携しながら、国内のコンテンツマーケティングを一緒に発展させることができればと思っております。本日は貴重なお時間をありがとうございました!

read more >

コンテンツマーケティングのトレンドと、TrenDemonが提案するコンテンツドリブンな世界(オンラインセミナーレポート)

※本件は、2020年6月24日(水)18:00~19:00に株式会社はてな様と共催したオンラインセミナー「コンテンツマーケティングの最新トレンドと情報資産活用」におけるオープニングトークの書き起こしになります。 コンテンツマーケティングに携わるなら知っておくべきグローバルのトレンド こんにちは、TrenDemonJapan嶋添です。今日は、#コンマケトレンドということで、コンテンツマーケティングの最新トレンドのご報告と今後の課題感、それに挑むTrenDemonのツールポリシーと特長についてご説明いたします。            これは、はてな様からご提供いただいたGoogleTrendの調査結果サマリーですが、上のグラフは「content marketing」のグローバルでの検索トレンド、下のグラフは「コンテンツマーケティング」の日本での検索トレンドの比較です。グローバルでは、伸び続けている市場なのに対して、日本国内においては2016年の9月から議論が活発になったキュレーションサイトの信頼性に関する問題が浮き彫りになって以降、トレンドは下がってしまっています。 日本のマーケティングは、アメリカよりも3年遅れていると言われています。コンテンツマーケティングにおいても、そうなのではないかと思っています。グローバルのレベルを知るために、興味深いデータをご紹介します。 イスラエルの最大手ベンチャーキャピタルであるViolaVenturesが、BtoB企業に対して、コロナ直後にこんなアンケート調査をしました。 アンケート質問:「イベントや会議が中止になって浮いた予算を、マーケティング活動のどこに寄せましたか?」 上位3つの回答は次の通り⇒紺色(32%):もっとコンテンツをつくるため /水色(24%):ウェビナーやオンラインセミナーのため/黄色(18%):SNS施策(Viola Ventures 調査レポートより引用) 「マーケティング活動において、どこに予算を寄せましたか」という質問に対しては、多くのBtoB企業がコンテンツ制作、オンラインセミナー、SNS施策に予算をシフトしたようです。新しいコンテンツが氾濫している今、これまで以上にユニーク性や有用性、具体性のあるコンテンツを作らなければならないという意思表示でもあります。日本企業の皆様も、迅速にシフトチェンジ、マインドチェンジ出来ているでしょうか?      コンテンツマーケティングは、顧客にちゃんと納得してデータを提供してもらうためのものでもある ヨーロッパのGDPRやアメリカのCCPAはじめ、顧客の同意の無いデータ活用がどんどんNGになってきていますし、日本でも改正個人情報保護法が成立しCookieと個人情報の紐づけに同意を必要とする等の動きもあり、これからは顧客からデータを提供してもらえるだけの関係性(エンゲージメント)を構築していかなければならない時代です。さらに、自分の提供したデータがどう活用されるのか、データ活用の透明性も求められています。実際に、アクセンチュアさんの調査では、生活者の7割以上は「企業のデータ活用の透明性(利便性)が担保されれば、個人情報を提供したい」と考えているそうです。データの「対価」はなんなのかを、企業はしっかりと担保しなくてはいけません。 エンゲージメントを高めるためには、しっかりと顧客と信頼関係を築くことが必要で、そのためにコンテンツマーケティングが役に立つと、我々は考えています。コンテンツへの投資は後回しにされがちではありますが、優先度を上げて対応すべき問題であると啓蒙していきたいとも考えています。顧客にとって適切なコミュニケーション/顧客にとって有用な情報がちゃんと行きわたることを、「対価」として担保するためにTrenDemonが実現したい世界は、「コンテンツドリブンな世界」です。      コンテンツドリブンな世界観の実現のために、TrenDemonが出来ること ユニークポイントは、従来のWeb計測ツールではなかなか難しかったカスタマージャーニー全体の可視化に成功している点です。さらにダッシュボード上では記事(コンテンツ)を主語にして回遊率・読了率はじめ、直感的なUIで、どなたでも簡単にコンテンツ分析、ジャーニー分析などが可能となります。 また、蓄積したジャーニーデータをもとに、カスタマージャーニーを最適化する「Personalization」機能もあります。TRENDEMONではユーザーが過去にどのようなコンテンツを読んできたのか、カスタマージャーニーを長期間トラッキングすることが可能なため、メディア内にあるコンテンツの中でユーザーが過去に読んできたコンテンツやパフォーマンスの良くないコンテンツなど、いわゆる"レコメンドすべきでない"コンテンツを自動的に排除し、ユーザーごとにレコメンドすべきコンテンツを出し分けることが可能となります。 Personalizationのフォーマットは上記5種類で、どのユーザーにどんなコミュニケーションをするかについては、カスタマーサクセスがご導入いただいた企業様と二人三脚で決めています。 TrenDemonを使った具体的な施策については、サッポロビールの福吉様にご協力いただき、続編の記事でご紹介しておりますので是非ご覧ください! 【セミナー第一部:サッポロビールが取り組むコンテンツマーケティングと情報資産活用】 【セミナー第二部:サッポロ福吉さんとはてな磯和さんに質問!コンテンツマーティング成功のコツ】        スピーカープロフィール 嶋添心悟(しまぞえ・しんご) TRENDEMON JAPAN 株式会社 セールス/マーケティング統括ディレクター 広告代理店勤務を経て2018年からTRENDEMON JAPANにて日本オフィスの創設メンバーとしてビジネス開発に従事し、延べ国内大手の企業を中心に100社以上の導入支援を推進。      定期的にプロダクトアップデート、コンテンツマーケティングの基礎知識、セミナー情報をお届けしています。TrenDemonからのお知らせを受け取りたい方はこちら TrenDemonはコンテンツマーケティングのROIを可視化するマーケティングテクノロジーSaaSツールです。サービス・プロダクトに関するお問い合わせは sales@trendemon.com まで

read more >

コンテンツマーケティングの極意は、商品を主役にせず文脈の中に「置いてくる」!サッポロ福吉さん×はてな磯和さん(オンラインセミナーレポート)

※本件は、2020年6月24日(水)18:00~19:00に株式会社はてな様と共催したオンラインセミナー「コンテンツマーケティングの最新トレンドと情報資産活用」における第二部の書き起こしになります。 このセミナーの第一部のサマリーはこちらをご覧ください。 ======= 【質問に答える人】 サッポロビール株式会社 マーケティング開発部 メディア統括グループ シニア メディアプランニング マネージャー 福吉敬さん 株式会社はてな サービス・システム開発本部 プロデューサー 磯和太郎さん TRENDEMON JAPAN 株式会社 セールス/マーケティング統括ディレクター 嶋添心悟 【質問する人】 TRENDEMON Marketing Director 栗田宏美 & セミナーにご参加された皆様 ※グラフィックレコード:上園海(@_okinawaa) ======= 事業会社の元オウンドメディア担当者がTrendemonのサービスに惚れた理由 (TRENDEMON栗田):第一部ではサッポロビール福吉さんの非常に先進的なコンテンツマーケティングに対するお取組みを、磯和さんに掘り下げていただきました。この第二部では、ちょっと趣向を変えて、Q&Aコーナーにしたいと思います。その前に、私とTrendemonの出会いについてお話ししたほうが立ち位置が分かりやすいかと思います 。 (はてな磯和さん):栗田さんが、セゾンさんのCVCにいらっしゃった時ですよね?どうしてそもそもTrendemonへのご出資を推進されたんですか? (TRENDEMON栗田):実は元々「SAISON CHIENOWA」というオウンドメディアを立ち上げから運営までやりまして、その経験から、TRENDEMONの示す方向性は、コンテンツマーケティングをやっている企業のペインを解決するなぁ、と思ったからです。当時、自分も含めてなんですけど、とにかくKPIがブレまくったという反省がありまして…。特にクレディセゾンは70券種以上カードを持っていますし、複数ドメインのWebサイトももちろん持っていますし、ドメインをまたいだユーザー分析はその当時あまりできませんでした。ジョブローテーションがあるので、なかなか分析回りのノウハウがたまらないという悩みもあり。コンテンツのROIを可視化することが出来なかったなぁという反省があったんです。なので、TRENDEMONはひとつの機能を研ぎ澄ませたサービスというより、アトリビューション計測・分析・Web接客などインプット/アウトプット両面でのコンテンツマーケティングにまつわる課題解決型サービスというところもイスラエルっぽくて、スケールの可能性を感じさせました。第二部は、そんな私が福吉さんと磯和さんに、聞きたいことを聞いちゃおうのコーナーです!(笑) (はてな磯和さん):なるほど(笑)。理解しました。     「前提」に合っているCMSを選ぶことで、時間とリソースが節約できる (TRENDEMON栗田):では早速なのですが、磯和さんに質問です!オウンドメディアを構築していく際、仕組みを選ぶことになると思うんですけど…CMSの違いについて知りたいです。選び方のポイントや、目的別の向き不向きを教えてください! (はてな磯和さん):すごく分かりやすく言うと、優秀なエンジニアが社内にいっぱいいて、すぐ対応できて、Webマーケティングのトレンドも理解されてるんだったら、全部スクラッチで作ればいいと思います。でも、そんなリソース・時間・ノウハウが揃っている場合って、滅多にないわけですよね。負担を軽減するために、いろいろなCMSがありますので、自社のオウンドメディアに合うものを選ぶのが良いと思います。 例えば商品部と随時連携して商品情報をどんどん更新していくということが前提にあるんだとしたら、商品情報を必要なタイミングで柔軟に取り込むための仕組みが備わっているかどうかも選定のポイントになりえます。コミュニティを作ることが前提にあるんだとしたら、コミュニティ運営に必要な機能が最初から実装されているCMSのほうが、使う側の手間が省けますよね。 そういう「マスト」な前提が何かによって、WordPressなのか、SaaSのCMSなのかを選んでいくと良いと思います。 ただ、WordPressの場合、アップデートだったり運用トラブルへの対応も必要なので、それができる体制を整えることができるかもポイントになると思います。体制に不安がある場合は「はてなブログMedia」のようなSaaS型CMSから選ぶのが良いと思います。 ちなみに、サッポロビールさんはWordPressを使われてますよね?    (サッポロビール福吉さん):そうですね、いわゆるブログメディア的なものはWordPressを使っていて、サイト自体はPower CMSです 。 (はてな磯和さん):使い分けてらっしゃるんですね。 (サッポロビール福吉さん):そうですね。 (はてな磯和さん):用途・リソースによって使い分けるといいですね。サッポロビールさんのように、何に重点を置くかを軸にCMSを選ぶと良いと思います。        商品を主役にするのではなく、文脈の中に商品を「置いてくる」 (TRENDEMON栗田):次は福吉さんにお聞きしたいです。社内でコンテンツマーケティングを啓蒙する工夫をされていますか?第一部で、「社内勉強会」について触れられていましたが、どんな人を対象にどんな内容の勉強会をされていますか? (サッポロビール福吉さん):まずは僕たちの場合、いかにブランドに触れてもらうか、がコミュニケーションの至上命題なので、ブランドマネージャーを対象に勉強会をやっています。ブランドマネージャーと会話をするんです。「何を実現したいのか?」「どんな人に伝えたいのか?」「ブランドのありたい姿は?」そんな風に聞いていくんですけど。要説明商品や理解深耕をはからないといけない商品には、コンテンツがすごく効くんですよ。でも、一回で伝えるのか、複数回に分けて伝えるのか、それは商品ごとに違います。メインストリームの商品はテレビCMを何千GRP流していきましょうとかやるんですが、そこから先、「この商品はこういう商品です」と伝えていくのはコンテンツマーケティングなんですよね。 ブランドマネージャーには、とことん寄り添って一緒に作ることを意識しています。そこまでやらないと、良いコンテンツは出来ないと思っています。例えばプライベートDMPチームに、「一緒に分析してください」って巻き込んでいくとか、社内だけではなく外部についても例えばツールの管理画面を代理店さんやパブリッシャーさんにも開放して、成果の分析を一緒にやったり、パートナー企業を含めてラウンドテーブルを作っています。 (TRENDEMON栗田):なるほど!あ、セミナーの参加者の方から質問がきました。福吉さんに質問です。「ゴールを商品の購入だとすると、オウンドコンテンツ内で商品の魅力を一方的に押し付けてしまうような企業側の伝えたいことばかり詰め込んだコンテンツになりがちです。そうしないようにするための工夫は、どんなことをされていますか?」とのことです。 (サッポロビール福吉さん):商品の作りにもよるんですが…。僕は、コンテンツマーケティングをするときによく「商品を置いてくる」という表現をします。文脈を作っていって、知って欲しい人たちが興味関心のあるものを見つけ出したら、その文脈の中にどう商品を置いてくれば、一番受け入れられるのかということを考えるようにしています。「この商品はこんなに原料にこだわって、こんなところがおいしさの秘密で…ドヤ!」みたいなコンテンツをあまり作らないように心がけてるんです。 なので、僕が目指すのは、例えばレシピ主軸にコンテンツを作って、「このレシピ美味しいですよ、週末に家族と一緒に食卓をワイワイ囲むときは作ってみてね、そしてこの商品はこういうレシピに合うから飲んでみてね」みたいな。商品ではなく、顧客の求めるシチュエーションとか顧客の興味を主役にしたい。商品を主役にしてしまうと、商品に興味がある人しか来ないんですよ。これは、過去の失敗から学んだことです(笑)        編集力より、編成力。オウンドメディアを作るために必要なスキルとは (TRENDEMON栗田):次は、お二人に聞きたいです。オウンドメディアをやるにあたって、編集力は必要か?出版社でもなくコンテンツクリエーターでもない普通の企業が、オウンドメディアをやるにあたって、編集力が必要だと思うんですけど、どう編集力をつけたらいいでしょうか? (サッポロビール福吉さん):正直、僕は編集力よりもオリエン力のほうが大事だと思ってるんです。やりたいことを言語化して、説明する力のことですね。最悪、事業会社は文章書けたほうがいいけど書けなくてもいいし、編集できるに越したことはないけど、編集できなくてもいいと。こういう結果が欲しいので、こういう方法で評価したいです…みたいな、一連のオリエンテーションが出来るという。自分のやりたいこと・ブランドのやりたいこと・会社のやりたいことを明文化して、ちゃんとプロフェッショナルに説明できるスキルのほうが大事だと思います。小説家になるわけでも、編集者になるわけでも、写真家になるわけでも無いので。 (はてな磯和さん):同意です。しいて言うなら、例えばニッチな商材で、コンテンツを作れるところが自社しかないっていう状況なら、編集力は必要だと思うんですが、そうじゃない一般的な場合は、上がってきた企画や記事について、「これを先に出そう」とか優先度を決める力…つまり「編成力」が大事だと思います。編集力より、編成力のほうが必要。その編成力の延長線上で、編集力があるならそれはそれで、オリジナル記事をゼロから作ることが出来るってことなので強いとは思いますが。採用目的のコンテンツとかは、文章がたとえ拙くてもオリジナリティや会社の良さが伝わることを優先して、自社の社員が書くことで説得力増しますし。全体の戦略があって、ゴールがあって、それに向かうためにどうすればいいかを言語化するスキルのほうが大事かもしれませんよね。 (サッポロビール福吉さん):今お話ししてて思ったんですけど、「エグゼキューション力」も大切かもしれませんね。「エグゼキューション力」っていうのは、社内を突破する力という意味で使っているんですけど、それが無いと延々と「なんか違うんだよね」っていうコミュニケーションが発生するんですよね。なかなか難しいんですけどね(笑)。でも、「なんか違うんだよね」が始まると、言語化できていないから解決策がわからなくて、負のスパイラルになっちゃうんですよね。 (はてな磯和さん):販促系のプロモーションで、代理店の現場であるあるですね…(笑)。クライアントに「なんか違う」ってボツにされて、それを持ち帰って上長に説明するとき、自分も言語化出来ないし、修正依頼もかけられないという…。補足すると、それを防ぐためには外部やパートナーも巻き込んで「編集部」を組成して、評価の方法も含めて共有する仕組みを作ると、事業主側にもノウハウが蓄積されやすいなと思います。          コンテンツマーケティングの両輪、「コンセプト・パーパス」と「評価方法」 (TRENDEMON栗田):ところで、コンテンツの評価については、オウンドメディアをやる上で外せませんよね。福吉さんのところは、ちゃんとその評価ロジックが整理されているというところが凄いと思います。データを見る順番を決めるとか、やってみると難しいんですよね。 (はてな磯和さん):GAで出来ることもあるんですけど、アトリビューションを取ろうと思うと難しいところもありますしね。でも、コンテンツマーケティングを続ける意味って成果だと思うんで、成果をどう測るかを、設計することはとても大事ですよね。そこで、TRENDEMONさんの出番なんだと思うんですけども。 (TRENDEMON JAPAN嶋添):はい、実際ECサイトの売上とつなぎこんで、どのコンテンツがいくら分の売上に貢献しているのかを可視化している、アメリカのWalmartさんの事例もあります。媒体に広告記事を出稿する場合も、その媒体にTRENDEMONタグを入れてもらって、可視化しているんです。ラストタッチでは追えない、ナーチャリングフェーズに効いていたコンテンツも、これで価値を測れるようになりました。 (TRENDEMON栗田):コンセプトとかパーパスがまず大事ですが、それとセットで評価方法を設計しておかないと、更新が目的になってしまいますから…。最後に、コンテンツマーケティングに取り組む皆様に向けて、コンテンツマーケティングの極意を、福吉さんお願いいたします! (サッポロビール福吉さん):幸い、弊社はとてもチャレンジしやすい環境なので、コンテンツマーケティングの施策がやりやすいです。成果が悪かったことをなじるのではなくて、「なぜ失敗したのか?」を追究し、次の施策に活かす。その社風作りというか、組織風土作りが必要だと思います。そして、コンテンツマーケティングは「何を達成したいか」をちゃんと持って始めると良いと思います。コンテンツマーケティングをうまく進めるコツは、事業会社→広告代理店→編集会社→ライターみたいなリレー型コミュニケーションをするのではなく、関係者みんな円卓に座って議論するラウンドテーブル型のコミュニケーションをしたほうが良いと思っています。 (TRENDEMON栗田):磯和さん福吉さん、貴重なお話本当にありがとうございました。ご参加いただいた皆様、ご清聴ありがとうございました! また、TRENDEMONは、はてなさんのオウンドメディアCMS「はてなブログMedia」の導入企業様に「TRENDEMON」の導入トライアルをご提供しています。詳細はこちらのプレスリリースをご確認ください。 本セミナーのオープニングトーク・第一部のレポートはこちらのリンクをご覧ください。 【セミナーオープニングトーク:コンテンツマーケティングのトレンドと、TrenDemonが提案するコンテンツドリブンな世界(オンラインセミナーレポート)】 【セミナー第一部:サッポロビールが取り組むコンテンツマーケティングと情報資産活用 】       定期的にプロダクトアップデート、コンテンツマーケティングの基礎知識、セミナー情報をお届けしています。TrenDemonからのお知らせを受け取りたい方はこちら TrenDemonはコンテンツマーケティングのROIを可視化するマーケティングテクノロジーSaaSツールです。サービス・プロダクトに関するお問い合わせは sales@trendemon.com まで

read more >

転職サイト『type』を運営するキャリアデザインセンターのコンテンツマーケティング成功事例
〜TRENDEMON導入事例Vol.2〜

〜TRENDEMONをご活用頂いている企業のご担当者様に、実際のご利用方法やコンテンツマーケティングの取り組みについてご紹介する、インタビュー企画。第2弾はキャリア転職サイト『type』を運営するキャリアデザインセンター様。様々な業界で活躍される注目人物へのインタビュー記事からキャリアに関する多彩な良質コンテンツを一体どのようにして常に世に出し続けることができているのでしょうか?今回は同社のコンテンツ制作をご担当されている根本愛美様にお話をお聴きしました。〜 https://type.jp/ https://woman-type.jp/ 株式会社キャリアデザインセンター メディアARP推進局 TKS課 根本 愛美 様 (TRENDEMON):それではまず、簡単に自己紹介をお願いします。 (根本氏):弊社は、総合転職サイト『type』と、女性向け転職サイト『女の転職type』の2つを運営しているのですが、私は主に両サイトの中にある「転職ノウハウ」というコーナーで、コンテンツ制作を担当しています。 コンテンツとの出会いについて (TRENDEMON):コンテンツの制作・運営には専門的な知識が求められると思うのですが、根本様はどのようにしてご経験を積まれたのですか? (根本氏):新卒で弊社に入った当時は紙媒体の編集者としてスタートし、女性向けやエンジニア向けの求人雑誌で特集などを作っていました。その後、営業職や外の会社でフリーペーパーの編集などの経験を積んで今に至ります。Webの知識、経験は、会社の方針として、情報発信の媒体が紙の雑誌からデジタルへ移行したのにあわせて徐々に……という感じです。 抱えていたコンテンツの課題 (TRENDEMON):現在、多くの企業がコンテンツに大きな費用を投じながら、その価値証明ができず、立ち止まっているケースが見受けられます。コンテンツの制作・運営に関して、御社が現在、そしてこれまで抱えてきた課題とは、どのようなものだったでしょうか? (根本氏):転職サイトにおいて一番のコンテンツは、「求人広告」です。私が担当している転職ノウハウに関する記事コンテンツは、経営的な視点から言えば、求人広告への“つなぎ”に他なりません。「職務経歴書の書き方」や「面接の質問例」といったコンテンツが、最終的に「求人への応募」にどれくらいの影響を及ぼしているのかを具体的に把握できないことが課題でした。 (根本氏):TRENDEMONの導入以前には、「コンテンツ来訪セッション内でのCV」や「コンテンツにランディングしたユーザーのCV率」などを指標に価値貢献を測ろうとも試みましたが、コンテンツが担っている役割を完璧に数値化できているとは言えず、検証することはできませんでした。コンテンツの本質的な価値を証明するにはPV、UUといったお決まりの指標だけでは不十分であり、なにか良い指標はないかというのが悩みの種でした。 (TRENDEMON):実際にコンテンツを制作・運営している根本様だからこそ感じられていた課題などは他にもございましたでしょうか? (根本氏):私自身がもともと雑誌の編集からキャリアをスタートさせていることもあり、「どのようなターゲットユーザーに、どのようなコンテンツを当てれば刺さるのか」という企画発想は慣れているのですが、一般的には、現在のWebコンテンツの企画方法はSEOにウェイトを置く部分があるので、Webをやり始めた当初はそのすり合わせには苦労しましたね。今でも、「SEO的にはこの見出しだけど、サイト内導線で訪れたユーザーに対しては分かりにくいのではないか」といった小さい悩みは尽きないです。 「SEO」が全てではない (TRENDEMON):SEOは、確かにコンテンツを作るうえで非常に重要な視点である一方で、プラットフォーム側のアルゴリズム変更により、順位が容易に変わってしまうといった側面もあります。直近では、SEOを重視しすぎるがあまり、ターゲットとするユーザーを見ていないコンテンツが量産され、結果としてコンテンツマーケティングがうまくいっていない企業も多いように見えます。その点、貴社のSEOに対する考え方はどのようなものでしょうか? (根本氏):弊社には専属のSEOチームがあるのですが、幸いにも、制作編集チームとSEOチームの共通認識としてあるのが「SEOが全てではない」ということです。そのため、SEOチームからKWを意識しすぎた極端な依頼が来ることはありませんし、コンテンツを企画をするときには必ず「そのコンテンツは本当にユーザーのためになっているのか?」という声が上がります。このような価値観をチーム内だけでなく、別の部署とも共有できていることで、スムーズに仕事ができていると思います。 「これまで見えなかったものが可視化できるようになった」 (TRENDEMON):組織全体としてコンテンツの存在意義についての共通の認識があるからこそ、質の高いコンテンツを生み出せているのですね。では、そういった中で実際にTRENDEMONを導入してみていかがでしょうか? (根本氏):導入してまだ1年に満たない段階ではありますが、一番大きかったインパクトは、「これまで見えなかったものが可視化できるようになった」ことだと感じています。先ほども述べた通り、これまでにも様々な指標を設けてコンテンツの価値を可視化しようとしてきましたが、経営指標に対してインパクトが小さく見える結果となってしまったり、経営指標との関連性が遠すぎたりするなど、私自身が自信を持って社内に報告することができていない状態でした。 (根本氏):それが現在では、例えば読了率や回遊率といったものだけではなく、「CVしたユーザーのうち、初回新規来訪がコンテンツだった割合」など、ジャーニーを長期間トラッキングできるTRENDEMONだからこそ得られる分析データが豊富にあるので、社内会議の際などにコンテンツの話題を出しやすくなっています。また、自分たちが作ったコンテンツがCVに効いているのかナーチャリングに効いているのかを分類できたり、エンゲージメントを得られているコンテンツのジャンルを可視化できたりもするので、新しいコンテンツを企画・制作する際の参考にもなっています。 (TRENDEMON):TRENDEMONはもともと、CEOがコンテンツ制作者向けに開発をスタートした歴史があるので、コンテンツ制作に弊社のデータをご利用いただいているのは、とても嬉しく思います。弊社のダッシュボードではほかにも、「Attentive(高頻度接触)ユーザー」といった独自の指標もご提供していますが、いかがでしょうか? (根本氏):弊社のコンテンツには、私の担当として冒頭にご説明した「転職ノウハウ」とは別に、転職自体はまだ検討していないものの、キャリアという広いテーマに関心のある一般ユーザーとの接点構築を目的とした、『エンジニアtype』『20’s type』『Woman type』というマガジン系コンテンツがあります。このマガジン系コンテンツに関してAttentiveユーザー、つまりは何度も来訪しているユーザーが多く読んでいるコンテンツを見てみると、やはり「転職」にまつわるコンテンツが多く読まれていることが分かりました。 『20's type』 『エンジニアtype』 『転職ノウハウ』 (TRENDEMON):弊社の統計上、Attnetiveユーザーは通常の来訪ユーザーに比べてCVRが平均して3倍以上あることも分かっているのですが、そうした発見を受けて、コンテンツを制作する上で何か変化はありましたでしょうか? (根本氏):マガジン系コンテンツを担当しているメンバーは、コンテンツの性質上、これまではあえて「転職系コンテンツを作り過ぎないように」という意識を持っていましたが、転職にまつわるコンテンツのCVへの貢献度が改めて高いと示されたことで、今後はそういったコンテンツの拡充も検討したいね、という話になっています。目に見える数字として可視化されることで、そういう合意形成が作れたことは大きいと思います。 Attentive audienceサンプルイメージ (TRENDEMON):最後に、今後TRENDEMONについて期待するところ、改善してほしい部分がございましたら、率直なご意見をいただけますと幸いです。 (根本氏):現状は、御社による月に一度のレポーティングによって新しいインサイトを発掘いただいているのですが、正直なところ、まだ社内で私たち自身が日常的にダッシュボードを使って分析するところまでは至っていません。ツールから得られる改善施策を推し進めるためにも、今後は一人でも多くのメンバーが、ダッシュボードを自ら使うレベルまで持っていく必要があると思っています。現状そこまで使えていない理由としては、もちろんリソースの問題もあるのですが、ダッシュボード上では、弊社用にカスタマイズいただいている毎月のレポートのようには見たい数字が見られない点もあると思っています。 (TRENDEMON):貴重なご意見をありがとうございます。おっしゃる通り、ダッシュボードにはまだまだ改善の余地があるので、いただいたご意見をもとに、開発チームと連携して改善していければと思います。本日は貴重なお時間をありがとうございました! インタビュー後記 今回の根本様へのインタビューを通して、「どのようにすれば良質なコンテンツを常に作り続けることができるのか?」という問いに対する一つの答えがわかったような気がします。それは、コンテンツを制作する方だけでなく他部署の社員様、そして社内全体として共通の価値観がコンテンツに対して共有されているからこそ実現させることが出来ているのだと思いました。 しかしながら、現実問題として社内全体でコンテンツに対しての価値観の合意形成をするのは容易なことではないかと思います。その理由としては、コンテンツコミュニケーションは短期間で成果が見えるものではなく、またそれだけで売上成果が上がるものではないため、その価値を明らかにすることは非常にこれまで困難とされてきました。 しかし、そのような状況だからこそ、今後はコンテンツコミュニケーションにおいてはPVといったトラフィックだけではなく、明確にどのようなコンテンツがどれだけのエンゲージメント数値を獲得し、売上としてどれだけのROIがあるのかという、これまで可視化できなかった領域にチャレンジすることがより一層求められてくると考えます。 コンテンツROIをドライブさせるPERSONALIZATION 良質なコンテンツを作ることも重要ですが、作ったコンテンツを適切なユーザーに適切なタイミングで、ユーザーが求めているコンテンツを届けることもこれまで以上に重要になっています。そこで、キャリアデザインセンター様でもご利用頂いているのは弊社のジャーニーデータにもとづいたコンテンツをユーザーごとにオートレコメンドすることができる"PERSONALIZATION"です。 ※PERSONALIZATION:(左下)レコメンドウィジェット4枠、(右下)CTAの掲載イメージ例 TRENDEMONではユーザーが過去にどのようなコンテンツを読んできたのか、カスタマージャーニーを長期間トラッキングすることが可能なため、メディア内にあるコンテンツの中でユーザーが過去に読んできたコンテンツやパフォーマンスの良くないコンテンツなど、いわゆる"レコメンドすべきでない"コンテンツを自動的に排除し、ユーザーごとにレコメンドすべきコンテンツを出し分けることが可能となります。 PERSONALIZATIONを導入頂いた企業様の多くでサイト内のCVR、回遊率など短期間で大きな改善成果が見られています。PERSONALIZATION施策は一般的に導入する際に非常に労力がかかる側面もございます。しかし、TRENDEMONのPERSONALIZATIONではジャーニーデータを内包することで独自の機械学習によってオートレコメンドをすることが可能なため、ご担当者様の負担なく大きな改善成果をおさめることが期待できます。 このようにTRENDEMONではコンテンツ計測だけではなく、PERSONALIZATIONといった改善施策まで一気通貫で行うことができます。今後もさらなる機能アップデートを予定し、一つでも多くの国内のコンテンツマーケティングに取り組む企業様のご支援をできればと思います。

read more >

【6/24(水)18:00~】無料Webセミナー(ゲスト:サッポロビール福吉氏/共催:株式会社はてな)「コンテンツマーケティングの最新トレンドと情報資産活用」

2020年6月24日(水)18:00~19:00、株式会社はてな様と共催で、企業のWebマーケティング・広告・宣伝・広報ご担当者様を対象にした無料オンラインセミナーを開催します。テーマは「コンテンツマーケティングの最新トレンドと情報資産活用」。 国内外のコンテンツマーケティングのトレンドをご紹介するとともに、ゲストスピーカーにサッポロビール株式会社マーケティング開発部 メディア統括グループ シニアメディアプランニング マネージャー 福吉敬様をスペシャルゲストにお迎えし、サッポロビールのマーケティング戦略や情報資産活用についてお話を伺います。 第一部のモデレーターは、株式会社はてな磯和太郎様。 Webソリューションに詳しく、「はてなブックマーク」「はてなブログ」のプロデューサーを経て、現在は企業向けオウンドメディアCMS「はてなブログMedia」および同社のブロガーリソースを活用したコンテンツ制作支援を含むコンテンツマーケティングサービスの開発を統括している磯和様が、TrenDemonとサッポロビール様の取り組みについてはもちろん、情報資産の活用法について掘り下げてくださいます。 第二部は、かつて事業主としてオウンドメディアを企画・運営経験のあるTrenDemon栗田が、コンテンツマーケティングの現場で感じていた課題や疑問を、福吉様と磯和様に壁打ちします!            セミナースケジュール 18:00-18:05 ご挨拶・セミナーについてのご説明 はてな様より 18:05-18:15 コンテンツマーケティングの最新トレンドと ROIの可視化 TrenDemon JAPAN  嶋添 18:15-18:40 サッポロビールが取り組む コンテンツマーケティングと情報資産活用 サッポロビール福吉様, TrenDemonJAPAN (モデレート:はてな磯和様) 18:40-19:00 オウンドメディア担当者の課題・悩みについて 質疑応答 サッポロビール福吉様, はてな磯和様 (モデレート:TrenDemon 栗田) お申込みはこちらのリンクから        登壇者紹介 ゲスト:サッポロビール株式会社 マーケティング開発部 メディア統括グループ シニア メディアプランニング マネージャー 福吉敬 様 【福吉様プロフィール】1972年北九州市生まれ。多摩美術大学卒。 国内酒類メーカーから外資メーカーを経て、2014年サッポロビール株式会社に入社。SE的な仕事をしていた事もあり、小学校時代からパソコンに触れる日常を過ごしていました。Z80と言う16進数の文字の羅列で音楽を作ってみたり、ドット絵を作成して動かしてみたり。時は過ぎ、1994年にNetscape Navigatorと言う今のFire Foxの前身となるブラウザーを手に入れ従量課金制の物凄い通信費に圧迫されながらインターネットの世界にダイブ。所謂GEEKです。 株式会社はてな サービス・システム開発本部 プロデューサー 磯和太郎様 【磯和様プロフィール】大学卒業後、SIerやITベンチャー、フリーランスなどでの開発・Webディレクションを経て、2012年インフォバーン入社。ソリューション担当の執行役員などを歴任し企業のオウンドメディア構築やコンテンツマーケティングを推進。2017年はてな入社後は「はてなブックマーク」「はてなブログ」のプロデューサーを経て、現在は企業向けオウンドメディアCMS「はてなブログMedia」およびはてなのブロガーリソースなどを活用したコンテンツ制作支援を含むコンテンツマーケティングサービスの開発を統括している。

read more >

コロナ禍でB2Bマーケターが忘れてはいけないこと  ~イスラエルベンチャーキャピタルに学ぶ、これからのコンテンツマーケティング戦略~

多くの国で「オフライン」の通りが過疎化する一方で、情報ハイウェイ「オンライン」にはたくさんの人が集まってきています。世界中でより多くの人々が屋内に閉じこもるようになるにつれ、外の世界との主要なつながりであるオンライン活動は、かつてないほど増加しています。 アメリカの通信会社Verizonは、ウェブトラフィック量が週比20%以上増加していると報告しています(参照はこちら) 。 B2B企業もまた、マーケティング組織をこの環境変化に迅速に対応させるべきでしょう。 今回は、ユーザー行動の地殻変動に対して、B2Bのマーケティング担当者がどのように対応しているのかを詳しく見てみました。どのような活動に力を入れている企業があるのか、またその理由は何なのか?ということです。                   新型コロナがマーケティング予算や配分に与えている影響(Viola Venturesの調査結果) イスラエルの最大手ベンチャーキャピタルのひとつViola Venturesが3月に行ったマーケティング調査 では、主にB2B企業のマーケティング幹部62人以上に、新型コロナウイルスが2020年の計画にどのような影響を与えているかという問いに対して、興味深い回答が得られています。オフラインでの活動が停止する中、マーケティング担当者にはソーシャルとコンテンツのインフラを倍増させていることが分かっているのです。              Q.最近はどこに予算をシフトしていますか? 【上図】青色:マーケティングファネルのトップ(初期のリードジェネレーション)を増やす施策 /紫色:新規契約締結を増やすためだけの施策/緑色:契約更新をするためのカスタマーサクセス支援施策 【左円グラフ】社員数150人未満の企業 【右円グラフ】社員数150人以上の企業/社員数150人以上の企業は、社員数150人未満の企業よりも新規顧客開拓に予算を割いているが、最も割合を占めるのは青色。( Viola Ventures 調査レポートより引用)      また、ほとんどの企業は、新規案件の獲得を支援することよりも、マーケティングファネルのトップ層を増やし、既存顧客維持や顧客とのエンゲージメントを高めるための取り組みを支援することに重点を置いているようです。                             Q.イベントや会議が中止になって浮いた予算は、どこに移動させましたか?             【上図】上位3つの回答は次の通り⇒紺色(32%):もっとコンテンツをつくるため /水色(24%):ウェビナーやオンラインセミナーのため/黄色(18%):SNS施策( Viola Ventures 調査レポートより引用) 「マーケティング活動において、どこに予算を寄せましたか」という質問に対しては、多くのBtoB企業がコンテンツ制作、オンラインセミナー、SNS施策に予算をシフトしたようです。新しいコンテンツが氾濫している今、これまで以上にユニーク性や有用性、具体性のあるコンテンツを作らなければならないということでもあります。                       新型コロナは人々の注目度や消費傾向にどのような影響を与えているのでしょうか? リアルで集まるカンファレンスのような活動がもはや物理的に難しいという事実は頷けますが、なぜ企業はトップ・オブ・ファネルにより投資するのかという疑問に対して、これだという明確な解を見出すことはまだできません。しかし、ひとつの有力な仮説として、新型コロナのおかげでコンテンツへの消費者の関心が高まっているということは、TrenDemonが日々見ているコンテンツ接触量データにも裏付けされています。人々はより多くの時間をオンラインで過ごし、より多くの時間コンテンツに触れて、情報を得ています。この傾向を示す一つの指標として、モバイルデバイスでよりもデスクトップでのB2Bコンテンツの消費量が多くなっていることが挙げられます。                                【上図】BtoB企業におけるコンテンツ接触のデバイスデータ比較。2019年12月に比べて2020年3月は、PCでの接触が増えていました(TrenDemon調べ)                   サイバーセキュリティのような特定の業界では、コンテンツの影響を受けたWebコンバージョンが3月に急増しています。対面のタッチポイントがなくなった分、Webでのコンバージョンが増えているというわけです。 【上図】サイバーセキュリテイ業界のWeb上のCVは、2019年11月と比較すると、2020年3月は約1.5倍増(TrenDemon調べ)                B2Bマーケティング担当者は、このような波を受けてどのような具体策を取るべきか? 当社の多くのお客様の中には、既存顧客の満足度向上やフォロー施策だけでなく、アッパーファネルへのシフトが顕著に見られます。実際、出張や会議が中止になったり、目先のKPIを追いかけるのをやめて初めて、オンラインコンテンツを作成したり読んだりする時間ができたりするものです。TrenDemonでは、この状況下では今までなかなか出来ていなかったこと――海外の事例を翻訳・資料化したり、これからのコンテンツマーケティングにおいて何が重要か?自分たちのプロダクトの意義は何か?などをじっくり話し合ったり、クライアントがくれたフィードバックに基づいてプロダクトアップデートをしたり、より分かりやすい事例集を作るための準備をしたり、Webサイトのコンテンツを作るということをしています。オーソドックスで普遍的なことではあるのですが、意識的に「内省」と「情報資産を増やすこと」に取り組むようにしています。 最後に、TrenDemonをご利用いただいている幅広い業種のB2Bマーケターやコンテンツマーケティングの専門家から得られた「打ち手の例」を、いくつかご紹介いたします。        1.マーケティングインフラへの投資(「マーケティング課題の負債」を支払う) マーケティング担当者は、消費者・生活者の動向をとらえるために、多大な苦労をしてきました。今は、顧客エンゲージメントの構築とそのためのインフラに投資する絶好の機会と言えます。 より多くの人々がブログなどオンラインコンテンツを読んでおり、Web上のタッチポイントが増えているのを私たちは目の当たりにしています。これは、自社のマーケティングパイプラインがうまく流れているかどうか、自社のマーケティング分析プラットフォームが適切に設定されているかどうかを確認する良い機会です。 2.注目を集めるための動き 今まで消費者の注目がなかなか集まらなかったニッチな業種では、消費者行動がオンラインに移行して認知のハードルが下がったことにより、ニーズを獲得しやすくなっているように見えます。企業が新しいソリューションを導入する可能性は低いかもしれませんが(ほとんどの企業はまだまだ保守的な姿勢だと思います)、データからすでにわかることは、消費者の活動がオンラインに寄っているため、迅速に行動できるマーケティングチームはこの機会を活かせるのではないでしょうか。つまり、今この時期を、サービス導入/購買の意欲よりもっと手前(なんとなく課題感はある・興味はある)潜在顧客とのタッチポイントを増やす絶好の機会に出来れば、世界が通常のビジネス秩序を取り戻した時に、競合他社よりも優位に立つことができるでしょう。しておくことは特に重要です。 3.今までよりも「読ませる」コンテンツを作成する B2Bウェブサイトのユーザーは、デスクトップコンピュータを介して、より多くのコンテンツに接触しています。今までスマホファーストで、「早く」「手軽に」「わかりやすく」を意識してコンテンツを短くまとめていたとしても、少しアプローチを変え、会社のストーリーやプロダクトパーパスについて、いつもより長めのコンテンツを作成してもいいかもしれません。長いテキスト形式のコンテンツや、ひとつのテーマをより深く掘り下げた内容のコンテンツを作る良いタイミングではないかと思います。 4.KPIが曖昧な施策を見直す ただし、明確な基準やベンチマークなしに上記のすべてを行うと、これらの努力の効果を証明しようとするときに、本当に難しい問題が発生します。マーケティングファネルのトップを増やそうとする取り組みを行うにしても、明確で体系的なアプローチつまり評価方法があることを確認してください。コンテンツマーケティング分析にはTrenDemonをお勧めしたいところですが(笑)、他のマーケティング測定ソリューションでも構いません。ただ、KPI測定の問題に目をつぶって、施策に盲進してはいけません。(決して「更新すること」を目的としたコンテンツ制作をしないでいただきたいです。コンテンツマーケティングにおいて陥りがちな罠にご注意を)         長期的に見ると、COVID-19は多くの組織のデジタルトランスフォーメーションの取り組みを加速させるかもしれません。顧客コミュニケーションをリニューアルする必要がある企業もたくさんあるでしょう。私たちは、グローバルレベルで急速に変化する時代に立ち会っています。ここ数ヶ月の出来事がもたらす結果の多くは、まだまだ未知数です。しかし、インターネットをはじめその他の破壊的技術が誕生し、大きな変化が起きたとき、生き残った企業は新しい状況に適応できる企業でした。たとえ、会社の仕組みや時にはビジネスモデルそのものを再発明する必要があったとしても、これらの変化に順応できた企業はちゃんと成功することができたということを忘れずに、日々を過ごしていきましょう。             それでは皆さま、ご安全に、健康第一で! 定期的にプロダクトアップデート、コンテンツマーケティングの基礎知識、セミナー情報をお届けしています。TrenDemonからのお知らせを受け取りたい方はこちら TrenDemonはコンテンツマーケティングのROIを可視化するマーケティングテクノロジーSaaSツールです。サービス・プロダクトに関するお問い合わせは sales@trendemon.com まで

read more >

コロナウイルスによる米国の消費者行動の変化・ データからの将来予測 ~コンテンツ戦略業界の洞察~

ここ最近はどこを見ても、コロナウイルスの話題ばかりです。ニュースを独占するパニック状態がこの先どうなっていくのかを予測しようと、Web行動履歴とショッピング行動のデータから、COVID-19の別の側面が見えてこないだろうかと考察してみました。 TrenDemonは米国だけでなくAPACのコンテンツマーケティングチームと協力しているため、米国で今後起こるであろう消費者行動の変化の予測にお役に立つことが出来ればと、APACの消費者行動がどのように影響を受けているかをまとめました。 このブラックスワン(事前にほとんど予想できず、起きたときの衝撃が大きい事象)は、言わずもがな多くの企業や個人に直接的な影響を及ぼし、海外旅行やイベントに厳しい制限を課し、グローバルサプライチェーンを混乱させているだけでなく、消費者行動にも劇的な影響を与えています。自発的に検疫を受ける人々が増え、旅行やイベントが制限されているため、より多くのやり取りや取引がオンラインで行われています。 次の投稿では、ユーザーのオンライン行動で既に現れ始めている傾向をいくつか共有したいと思います。結論を出すのは時期尚早ですが(コロナウイルスとは何年か共存しているように感じるかもしれませんが、まだコロナが世界共通の話題になってから、わずか数ヶ月しか経っていません…)、いくつかの大きな変化が起こり始めています。                   Eコマースへの明確な影響 何十万人もの人々が在宅生活になっているため、オンライン(特にECサイト)活動が急増しています。 APACの一部のECサイトでは、昨年の同時期と比較して、過去数週間で売上が20〜35%増加しています。特に中国でサプライチェーンが混乱しているにもかかわらず、増加しているのです。 【図】水色:2019年のEコマース売上データ/紫色:2020年のEコマース売上データ。2019年の2月と2020年の2月を比較してみると23%の増加だが、2020年1月と2月を比較してみると34%の増加(TrenDemon調べ)                               活動が急増しているだけでなく、オンラインで販売(購入)される商品の種類も変化します 米国はコロナウイルスの症例が増加しているため、いくつかの商品不足がすでに発生しています。たとえば、世界中の多くの薬局では、消毒薬が売り切れになっています。店舗に無くても必要なので、こういった商品をオンラインで購入したことがなかった一部の顧客行動が変わり、商品のオンライン検索が増えます。マーケティング担当者が常に求めている重要な指標の1つは、顧客の生活の中で「行動を変えるイベントかどうか」です。この新型コロナウイルスの大流行は、世界中で何億人もの人々の購買習慣を変えていることでしょう。過去にオンラインで食べ物を注文するのに消極的だった人々が、今やそのメリットに気づき、UberEatsのヘビーユーザーになっているかもしれません。この新しい環境で繁栄する企業は、そういった消費者の行動変容に対して迅速に適応できる企業です。 2020年には、Eコマースは総小売売上高の12%を占めると予想されますが、コロナウイルスによる今年の第1四半期の消費者行動の変化は、2020年いっぱい、ひょっとしたらそれ以降にも影響を与え、休暇シーズンの売上に大きな影響を与える可能性があります。オンラインショッピングに対する消費者の快適さが向上し、テクノロジーがより直感的で身近になってきているため、小売ビジネスのデジタル化は以前の予測よりも速く成長する可能性があります。                             広告とメディア OTTへの影響–この短期的な活性化は続くのか? 当然のことながら、OTT(Over The Top:インターネットによるコンテンツ配信サービス)のサブスクリプションも増加しています。 Piper SandlerのアナリストMichael Olson氏 は、GoogleSearchTrendsを使って、四半期ごとの「Netflix Navigator」と検索した消費者とNetflixの推定契約者数の関連性について発表しました。(参照リンクはこちら ) Olson 氏の調査によると、四半期の最初の2ヶ月間に「Netflix Navigator」で検索したユーザーの増加傾向が見られました。これは、ウォールストリートがNetflixにサインアップする消費者の数を非常に過小評価して予測している可能性があることを示しています。この Olson 氏の調査データは、米国とカナダのNetflix加入者が前年比3.8%増加するであろうことを示唆しており、1.6%の成長を予測する他のアナリストたちの推定数値の2倍を超えています。ただ、コロナウイルスが収束した時、人々は元の習慣に戻りNetflixを解約するでしょうか、どうでしょうか。                            広告費への影響 電通イージスネットワーク(DAN)は、3月上旬に中国の155社クライアントを調査し、またそれぞれのクライアントのリーダーの回答をその調査と照合して、各企業が短期的にどのようにコロナに対応しているかをより深く理解しました。 短期的なマーケティング費用を削減し、オフラインからオンラインに転用 47%の企業は、コロナの影響で売上の大幅な減少または深刻な影響を受けていると述べましたが、この段階では、広告出稿を完全に停止したのはわずか7%でした。 最初に22%の企業が行ったのは、クリエイティブと地域ターゲティングの変更でした。同様に、人々が自宅で過ごす時間が長くなるほど、各ブランドは広告出稿をオフラインメディアからオンラインにシフトし、14%の企業がオフラインからオンラインへ広告予算を移動したと回答しました。また、この調査によると、ほとんどの戦略変更は短期的なものであり、短期的変更を行ったのは61%なのに対して、長期計画を修正したのはわずか9%でした。 【図】青色:2019年1~2月のトラフィック数/紫色:2020年1~2月のトラフィック数。2020年1~2月のトラフィック数は、前年同月比13~22%増(TrenDemon調べ)                 DANの北アジア責任者であるCheuk Chiang氏は、ブランドはまず、コロナによる風評被害と十分に顧客支援が出来ているかどうかを懸念すべきであると言います。 「まず第一に、この状況が人道的な問題を多分にはらんでいることを忘れてはなりません。文脈をよく理解した上で、ブランドは、風評被害を受けないようにするためにいつも以上に敏感になり、顧客の動きに対して瞬時に反応しなければなりません。ブランドは、この時代の変化を反映し、消費者感情を十分に汲んだコンテンツをつくる必要があります。プロモーションに柔軟なアプローチが出来るブランドは、より消費者とつながりやすくなります。メディアへの投資の観点から、私たちは家で過ごしている消費者に向けたメディアの再評価を行っており、デジタルチャネル、特にEコマースの促進に焦点を当てた短い動画やSNSへの投資が増えていくでしょう」とChiang氏は予測しています。              What's next? –マーケターはこの新しくなった世界にどう適応していくべきか Covid-19は世界中の企業に様々な問題を提起している一方で、屋内で過ごす人や旅行をキャンセルする人が増えるにつれて、顧客とのエンゲージメントを高める新しい機会も生まれるでしょう。TrenDemonが考える、企業が短期および長期の変化に適応するためのヒントは以下です。皆様のお役に立つことが出来れば幸いです。                1.この機会にオンラインコンテンツを増やし、視聴者を増やす 検疫下で多くの人々が自宅に閉じ込められているため、オンラインコンテンツの利用が急速に増加しています。あるレポートによると、中国のビデオプラットフォーム「Douyin」と「Kuaishou」では、574アカウントが、1月20日から2月2日のわずか2週間でそれぞれ最大50万人の新規フォロワーを獲得したそうです。 消費者とのエンゲージメントを高めるのに役立つ「ためになるコンテンツ」はもちろん、動画、質の高いコンテンツをつくって、ピンチをチャンスに変えてください。この日々状況が変わる中で、ここ数ヶ月、新しいニュースレターをなかなか送れずにいませんでしたか?旅行やイベントはキャンセルになりましたが、そのおかげで、ようやくそのマーケティング上の長期負債を返済する準備が整ったと考えませんか… 健康産業やフィットネス業界などの特定の業界は、顧客のためになるコンテンツをたくさん作成することができます。例えば室内でできる簡単な運動方法や、健康的な自炊メニューなど、ウイルスとの闘いを助けるような動画です。 2.新規営業よりも、顧客サポートに重点を置く タイムリーで有益な情報を顧客に提供することで、競合他社と差がつくことでしょう。もし、あなたの企業がコロナによって現在特定の製品に対する需要過多や物流遅延などに直面させられている場合は、お客様に常に情報提供しておくことは特に重要です。 推定配達時間や予想される遅延について、細やかに最新情報を提供し続けることで、お客様のフラストレーションを少しでも減らし、安心して待ってもらえる環境づくりができるでしょう。 (これについてはAppier のコラムがお勧めです。) 3.技術面またはインフラ面の負債を完済する 特に、オフラインアクティビティ(イベント、旅行など)が制限されてしまうこの状況下では、忙しい日々に追われて今までなかなか取り掛かることが出来なかったオンライン上の技術的課題を解決したりして、これまでの負債を返済するとよいでしょう。短期的には、ほとんどの企業はこの状況が改善されるまで、大規模な設備投資を控えることでしょう。しかし、これは競争を勝ち抜く絶好の機会にもなりえます。より関連性の高いデータを拡充したり、より良い販売促進環境の整備やマーケティングのためのインフラの実装を優先することにより、顧客関係をより強化することができます。          もちろん、最も重要なのは、皆様それぞれが落ち着いて健康を保つことです。明けない夜はありません。     定期的にプロダクトアップデート、コンテンツマーケティングの基礎知識、セミナー情報をお届けしています。TrenDemonからのお知らせを受け取りたい方はこちら TrenDemonはコンテンツマーケティングのROIを可視化するマーケティングテクノロジーSaaSツールです。サービス・プロダクトに関するお問い合わせは sales@trendemon.com まで

read more >

主催セミナー「コンテンツマーケティング最前線2020」レポート

1月17日にTrendemonが主催したセミナー「コンテンツマーケティング最前線2020」の第一部パネルディカッションのセミナーレポートが、『Web担当者Forum』にて記事になりました。 第一部のテーマは、「カスタマージャーニー上におけるコンテンツの役割とは?」 電通イノベーション・イニシアティブの宮林氏をモデレーターに迎え、パネリストにはTrendemonをご活用いただいているサッポロビールの福吉氏、パナソニックの富岡氏をお迎えし、 Trendemon Japanの嶋添が一緒にお話しさせていただきました。 「なぜ、コンテンツマーケティングに取り組むのか?」という本質的な問いに始まり、福吉氏、富岡氏おふたりのコンテンツマーケティングを通してのカスタマーとの向き合い方や、実現したい世界観についてもインタビュー。 コンテンツマーケティングにROIの概念をもたらすTrendemonとしては、「それまでに可視化されなかったものが可視化されることによって生まれる軋轢」についてどう対処されているかもおうかがいしました。 「商品が選ばれる存在になるために、どんな具体的施策をしているか?」にフォーカスした議論では、お二人それぞれの考え方とそれを基盤とした施策についてインプットすることができ、大変勉強になりました。 是非、ご一読ください! ▼記事の詳細はこちらから(Web担当者Forum)▼ https://webtan.impress.co.jp/e/2020/04/17/35700

read more >

そのコンテンツ「計測」出来ていますか?
〜コンテンツ計測の重要性とその方法〜

「コンテンツ計測の現状」 今やデジタルマーケティングの世界では様々な計測ツールのお陰で広告をはじめ、ありとあらゆるものが分析可能となり、日々ROIの改善活動が行われていると思います。しかし、実は未だに十分にそれらが行われていない領域があります。それは日々様々な企業が莫大な予算と人的リソースを投下して生み出している「コンテンツ」です。 約8割以上のマーケターが「コンテンツ計測に課題を感じている」 当然、これまでコンテンツの計測については多くの企業が取り組もうとしてきた課題であったと思います。しかし、弊社の独自調査の結果明らかになったのは、コンテンツマーケティングに取り組む、ご担当者様のうち約8割以上の方が依然としてコンテンツ計測に課題を感じ、コンテンツの評価、改善活動ができないでいるというものでした。 では、これまで多くの企業がこうした課題を認識していながらも依然としてコンテンツの計測ができていないのはなぜでしょうか?その理由をさらに掘り下げてヒアリングしました。 「コンテンツ計測が出来ない」本当の理由とは? コンテンツ計測が出来なかった理由をヒアリングしてみると、大きく3つの共通する要因が明らかになりました。 要因:①ツールの設定が複雑かつ、時間と労力がかかる 従来の計測ツールではコンテンツ計測となると、一般的に計測をスタートするにもまずはツール自体の設定が複雑になりがちです。オンボードだけで数ヶ月も要する場合もあり、コンテンツ担当者のリソースを逼迫させてしまいます。さらに、分析するにもデータボリュームが大きく、ドメインが別れた場合などはさらに何倍もの集計作業が発生し、改善施策に落とすころにはそのデータの鮮度自体が落ちてしまい、使えないデータになる傾向があります。 要因:②コンテンツ評価(KPI)の方法がわからない コンテンツを計測する上で「何を」GOAL(目的)にするのかというのは非常に重要になります。広告などであればCV(成果ポイント)が分かりやすく計測できますが、カスタマージャーニー上のコンテンツの主な役割としては主に、ブランディングのような、入り口から中盤のニーズを醸成していくフェーズにあり、いわゆる「広告」に反応しないユーザーとのエンゲージメント(関係性)を長期間にわたって構築していくことが主にコンテンツでは求められます。したがって、従来のような計測ツールではCookieの有効期限などがあり、こうしたユーザーのジャーニーを長期間トラッキングすることが困難なため、コンテンツの価値証明は困難なものになっていました。 要因:③コンテンツ制作改善に活かせるデータが取れない 一般的に従来の計測ツールで用いられているコンテンツの計測指標はPV、滞在時間といったものが主たるものでした。しかし、結果として現在起こっていることはPV至上主義といった言葉で揶揄されているように、"KPIなきトラフィック"をいかに多く集めたとしても、ビジネスゴールには結果として、ほとんど貢献していないことが徐々に明らかになってきています。弊社の統計では、コンテンツが実際にビジネスゴールに貢献している割合は全体のたったの15%程に満たないというものでした。 コンテンツを評価する上で必須となる"3つの基本指標" こうしたコンテンツ計測の課題に対してTRENDEMONでは"3つの基本指標"をご提供しています。その1つ目が「読了率」です。従来の計測ツールではコンテンツが本当に読まれているのか?ということを判断する際には「滞在時間」や「スクロール率」といったものを一つずつ見ていく必要がありました。一方で、弊社の読了率ではそうしたスクロール率や滞在時間を掛け合わせで評価し、さらにコンテンツのボリュームに応じて動的に計測することでユーザーが本当に読了したのか?ということをより正確にダッシュボード上で簡単に見ることができます。 そして、2つ目の指標が「回遊率」です。一般的に離脱率とは逆の概念で、ユーザーがあるコンテンツに来訪した際に、その次のコンテンツも読みたくなるほど回遊が行われたのか?をいったエンゲージメントを測ることが可能になっています。 そして、最後に3つ目の指標が「CVR」です。コンテンツに来訪したユーザーのうち、どれだけの割合でCV(成果ポイント)にまで到達したのか?を見ることで、ビジネスゴールに寄り添った本質的なコンテンツ制作が可能になります。TRENDEMONではCookieに依存しないトラッキングテクノロジーのため、より長期間のジャーニーがカバーできるため、コンテンツのCVへの価値証明が実現できます。 最後に 直近の社会情勢の影響もあり、各企業の生活者へのコミュニケーションの在り方、「情報の届け方」は今後より一層変化が求められています。そして、その時代の流れを受けてさらに"コンテンツ"の存在はより一層重要な役割を担ってくると思われます。その上でコンテンツの計測、コンテンツROIといった視点は極めて重要なものになるのではないでしょうか? グローバル及び、一部の国内の企業様でも、すでに自社ECの売上データとコンテンツのROIをTRENDEMONで可視化し、コンテンツの改善を実現しようという取り組みが行われています。今後は広告のROI同様にコンテンツにも厳しいROIの目が向けられてくると思われます。その来る時に備えてTRENDEMONは日々プロダクトのアップデートを今後も拡充してまいります。

read more >

『マーケティング実践テキスト』にて紹介されました

2020年2月28日に発売された『マーケティング実践テキスト』(日本能率協会マネジメントセンター出版)にて、Trendemonが「あらゆるマーケティング戦略の前提となる標準ツール」として紹介されました。本書では、Trendemon以外にも実践に役立つ様々なツールや手法が紹介されております。是非ご一読ください。 日本でコンテンツマーケティングへの理解がなかなか浸透しないのは、その実践において、「どのコンテンツが」「どのビジネスゴールに」「どのくらい貢献したのか」を可視化しにくい実態があるからと言っても過言ではないでしょう。認知と顧客育成の重要性を理論上では理解しているものの、時間もリソースも限られたマーケティング現場担当者は、直接CVに効く施策を優先してしまいがち。また、間接効果の証明は技術的にも非常に難しいことが、多くのマーケターを悩ませているのではないでしょうか。 コンテンツの価値を正確に測るには、カスタマージャーニーをできるだけ正確に把握することが必要不可欠です。かつては技術的に困難と思われたアトリビューション解析、しかもコンテンツを主語にした解析は、コンテンツマーケティングに真摯に取り組む多くのマーケターをサポートできると自負しています。解析だけではなく、Web接客機能で解析結果に基づいたアウトプットをすることで、PDCAを回します。 書籍購入はこちらから【amazon・日本語版】https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E5%AE%9F%E8%B7%B5%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88-%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E6%8A%80%E8%A1%93%E3%81%8B%E3%82%89%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%BE%E3%81%A7-%E6%B1%A0%E4%B8%8A-%E9%87%8D%E8%BC%94/dp/4820727753

read more >

2020年こそ “コンテンツマーケティング”元年の年

記念すべきTRENDEMON初の主催イベントを遂に開催! 2020年1月17日に池袋サンシャインにて、初となる主催イベントを開催致しました。本イベントではコンテンツマーケティングを実際に取り組む、サッポロビール様、パナソニック様をはじめとする、業界屈指のマーケターの方たちをゲストに迎え2部構成で実施致しました。 そこで、今回は会場に来られなかった方向けに弊社がイベントでお話させて頂きました内容について少しご紹介できればと思います。 (※イベントの取材記事については、別途公開予定となっております。) 会場の様子 今だからこそ"コンテンツマーケティングの原点"に立ち返る重要性 国内のここ数年のコンテンツマーケティングのトレンドとして、一部の企業の中でオウンドメディアの閉鎖が相次いで起こるなど、「コンテンツマーケティングは時代遅れ」や「売上に貢献しているか分からないコンテンツマーケティングは死語」であるといった声をコンテンツに携わる方は特に良く耳にするようになってきているのではないでしょうか? 確かに、世界的にみてもコンテンツマーケティングという言葉は一巡し、すでに使われなくなってきている一面もあります。しかし、国内においてまだこの「コンテンツマーケティング」について、バズワードであるが故に多くの方がいまだにSEO=コンテンツマーケティングといった誤ったイメージを持たれているのも事実ではないでしょうか?。 ITP、ZERO-PARTY DATA時代におけるコンテンツの重要性 APPLE社のITPによる影響で、現在多くの企業がCookie依存のカスタマージャーニーの計測に限界を感じはじめています。今後、Cookieブロックの流れが加速化していく時代の中で、今注目されているのがユーザーから許諾を得た上で、ユーザー自ら提供するZERO-PARTY DATAです。 このZERO-PARTY DATAは当然ユーザー自らから提供するものになるので、企業は彼らとの間で信頼や関係性(エンゲージメント)といったものを築いていく必要が出てきます。そこで、今あらためて求められているのが "コンテンツ"を起点としたコミュニケーションである"コンテンツマーケティング"です。 コンテンツマーケティングを語る上で避けては通れない言葉である"Content is King"というビル・ゲイツ氏の90年代に提唱された言葉ですが、Facebook社のMarketiing ExpertであるMari Smith氏はそれに対してミレニアル時代のアンサーとして、"Engagement is Queen. She rules house"というコンテンツマーケティングの本質を突いた言葉を掲げています。つまり、コンテンツはたしかに今尚もキングではあるが、実際にルールを支配しているのはエンゲージメントであり、「エンゲージメントこそが最も重要である」と述べています。 これからのコンテンツマーケティング コンテンツが無数に溢れている時代だからこそ、今求められているのは本当にユーザーにとって必要な質の高い、企業との間でエンゲージメントが築けるコンテンツではないでしょうか? これまでのコンテンツマーケティングでは、主にPVやコンテンツの量ばかりに注目が集まっていましたが、これからは単なるPVではなく、ユーザーのエンゲージメントこそがKPIになる時代になると考えます。 TRENDEMONだからこそ実現できるエンゲージメント計測 TRENDEMONでは独自の計測テクノロジーによってユーザーの長期間のカスタマージャーニーを可視化することが可能となります。これにより、セッションを超えたユーザーの動きがわかるため、日を跨いでどれくらいの頻度で再来訪してきているのかといった、いわゆるユーザーのエンゲージメント度合いを計測することが可能です。 さらには、読了率や回遊率といったユーザーのコンテンツへのエンゲージメント度合いもスコアとして可視化することにより、コンテンツのパフォーマンスも評価することができます。 〜最後に〜 イベントでは、その他にもTRENDEMONを実際にご導入頂いている企業のご担当者様から実際にどのように弊社の計測データにをご活用頂いているのかご紹介頂きました。今後も国内の"コンテンツマーケティング"に取り組む企業様のお役に立てるよう、プロダクト機能のアップデートを今後も予定しております。

read more >

「サッポロビールが取り組むコンテンツマーケティングと企業コミュニケーションの未来について」〜TRENDEMON導入事例Vol.1〜

〜TRENDEMONをご活用頂いている企業のご担当者様に、実際のご利用方法やコンテンツマーケティングの取り組みについてご紹介する、インタビュー企画。記念すべき第一弾はサッポロビール株式会社様です。『男は黙ってサッポロビール』という名コピーで知られているサッポロビールですが、企業のコミュニケーションがマスからデジタルへとシフトしていく中で、ビール会社としてこれから生活者との間でどのようなコミュニケーションを新たに築こうとしているのでしょうか?国内においてまだ前例のない海外の新興アドテクノロジーのみならず、コンテンツマーケティングにおいても先進的な事例を創り続けているサッポロビールマーケティング開発部コミュニケーションデザイン室 福吉敬氏にお話を伺いました。〜 <PROFILE> サッポロビール株式会社 マーケティング開発部 コミュニケーションデザイン室 福吉 敬 氏 略歴: 1972年北九州市出身。多摩美術大卒。 国内酒類メーカーから外資メーカーを経て、サッポロビール株式会社へ。 (TRENDEMON):まず、ご担当されている業務について簡単に教えてください。 (福吉氏):マーケティング開発部コミュニケーションデザイングループというところで、主にメディアプランニングとバイイングを担当しています。デジタル領域の広告施策の全体プランニングに始まり、分析なども担当しておりますが、施策の中で雑誌やラジオやTVなどのメディアとの連携が求められてきており、デジタルだけではない統合的なプロモーション領域も担当しております。 サッポロビールとの出会いについて (TRENDEMON):「男は黙ってサッポロビール」という名コピーにあるようにサッポロビール様は昔から特にクリエイティブやコンテンツというものに強い独自性やメッセージ性があるように感じています。福吉様がもともとサッポロビールに入社しようと思ったのもそういったブランドメッセージ、コンテンツに魅せられたものがあったのでしょうか? (福吉氏):もともと以前からエビスビールの愛飲者であり、ファンだったということもあるのですが、実は私の生まれ故郷が北九州市の小倉というところで、サッポロビールのビール工場が家の近所に当時存在していて、個人的な原風景として記憶に残る身近で特別なブランドでした。そういったこともあり、入社のオファーを頂いた時にはとても嬉しかったのを覚えています。 サッポロビールが考えるコンテンツマーケティングの重要性について (TRENDEMON):今現在、アドブロックやITPによるCookie排除の動きが高まっている中で、サッポロビールとしてコンテンツマーケティングに対しての取り組みを改めて強化されている理由はどこからきているのでしょうか? (福吉氏):ご周知の通り、アドブロックといった問題だけでなく、根本的に情報が溢れている今現在、生活者の方とのコミュニケーションを企業が取る上で重要なのは、どれだけ「自分ゴト化」をしてもらえるかだと思います。趣味嗜好が多様になっているからこそ、「自分ゴト化」をしてもらうには企業が発信するものは、一方的なメッセージではなく、1人1人に合わせたストーリー性を持った深く刺さる「コンテンツ」である必要があります。私個人の中で言えば、家の近所にあった「ビール工場」が一つのストーリーを持つ、思い入れの拠り所になっています。 (TRENDEMON):「自分ゴト化」してもらうには、企業が1人1人の生活者の文脈に寄り添うことが求められるからこそ、そのためにはコンテンツマーケティングが必要だということですね。 (福吉氏):はい。ブロードで純広を打つような一度で広範囲な情報を届けるリーチ重視のプロモーションのあり方だけではなく、コンテンツマーケティングのような確実に1人1人の生活者に寄り添ったコミュニケーションもこれからの企業発信のあり方として形作っていきたいと思っております。 抱えていたコンテンツマーケティングの課題 (TRENDEMON):コンテンツマーケティングが重要であるという一方で、これまで多くの企業がコンテンツマーケティングに挑戦したものの、本当に意味があるのか?といった疑念を持たれている現実もあるかと思うのですが、サッポロビール様が抱えていたコンテンツマーケティングの課題はありましたでしょうか? (福吉氏):はい。コンテンツマーケティングを実施していく上で、当然あるコンテンツを企画する上で仮説をもとに制作していくのですが、実際に自分達が頑張って作ったコンテンツが本当に人々の心に届いているのか?ブランドに対して少しでも興味を持ってくれたのか?といったことが客観的なデータとして可視化することができていませんでした。従来の計測ツールでみると、確かにPVは伸びているか、滞在時間は増えているかはわかるのですが、あくまでそのデータは点でしかなく、その後のユーザーのジャーニー、動きは可視化することができませんでした。特に外部メディアなどのタイアップ施策においてはコンテンツを読んだユーザーがその後本当にブランドページに来訪してくれているのか?などは全く見ることができません。これでは、当然コンテンツマーケティングの真価を把握することは出来ていませんでした。 カスタマージャーニーの可視化によってコンテンツの価値が明らかに (TRENDEMON):そういった中でコンテンツ計測ツールTRENDEMONをご導入頂いて、その後はいかがでしょうか? (福吉氏):TRENDEMON導入後はこれまで自分達が作ってきたコンテンツが数値としてどれだけブランドに貢献しているのかをチーム全体で把握することができるようになりました。特に、弊社が作ってきた『OVER QUALITY』という日本中にある絶景スポットで撮影をしたアウトドア系のコンテンツがあるのですが、これまでなんとなく読まれている事はわかるのですが、その内、どれだけの人々が継続的にサッポロビールのブランドページに再来訪してくれているのか把握できず、この企画自体の継続意義が見いだせていませんでした。しかし、TRENDEMONの分析結果から、『OVER QUALITY』のコンテンツを読んだユーザーは読後行動として、その後各ブランドプロダクトページ来訪に貢献しているという非常に嬉しい発見がありました。コンテンツの貢献度を可視化することで、これまで以上に自信を持ってコンテンツづくりができるようになりました。 『OVER QUALITY』 出典:http://www.sapporobeer.jp/special/overquality/ サッポロビールが見据えるコンテンツマーケティングについて (TRENDEMON):最後に、サッポロビールが見据えるコンテンツマーケティングについてお聴きしたいのですが、数年前に国内ではオウンドメディアブームがあり、コンテンツマーケティングに取り組む多くの企業が増えた一方で、いまだに国内ではSEO対策の一つとしてコンテンツマーケティングを捉えている方が多く存在しています。今後、サッポロビールが見据えるコンテンツマーケティングのあり方について教えてください。 (福吉氏):今後、コンテンツマーケティング周りでは、まず現状各ブランドでそれぞれ実施していた自社コンテンツを一つにまとめるポータルサイトを作成しようと思っています。背景としましては、先程お話しました通り、企業のメッセージやストーリーを通常の純広告だけでは深く浸透させることが難しい状況があります。 この解決策として、まずはサッポロビールやお酒のファンだけではなく、ライフスタイル全体として幅広い人々に興味を持ってもらえるような場所をつくり、これまで接点を持つことができなかった生活者とエンゲージメントを少しずつ積み上げ、一人ひとりの気持ちに寄り添ったコミュニケーションをコンテンツマーケティングを通して実施していきたいと考えております。 “インタビュー後記” 広告の効果だけでなく、コンテンツの効果についてもこれまで以上にシビアに問われ出してきている現在、サッポロビール様の今回のコンテンツマーケティングの取り組みはとても多くのヒントがあったのではないでしょうか?(話が少し逸れますが)昨年開催されたコンテンツマーケティングワールドというグローバルイベントで、用いられたイベントキーワードは「TRUST」だったそうです。世界中のマーケター達が今企業に最も必要なのは人々の「TRUST」を獲得することだと考えて、日々コンテンツマーケティングを取り組んでいます。コンテンツマーケティングの意義が今改めて見直されている中、今回のサッポロビール様のコンテンツマーケティング事例のように、一人ひとりの生活文脈に寄り添ったコミュニケーションを目指していくことで、人々の「信頼」は勝ち得ることができるのではないかと思います。 既に知られているように、コンテンツマーケティングの道のりは極めて長く、実際にビジネスゴールへの貢献が感じられるまで商材によっては半年以上かかる場合もあります。しかし、サッポロビール様のようにまずはコンテンツの役割=ユーザーの気持ちに寄り添う(エンゲージメント)という中間指標を設けることで、短期間の間で何度もコンテンツの改善を図ることができます。そのためには、当然カスタマージャーニーを可視化することが求められます。TRENDEMONでは一人ひとりのユーザーがどのようにジャーニー上でコンテンツに対してエンゲージメント(読了、回遊、再来訪etc…)しているのかだけでなく、継続的にそのユーザーのジャーニーをトラッキングすることで、最終的にデジタル上だけでなく、外部パートナー様との連携で店舗上でも購買したのかを可視化することが可能です。これまでコンテンツマーケティングではコンテンツが本来のビジネスゴールにどれだけ貢献しているのかは、ブラックボックスの状態が続いていましたが、TRENDEMONによって、この状況を少しでも改善し、「コンテンツの価値計測」を少しでも普及させる事ができればと思います。

read more >

【コンテンツ分析と評価の重要性】コンテンツに潜むコア・バリューについて

コンテンツ分析によって何がわかるのか? TRENDEMONでは分析ツールの提供だけではなく、クライアント企業のコンテンツ分析のサポートも実施しています。実際に分析のサポートをさせて頂く中で、よくある話ですが、当たり前だと思っているコトや、サービスの価値が外からみると実はとても魅力的な要素だったり、ユーザーの隠れた思いなどが垣間見れることがあります。今回はコンテンツ分析に関して皆様がよく感じる疑問やコンテンツ分析によって何がわかるのか?などについてご紹介させて頂きます。 コンテンツは本当にビジネスゴールに効いているのか? コンテンツマーケティングご担当者様が社内で最も多く投げられる命題のひとつに「コンテンツは本当に意味があるのか?」というようなものがあります。コンテンツを制作するのには手間だけでなく、大きな予算が動くこともあり実際にビジネスゴールへの貢献度を数字で分かりやすく社内にフィードバックすることは当然必要となってきます。そこで上記のご要望に対して、TRENDEMONでは主に以下のように分析をサポートしております。 ■ジャーニー比較分析 コンテンツ経由でCVしたカスタマージャーニー/コンテンツを触れないでCVしたカスタマージャーニーの2つを比較することで実際にコンテンツROIを明らかにすることができます。上記の分析をすることにより、実際にCVRのパフォーマンスにどれだけの差があったのかや広告費削減にどれだけコンテンツが貢献したのかということを金額換算ベースで明らかにすることも可能になります。 上記を分析するには基本的にユーザーがアノニマスの状態でコンテンツに初回来訪してから、CVするまでのセッションをまたいだカスタマージャーニーを可視化できるトラッキング技術が必要となってきます。TRENDEMONでは基本的にワンタグのみの設置でユーザーがいつ来訪し、どこの流入元から来て、どのようなコンテンツを見て、CVしたのか?ということが全て分かるようになります。 その結果、例えば「コンテンツ見なかったカスタマージャーニー」と「コンテンツ接触のあるカスタマージャーニー」を比較することでそれぞれのその後のCVに至るまでのパフォーマンスを明らかにすることができます。 ■高アトリビューションコンテンツ分析 TRENDEMONではコンテンツのパフォーマンスを評価する上でCVだけではなく、「読了率」や「回遊率」などエンゲージメント指標もスコア要素のひとつとして加味しています。このスコアをもとに非常に地道な作業になりますが、コンテンツとしてアトリビューションスコアが高いコンテンツをグルーピングし、コンテンツの中身の共通要素をテキストマイニングなど活用し、ひとつひとつあぶり出していきます。このような分析をすることで、冒頭でご紹介したコンテンツに潜むユーザーインサイトや、その企業のコア・バリューを可視化していくことができるようになります。 コンテンツの価値証明に重要なこと しかし、実際にコンテンツを分析しようとしてもコンテンツの数が膨大にあったり、そもそもカスタマージャーニー上でコンテンツの介在価値を可視化しようとしても、従来の計測ツールでは分析設定で時間や手間がかかったり、いざ設定が完了してもサイロ化したデータを集計する必要が出てきたりと実際に有益なアクションにつながるインサイトを掘り出すまでに膨大な時間を取られてしまうのではないでしょうか? コンテンツマーケティング担当の多くの方がリソースが限られている中で上記の事を実施するにはかなりのハードルがあるのではないでしょうか? 上記の課題に対してTRENDEMONではツールのご提供から導入までのサポート、そして本国イスラエルのデータサイエンティストと連携した国内のカスタマーサクセスチームがコンテンツ分析をサポートさせて頂いております。これまでコンテンツ分析はなかなか簡単にできるものではありませんでしたが、今ではツールのお陰でハードルは格段に下がってきております。 「コンテンツは意味があるのか?」といった投げかけられたままのコンテンツマーケティングの現状をコンテンツ制作に取り組まれている皆様と一緒に変えるべく「できる事」から一歩一歩前進していければと思います。 今後も国内のコンテンツマーケティングに挑戦している方々のお力添えができるよう尽力してまいりたいと思いますので引き続き何卒宜しくお願いします。

read more >

コンテンツマーケティングで今起こっていることーその①「現状把握編」

数年前から国内では”コンテンツマーケティング”というワードが徐々に注目されてきて、今や聞いたことがない人の方が少ないのではないでしょうか?しかしながら、依然として「コンテンツマーケティング」というものが一体何を指していて、どういうマーケティング定義なのかまだ理解されていない方も多いのではないでしょうか? 今回から「コンテンツマーケティングで今起こっていること」と題して、現状把握を含めてわかりやすくイラストを交えて「コンテンツマーケティングとは何?」ということを皆様と一緒に考えていければと思います。 ネット広告=焼き畑農業の現状? 国内のデジタルマーケターがよく、ネット広告の課題について議論する際によく例えられる言葉に「焼き畑農業」というワードがあります。 つまり、ネット広告のあらゆる手段を使って、焼き畑農業のように収穫物となる「顧客」を刈り取きった状態を指しています。 その背景として、現状のネット広告では依然として広告におけるラストクリック上のCPAというKPIの範疇でしかマーケティングリソースが配分できておらず、その結果「顧客を育成する」マーケティング施策が全くできずに焼き畑農業のように(広告でしかリーチできないすでにニーズが顕在化した)顧客を「刈り取りきった」状態があるようです。 しかし、話を本来のコンテンツマーケティングに戻すと、コンテンツマーケティングでは一概に上記のペイド広告を悪とするような考え方はしません。 また一方で「コンテンツマーケティング」を実施しようとしている方からよくお聴きする声として、「いずれペイド広告をしなくても済む」や、「SEOからのオーガニックCV」のみを期待しているというような事が多く耳にしますが、これも本質的なコンテンツマーケティング本来の定義から離れています。 コンテンツマーケティングの世界では”Content is KING, Distribution is QUEEN”とよく言われています。つまり、大切な企業のコンテンツを効率よく適切なユーザーに届けることをコンテンツマーケティングの世界では重要としています。従って、ペイド広告=悪というような考え方はしません。 コンテンツマーケティングって何? 前述の通り、現状の”焼き畑的な”刈り取り型のデジタルマーケティングでは多くのマーケターがニーズが顕在化したユーザー中心のマーケティング活動に限界を感じているようです。その中で今、コンテンツマーケティングが再び注目されはじめています。 では、「コンテンツマーケティング」とは世界的にそもそもどのようなマーケティング活動を指すのでしょうか?次回は「コンテンツマーケティングで今起こっていること」ーその②「コンテンツマーケティングとその評価方法について」ご紹介できればと思います。

read more >

Outbrainパブリッシャーサミット2018年で発表されたTRENDEMON(トレンデーモン)が掲げる新たなメディア指標とは?

2018年7月11日に開催されたOutbrain社によるパブリッシャーサミットに、今年はTRENDEMONも登壇致しました。コンテンツマーケティング領域におけるアトリビューション解析ツールのTRENDEMONとして国内のメディア様向けに今回はPVだけでない新たな価値指標となるAttentive Audience(アテンティブオーディエンス) を発表させて頂きました。 Attentive Audienceの定義としては、弊社の統計解析のデータから最もエンゲージメントの高いユーザーである読者に共通する行動パターン要素として「メディアサイト内に2回以上来訪し、尚且、3PV以上読了しいている」という条件があり、いわゆるメディアのファンとなり得る質の高いユーザーをAttentive Audienceとして弊社では定義付けを行い、ダッシュボード上でそれらのユーザーのカスタマージャーニーを可視化することが可能となっております。 このTrendemonのAttentive Audienceによって、これまで主にPVだけでしか可視化されてこなかったメディアバリューを、単にPVだけでない、メディアが本来持つユーザーのエンゲージメント率から導き出されるブランド力を可視化していくことが可能になります。 また、本イベントではメディア様とのお取り組み事例として、grape様との最新活用事例をご紹介させて頂きました。 これまでメディア様のタイアップ記事のKPIとしては主にPVだけでしか見れなかった現状に対して、TRENDEMONのアトリビューションツールによってこれまでベールで覆われていたCVへの貢献度を可視化することに成功致しました。 実際に、タイアップ記事と通常の一般記事との全カスタマージャーニー上におけるCVRを比較したところタイアップ記事の方が平均で+4.8%高い結果となり、また記事単位の読了率でみても+9%という極めて高いエンゲージメント結果が明らかになりました。※下図ご参照 これまではラストセッション上でしか主に評価されてこなかった現状の中で、アトリビューション分析を行うことで最初の”ランディング“でCVに寄与しているコンテンツ、ひいては中盤の”ナーチャリング“フェーズでCVに寄与しているコンテンツが明らかになることでマーケティングファネル上全体を最適化することが可能となります。 国内におけるアトリビューション分析は導入工数のカロリーの高さや、分析の複雑さから、まだまだ発展途上の中で、TRENDEMONのアトリビューションツールでは従来の他社ツールと比較して平均で10倍以上の速さでアトリビューション解析が可能となっています。 弊社イスラエル発アトリビューション解析ツールのTRENDEMONは今年の7月から正式に国内での営業活動を本格的にスタートさせました。すでに国内では30社以上のお客様に導入が進んでおり、今後もコンテンツマーケティング領域におけるアトリビューション分析を通して皆様のお役に立てることができればと思いますので引き続きご愛好のほど何卒宜しくお願いします。

read more >

コンテンツマーケティングワールド2018RecapにTRENDEMON JAPANが協賛致します。

今年、アメリカで開催されたContent Marketing World 2018 主催のコンテンツマーケティングワールド2018のRecapイベントにTRENDEMON JAPANとしてジョインさせて頂くことになりました! コンテンツマーケティング領域における「コンテンツ計測の世界標準」となるべく、2014年にイスラエルで創設者の Avishai Sharon によって創設された TRENDEMON。2018年7月に正式に日本法人として本格的な活動をスタートし、すでに50社近くの大手企業を中心とした、コンテンツマーケティングを牽引する企業に導入されています。 現状、ブラックボックスだった「コンテンツのビジネスゴールへの貢献度」を可視化すべく、TRENDEMON ではワンタグを設置するだけでクロスドメイン、クロスデバイスでユーザーが接触したコンテンツジャーニー全てをトラッキングすることが可能となり、従来ツールの10倍以上の速さでアトリビューション分析が実現できます。 アトリビューション分析において、これまで日本ではそれを試みた多くの企業が、実際の運用に至るまでの設定、分析の複雑さから、定着、普及がまだどの企業もできていません。こうした現状の課題に対して TRENDEMON は、アトリビューション分析を誰でも簡単にできるようなダッシュボードをご提供致しています。 今年、アメリカクリーブランドで開催された「Content Marketing World 2018」でも TRENDEMON はオフィシャルスポンサーとして参加しました。今回はここ東京でも本イベントの Recap が行われるにあたって、弊社のご紹介をさせて頂く貴重な機会を頂くことができました。ご参加されるみなさまの、少しでもお役に立てるお話できればと思っています。 イベント情報はこちら!

read more >